「ハイホームがすごい!」と聞いたことはありませんか?昔からある洗剤の一つですが、使用したママたちの間で「どんな汚れも落としてくれる!」と人気急上昇中のアイテムです。
そこで今回は、実際に『ハイホーム』を使いながらその劇的な効果を紹介します。
おうちのなかのあきらめていた頑固汚れもピカピカに戻せますよ!
ハイホームって一体何?
ハイホームとは、日本珪華化学工業が販売する洗剤の一つ。昔ながらのかわいらしいパッケージが目を引きますが、そのすぐれた効果で50年以上も愛されるロングセラー商品です。
ハイホームは、ごく小さな顆粒が混ぜられている「クレンザー」とよばれる種類の洗剤です。
クレンザーは顆粒が「汚れに入り込んでかき出す」のが特徴。洗剤成分で汚れを浮かせつつ、顆粒がかきだす仕組みなので、頑固な汚れもしっかり落としてくれます。
ハイホームの中身は?乾燥して固まったら?
ハイホームは顆粒に植物由来の純せっけんを加えてつくられた灰色のペースト状になっています。粘度が高く、ほとんどが顆粒成分でできています。
この顆粒は、温泉から生まれる「湯の花(珪華石)」と呼ばれる、石に似た成分でできた自然由来の成分なので安心して使えます。着色料などの添加物は一切使用されておらず、白っぽい泥のような見た目をしています。
香料なども添加されていないためににおいもほとんどなく、洗剤のにおいが苦手な人でも扱いやすいのがうれしいポイントです。
ハイホームの硬さ
ハイホームのペーストは少し硬めで、クロスに取ると上記の写真のような感じです。このように布などに取って、汚れにこすりつけて使います。
表面が乾いていると少し硬いので、軽く混ぜてから使いましょう。乾燥して固まってしまったら、水を入れてしばらく放置しておくと半練りの状態に戻りますよ。
すぐには戻らないので、数時間〜半日ほど置いてあげてくださいね。
ハイホームはどんな汚れに効く?浴槽の水垢もきれいにできる?
ハイホームは顆粒成分だけでなく、石けん成分も配合されているので「汚れを浮かせながらかき出す」のが特徴。
パッケージ裏面にある通り、次のような「おうちにあるほとんどの頑固汚れに効果がある」と考えて大丈夫です。
・焦げなどのこびりつき
・黄ばみ・黒ずみ
・金属みがき
・浴槽などの湯垢、水垢
・煮こぼれ、こげつきなど
主に、ハイホームが効果を発揮するのは「水回り」。浴槽の水垢もきれいにすることができます。
次からはキッチンで実際に使いながらその効果をご紹介します。今回は4つの使いみちを試してみました。
【ハイホームの使い方】シンクのくすみ取り
まず試してみたのが「シンクのくすみ取り」。ハイホームは油汚れや黒ずみ、金属磨きに使える点から、シンクのくすみ取りにぴったり。
ハイホームを使う前のシンクです。側面を中心に、茶色い黄ばみ汚れや白っぽい水垢の汚れが目立ってきていますね。
① ハイホームで円を描くように磨く
人差し指にクロスを巻きつけてハイホームを取り、磨いていきます。シンクの奥の面だけであれば、指先くらいの量でも十分でした。
ペーストがなくなってきたら都度継ぎ足して進めていきます。まずは力をこめず、磨く場所にまんべんなく広げるくらいで大丈夫です。
② 力をこめて磨く
ハイホームのペーストが広がったところで、力をこめて磨いてみました。するとどんどんと真っ黒い汚れが取れます。ハイホームの微粒子がシンクの表面を削っているのか、金属の臭いがしました。
定期的に掃除をしていても、これだけの汚れが取れることにはびっくり。ペーストを継ぎ足して、念入りに磨きました。
③ すすぐ
すすいで水気をふきとりました。磨いたあとの写真です。黒ずんだ汚れが取れ、白く明るくなっていることがわかりますね。
奥の面をキレイにするのにかかった時間は5分ほど。大きなシンクでもそこまで苦労せずキレイにできそうです。大掃除などの念入り掃除にぴったりですね。
【ハイホームの使い方】蛇口の水垢を取る
シンクと同様に、蛇口のくすみや水垢にもハイホームが大活躍。ついているのはシンクの汚れとほとんど同じなので、シンク掃除のついでに拭いておけば全体がピカピカになります。
磨く前の蛇口の様子です。全体的に水垢がついて白っぽい上、つなぎ目には茶色い汚れも目立って不衛生な状態です。
軽くティッシュでこすっても、なかなか取り除けません。
① 指先に取って磨く
シンクと同じように、ハイホームを指先に付けてクロスで拭いていきます。入り組んだ場所は少し力を込めて磨いていきました。
② ハイホームを拭き取る
軽く拭いただけでも膜がはがれるようにどんどんとツヤが戻ってきます。拭き終えたあとは、モデルルームのようなピカピカな蛇口に戻りました。
白いくすみは軽く拭き取るだけでもすぐに落とせたので、キッチンに常備しておくのもよさそうですね。
【ハイホームの使い方】鍋の焦げ取り
