ブラシやスポンジ、雑巾、モップなどなど、おうちを掃除するにもいろんな道具が必要になります。でも、基本的な道具は決まっているので、それだけあればあれこれ買わなくてもきちんと掃除ができますよ。汚れにあった道具を使えば掃除はもっと効率的になります。
そこで今回は、「コレだけあれば十分!」な掃除道具やおすすめのアイテム、便利グッズについてご紹介します。
掃除道具に必要なものは、たった6つ
掃除の道具を全部そろえようと思うといっぱいありそうなものですが、基本の道具は以下の6種類だけです。
- 基本の道具
- ① 雑巾
- ② スポンジ
- ③ ブラシ
- ④ 掃除機
- ⑤ ハンディモップ
- ⑥ ペーパーモップ
これだけあれば家のどんな場所の汚れもキレイにできます。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
① 雑巾
掃除の基本である拭き掃除に必要なのが「雑巾」。水拭きすればたいていの汚れはキレイにできます。わざわざ買わなくても、着なくなった服などの端切れを使ってもかまいません。
「マイクロファイバークロス」という、繊維残りが少なく乾きが早い素材の雑巾もあります。綿素材の雑巾に比べて鏡や蛇口などを拭くときに使うとピカピカになっておすすめです。
② スポンジ
水回りの汚れ掃除に活躍するのが「スポンジ」。水分を含ませてこするだけでも軽い汚れは落とせます。浴室や浴槽、洗面台など、水回りの平らで広い面を掃除するときに効果を発揮します。
ただのスポンジよりも汚れをかき出しやすい「メラミンスポンジ」もあります。通常のスポンジとは別で用意しておくと頑固な汚れを落とせて重宝します。
③ ブラシ
スキマに入り込んだ汚れをかき出してくれるのが「ブラシ」。雑巾やスポンジでは届きにくい場所に力を発揮します。凸凹していたり入り組んでいたりする場所には専用のブラシを用意しておくと掃除がはかどります。
細かな場所は通常のブラシではキレイにできないことも多いので、使わなくなった歯ブラシを使うと効果的です。
④ 掃除機
床のゴミを効率よく取るのに便利なのが「掃除機」。ノズルを変えれば細かな場所のホコリも一掃できます。布団やソファなどの布製品の汚れを吸い出すのに力を発揮します。
⑤ ハンディモップ
凹凸のある場所や、高さのある場所にたまったホコリを強力に絡め取ってくれるのが「ハンディモップ」。取っ手が伸縮したり、ヘッド部分に角度をつけられるものもあります。手の届きにくい場所の掃除にはぴったりなんですよ。
⑥ ペーパーモップ
床や天井、壁など、広い平面の掃除にぴったりなのが「ペーパーモップ」。ドライシートでホコリを取り、ウェットシートで水拭きなどもできるのがポイントです。軽くて音もしないので1本あると便利ですよ。
掃除道具の選び方とは?
