雨風や花粉、黄砂など、外気にさらされながらおうちを守ってくれている「窓ガラス」。
普段は窓ガラスの掃除まで手がまわらないかもしれませんが、できるだけ定期的に掃除をしておうちのなかを明るくしたいもの。
そこで今回は窓ガラスの掃除方法をご紹介します。
もくじ
窓ガラスにはどんな汚れがついている?
窓ガラスは室内側には手垢やホコリ、結露による水滴など、外側には雨に含まれる汚れや空気中の塵(ちり)・ホコリ、泥などがついています。
どの汚れもガンコにこびりつくことはないので、拭き掃除だけで十分落とせます。
窓ガラスの掃除|基本の方法は?
- 必須
- 雑巾 2枚
- バケツ(洗面器でも可)
一番オーソドックスな掃除法は「水拭き」です。雑巾があればいつでも始められます。拭いてすすいでを繰り返し、最後に乾拭きまですれば完璧。洗剤をわざわざ用意する必要はありませんよ。
室内側の窓ガラスを拭く
汚れの少ない室内側から始める。窓ガラスの上→下の順に拭いていく。終わったらもう1枚の雑巾で乾拭き。
外側の窓ガラス拭く
汚れがたくさんついているのでこまめにすすぎながら同じように水拭きする。仕上げに乾拭きして完了。
ただし、雑巾を使うと細かい毛のほつれなどがついたり、拭き跡が残ったりキレイに仕上がらないことも。雑巾の代わりに極細の繊維がついたマイクロファイバークロスを使うのがおすすめですよ。
次のポイントをおさえて掃除していきましょう。
● 内側→外側の順に拭く窓ガラスは汚れの少ない内側→外側の順番に掃除すると、雑巾を何枚も使わずにすみます。
● 上→下の順に拭く水が垂れて汚れが広がるのを防ぐためにも、上から順番にすすめましょう。
窓ガラスの掃除をラクにすませたいときは道具を工夫!
- 必須
- 新聞紙 1部
- バケツ(洗面器でも可)
- ゴミ袋
窓ガラス掃除が面倒……と、感じてしまう人もいるかもしれません。そんなときは、「新聞紙」を活用しましょう。新聞紙に含まれるインクが汚れを吸着してピカピカに仕上げられます。使ったらどんどん捨てればいいので、すすぎなどの手間を省けますよ。
新聞紙をぬるま湯に浸す
クシャクシャに丸めた新聞紙をぬるま湯に浸し、軽くしぼる。
濡らした新聞紙で窓を拭く
上から下に向かってまんべんなく窓を拭く。室内が終わったら外側も。
別の新聞紙で乾拭きする
窓についた水分がなくなる前に乾拭きする。乾いた新聞紙で拭くと拭き跡が残らない。
クシャクシャに丸めた新聞紙を少し湿らせて、窓ガラスをこするだけ。とっても簡単ですよ。
窓ガラスの掃除|サッシの汚れの落とし方は?
- 必須
- 歯ブラシ
- 『激落ちくん』などのメラミンスポンジ
- 500mlのペットボトル
- あると便利
- 雑巾
- つまようじ
窓を掃除したときに流れた汚れは、その下にあるサッシ部分にたまります。あわせて掃除しておくと窓まわりがキレイになりますよ。
歯ブラシでこする
固まった泥汚れを歯ブラシでゴシゴシこすってかき出す。汚れが固まっている場合はつまようじでかき出す。
メラミンスポンジでこする
サッシの幅に合わせて切ったスポンジを水で濡らし、スーッとこする。端から端へ押し出すようにこすると簡単に汚れがとれる。
サッシの汚れを流す
落ちた汚れをペットボトルにためた水でキレイにすすげば完了。スポンジを使って押し込むように流せば水が切れる。
窓ガラスの掃除|キレイにする頻度は?
窓掃除の頻度は「1〜2か月に1回の簡単掃除」でガラスをサッと拭き、「6か月に1回の本格掃除」でサッシや窓枠までキレイにするのが理想。
12月の大掃除と6〜7月の黄砂が落ち着く時期が本格掃除のタイミングです。
そうはいっても、時間も手間もかかるし頻繁になんて掃除できないですよね。見栄えが悪いくらいでそれほど害はないので、許容できるのであればもう少し頻度は少なくてもOK。
ただし、小さい子供がいて顔を押し付けたり、ガラスを舐めたりする可能性がある場合は、室内側だけでもアルコール除菌スプレーで掃除しておくといいですよ。
窓ガラスの掃除|実は曇りの日がおすすめ
ガラスの掃除は、道具以外にも汚れが落としやすい日、時間帯を選ぶと効果的です。
実は、くもって湿度の高い日がおすすめ。汚れも水分を吸ってふやけています。雨上がりなら汚れ全体が水でゆるんでいるので落としやすくなっています。
室内側の汚れなら、朝の結露している時間に掃除するのもおすすめです。天候(時間帯)を選ぶだけでも汚れの落としやすさが変わってくるんですよ。
窓ガラスの掃除|おすすめのグッズ4選
窓拭きは道具を活用するほど、掃除の時間を短縮したり、手を汚さずに終えられます。洗剤やマイクロファイバークロス、ワイパーなど、工夫をこらした商品がたくさんあるので、必要があれば購入を検討してみてくださいね。
『ガラスマジックリン』(花王)
『ガラスマジックリン』は定番のスプレー式のガラスクリーナーです。2度拭き不要なので掃除に手間がかからないのがうれしいポイント。アルコール除菌スプレーに代えて使うとよりキレイに仕上がります。
『激落ちクロス マイクロファイバー』(レック)
窓を普通の布で乾拭きや水拭きすると、布の繊維などが残ってしまいます。このマイクロファイバークロスなら、繊維がつかずに仕上がりもピカピカ。窓ガラス以外の掃除に使えるので、何枚か用意しておくと心強いです。
『Satto 水切りワイパー』(山崎実業)
ゴム面がなめらかなワイパー。窓ガラスにアルコール除菌スプレーや炭酸水、洗剤を吹きかけ、このワイパーでサッとなでるだけで軽い汚れならキレイに落とせます。汚れがひどい場合は、うまく仕上がらないので拭き掃除に切り替えましょう。
『両面ガラスクリーナー 』(アドフィールド)
磁石の力で窓を挟み込み、両面を一気に掃除できるクリーナーです。これなら部屋にいながら外側の掃除までまとめてできます。高い位置についた窓の掃除におすすめ。分厚い窓では磁石が効かないこともあるので事前によく確認しておきましょう。
窓ガラスの掃除でお部屋も心もスッキリ
窓ガラスの掃除をするなら、雨上がりの日がおすすめ。晴れた日がよさそうなイメージですが、曇りや雨上がりの日は湿度が高いので、汚れが落ちやすくなっているんです。
マイクロファイバークロスで拭き取ればピカピカになりますよ。
窓ガラスを掃除すれば、日差しが差し込んでおうちのなかもいっきに明るくなります。ぜひチャレンジしてみてくださいね。