次はキッチンのガンコ汚れの代表格である「鍋底の焦げ」を落としてみます。
今回落とすのはフライパンの底にこびりついたこの汚れ。全体的に茶色くなり、真っ黒な焦げ付きも目立ちます。
① 円を描くようにこする
ハイホームをつけたクロスでこすっていきます。
シンクや蛇口のように軽い力では落とせなかったので、力を込めてゴシゴシと磨きました。
石けん成分が配合されているので、時間がたってこびりついた油汚れも分解され、どんどん落ちていきます。
② 力をこめて磨き、すすぐ
10分もかからず焦げの半分が取り除けました。凹み部分に蓄積された焦げまでは取りきれませんでしたが、全体的にもとの銀色の底が戻っています。
クロスには茶色い汚れがべったり。かなり汚れるので、使い古しの布を使うのがいいかもしれません。
少し力はいりますが、ハイホームの力を一番実感できるのではじめて試すときにおすすめ。困った汚れも面白いように取れていきますよ。
【ハイホームの使い方】包丁のサビ取り
ハイホームは「金属磨き」に使えるので、サビの汚れにもぴったり。ふつうの洗剤などでは落としにくい汚れですが、ハイホームならキレイにできるんです。
今回は包丁にできてしまったサビ汚れを取り除いてみました。
磨く前の包丁です。根本付近や背の部分にサビの茶色い汚れがつき、全体的にくすんでしまっています。
① 刃に触れないようにこする
刃の部分にふれないよう注意しながら、円を描くように磨いていきます。力を込めなくても、擦った端からどんどんツヤが戻ってきます。
今回は狭い範囲ということもあり、使ったハイホームはほんの少しです。
② すすぐ
こすったあとの包丁です。目立っていたくすみが取れ、背にあったサビもすっかり取り除けました。
傷もできないので、大切にしている金属製品の手入れにぴったりですよ。
ハイホームは他にどんな場所で使える?
ハイホームは今回実践した場所のほかにも、家中の掃除で活用できます。
基本的には「水回りの汚れ全般に使える」と考えて大丈夫です。こびりついた汚れを落とすのが得意なので「ガンコ汚れにはハイホーム」と考えてもいいですよ。
キッチン
キッチンではシンク周りの他にも、電子レンジの焦げ付きや換気扇の油汚れ、茶渋のついたコップなどがキレイにできます。
お風呂
お風呂では、水垢を取り除くのに大活躍。浴槽や水栓周りはもちろん、鏡にこびりついたガンコな水垢汚れも軽くこするだけでスルスルと落とせます。顆粒はガラスよりも柔らかいので、鏡に傷をつける心配もありませんよ。
洗面所
洗面所では、洗面台の汚れを落とすのに活用できます。シンクについたくすみが取れてツルツルになりますよ。
ハイホームが使えない場所もある?
ハイホームは何にでも使える万能洗剤に思えますが、実は使えないアイテムもあります。
クレンザーは顆粒が汚れを削り落とす働きがあるので「表面がデリケートなものには使えない」とおぼえておきましょう。とくに次のようなアイテムには使えないので気をつけてくださいね。
・木材
・革
・光沢のあるプラスチック
漆器のようなデリケートなコーティングがあるもの、木製でやわらかい素材のものにはクレンザーは使えません。
プラスチック類はやわらかく、表面に細かな傷を残してしまい光沢がなくなってしまうことがあります。使う前には目立たないところで試してからにするのがおすすめですよ。
ハイホームはどこに売ってる?
水回りに劇的な効果があって人気の高まるハイホームですが、まだメジャーな洗剤ではないので手に入りにくいことも。
大型のドラッグストアやホームセンターなどであれば扱っていることもありますが、近くになければネット通販がおすすめです。
『ハイホーム 400g』
今回使用した『ハイホーム』です。400g入っていて、シンクと蛇口、フライパン、包丁の汚れを落としても4分の1も使いませんでした。
大容量なのでふだんからこまめに使いたいおうちにおすすめです。
『ハイホーム 80g』
まずは少しの量で試してみたい!という人におすすめなのがハイホームの80gパック。
小さなお試しパックで効果を実感してみてから大きなものを買ったり、いくつか用意しておうちのあちこちに置いて掃除しやすくするのもいいですね。
ハイホームを使えば家中がピカピカに
ハイホームがすごいとは聞いたことがあるけど効果がどれくらいなのか、どんなところに使えるのかがわからなくて足踏みしていた人も多いと思います。
でも、ハイホームは、おうちの水回りどこでも使えるクレンザー洗剤なので、気軽に使ってくださいね。とくにこびりついたガンコな汚れを削り取るのを得意としていて、これまであきらめていたような焦げ付きもスルッと落としてツルツルにしてくれる力を持っています。
ひとつおうちにあれば、家中の掃除に大活躍。一度体験してみたらいろんなアイテムに試してみたくて、掃除が楽しみになりますよ。