場所や汚れに合わせて掃除道具を選べば、掃除自体がもっと簡単になります。落ちにくい汚れがあったら道具を変えてみるとスルッと落ちることも。
汚れで選ぶ
乾いたホコリやゴミは濡らすとかえって落ちにくくなるので、掃除機で吸い取るか、モップで払うかするのが基本です。反対に、湿った汚れやこびりついている汚れはスポンジや雑巾などでこすり洗いを。
掃除場所で選ぶ
床やテーブルなどの平らな面を掃除するなら、雑巾やスポンジなどでかまいません。ただ、凸凹した隙間があるなど入り組んでいるところの汚れはブラシで落とします。
次からは、掃除の場所別に基本の掃除道具とおすすめアイテムをご紹介します。家中を効率よくピカピカにするのに、ぜひ参考にしてください。
掃除道具のおすすめ!リビング編
- 基本の道具
- 掃除機
- 雑巾
- ペーパーモップ
- ハンディモップ
- 用意する洗剤
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
リビングにできる汚れは基本的に「ホコリ」「皮脂汚れ」。掃除機やハンディモップでホコリなどのゴミを取り除いたら、モップや雑巾で拭き掃除してあげればキレイなフローリングを取り戻せます。
床のベタつきは、皮脂や食べかすなどの油汚れ。食器用の中性洗剤でも汚れがスッキリ分解できますよ。薄めて雑巾につけて使ってください。
二度拭きが不要な『かんたんマイペット』などのリビング専用の洗剤を使っても構いません。
リビングで使う掃除道具のおすすめ
●『ダイソン V8 Fluffy SV10FF2』
吸引力が落ちないことで有名なダイソンのスティック型掃除機。コードレスタイプで軽やかに動き回れるだけでなく、ノズルを付け替えればハンディ型にもなり、ソファなどにも使用できます。
●『激落ちくんクロス 10枚入り』
極細の化学繊維で折られた、マイクロファイバー製の雑巾。吸水性にすぐれていて、しかも絞ればすぐに乾燥する特徴があります。素材を傷つけず汚れをしっかりキャッチするので、フローリングなどにもぴったりです。
●『クイックルワイパー』
ヘッド部分にシートをはさんで使用するペーパーモップ。細かい突起のついたクッション素材のヘッドが、シート全面でホコリや髪の毛をしっかりキャッチします。極薄型のヘッドなので、家具下のお掃除もラクちんですよ。
●『ダスキン エレクトロン・エル-E』
くるくる回しながらホコリが取れるハンディモップ。従来のタイプは静電気を発生させてホコリを取る仕組みですが、このタイプは独自開発の「固定電荷」でキャッチするので、家電系のお掃除にもおすすめです。
掃除道具のおすすめ!トイレ編
- 基本の道具
- 『トイレクイックル』などのお掃除シート
- トイレ用ブラシ
- 用意する洗剤
- 『トイレマジックリン』などの中性洗剤
- 『トイレハイター』などの塩素系漂白剤
トイレの汚れは放置しなければ簡単に落ちるものばかり。使い捨てのお掃除シートを使ってササッと掃除するのが基本です。
洗剤は中性洗剤を選びましょう。黒カビなどが発生した場合には塩素系漂白剤などを使ってください。
トイレで使う掃除道具のおすすめ
●『トイレクイックル』
厚手でやぶれにくく、凹凸状のシートで汚れをしっかりかき取れます。サイズも大きめで、汚れが手につく心配がありません。使用後はそのままトイレに流して捨てられるのもうれしいですね。
●『マーナ 2 in 1 トイレブラシ』
形状のちがう2本のブラシがセットになっていて、一緒に収納できるスタンド付きのアイテムです。大きいブラシは排水口の奥に届きやすく、小さいブラシは絶妙な角度でフチ裏にフィットするので、これだけでトイレをピカピカにお掃除できますね。
掃除道具のおすすめ!お風呂編
- 基本の道具
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 用意する洗剤
- 『バスマジックリン』などの中性洗剤
- 『カビキラー』などの塩素系漂白剤
お風呂は凸凹している面が少ないので基本の掃除道具はスポンジでOK。細かいスキマに入り込んだ汚れは使い古しの歯ブラシを使ってください。
基本の掃除には中性洗剤が1本あれば大丈夫。ガンコな黒いカビの生えてしまった場所には漂白剤でつけ置きすれば元通りになります。
お風呂で使う掃除道具のおすすめ
●『スコッチブライト バスシャイン 抗菌スポンジ』
特殊な研磨粒子を配合したお風呂スポンジで、しつこい湯アカがラクに落とせます。水切れがよく、抗菌加工でヌメリもつきにくい仕様です。ラックやタオルバーに引っかけられる形で、収納にも困りません。
掃除道具のおすすめ!キッチン編
- 基本の道具
- スポンジ
- 雑巾
- 歯ブラシ
- 用意する洗剤
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- 『カビキラー』などの塩素系漂白剤
- 『キッチンマジックリン』などの台所用洗剤
キッチンでできる汚れは、大きく分けて「生ゴミの汚れ」「油汚れ」の2つ。
シンク全体など広い範囲をお掃除するときはスポンジを使いますが、わざわざ掃除用に買わなくてもOK。ダメになった食器洗い用スポンジを使えば、最後までムダなく使用できて経済的です。
細かい場所の汚れは歯ブラシか竹串などでキレイにできますよ。
ガンコな汚れには、お湯を使ったり時間をかけてつけおきしたりといった一工夫ができますよ。
キッチンで使う掃除道具のおすすめ
●『パルスイクロス』
極細の天然パルプ100%から作られていて、洗剤を使わなくても汚れをキャッチする力があります。ガンコな油汚れもスイスイ取れるので、コンロまわりや電子レンジなどのお掃除にぴったり。汚れても水ですすげば簡単にキレイになります。
掃除道具のおすすめ!玄関・ベランダ編
- 基本の道具
- ほうき
- ちりとり
- ブラシ
- 用意する洗剤
- 『マイペット』などの住居用洗剤
玄関やベランダには砂ボコリなどの汚れがよくたまります。大きなゴミはほうきでとって、黒ずみはデッキブラシなどでこすればキレイになります。
玄関やベランダの掃除には基本的に水だけで大丈夫。どうしても落ちなかったらマイペットなどの洗剤を使ってみてくださいね。
玄関・ベランダで使う掃除道具のおすすめ
●『プロが考えた! こだわりのホーキ&チリトリセット』
握りやすい形状のグリップで、腰をかかがめず作業できるほうき&ちりとりセット。自立するタイプなので、玄関やお部屋のすみにスッキリ置けます。インテリアにマッチしやすいシンプルなデザインもうれしいポイント。
●『レデッカー デッキブラシ』
ドイツの老舗ブラシメーカーの職人がハンドメイドしたデッキブラシで、良質な天然素材を使っています。シンプルなデザインながら色味がかわいらしく、インテリアにもなるアイテムです。全長95cmで、女性にとって使いやすい大きさですよ。
掃除道具で、日々の掃除が楽になるの?
上で紹介した掃除道具のほかにも、便利な掃除グッズはいっぱいあります。便利グッズをそろえて、掃除を効率的に楽しくしましょう。
粘着カーペットクリーナー
『コロコロ』でよく知られる、粘着性の掃除道具です。カーペットにからまったホコリや髪の毛などをとることができます。テレビを見ながら、電話しながらと「ながら掃除」ができるアイテムなので、リビングの手の届く場所に置いておくのがおすすめ。
●『マーナ fitia コロコロクリーナー』
スタイリッシュなデザインの粘着クリーナーで、インテリアにスッキリなじみます。付属の収納ケースは、本体の出し入れと連動して開閉する仕様で、思い立ったらすぐに使えますよ。
スクイージー
窓掃除を手軽にできるようにしてくれるのが「スクイージー」。窓などツルツルした場所の水をキレイに落としすことができます。
●『Satto 水切りワイパー』
軽量で小回りがきくスクイージーで、その使い勝手とコスパのよさでリピーターが多いアイテムです。ブレードのゴムの範囲が広く、曲面の水切りもスイスイできます。ハンドル部分にはフックなどにかけられる穴付きです。
掃除道具のひと工夫で家事が楽しくなる
毎日家族が暮らすおうちはどうしても汚れが出てきてしまうもの。いくら掃除してもキリがないとうんざりするときもありますよね。
掃除に使う道具でどんな工夫ができるか考えながら掃除をするだけで、汚れ落としはどんどん楽になりますよ。簡単に掃除ができるとなれば毎日の家事ももっと楽しくなりますね。