洗剤いらずでガンコ汚れの掃除ができる!と評判の『パルスイクロス』。

気になるアイテムだけど「どれくらい効果ある?」「うちの汚れにも合う?」などとはじめてのアイテムにつきものの不安もありますよね。

そこで『パルスイクロス』を実際に使ってみた様子を紹介します。掃除アイテム選びの参考にしてみてくださいね。

パルスイクロスとは?

パルスイクロス
パルスイクロスは、極細の天然パルプ100%からつくられた雑巾のことです。一般的なクロスとは違い毛足がかなり長いのが特徴で、毛並みのような独特の光沢があります。

化学繊維は使われておらず、日本製のしっかりしたつくりなのも特徴です。

パルスイクロス
極細で長い繊維がぎっしりと使われているため、さわり心地は毛布のよう。ふつうの雑巾やマイクロファイバーとは違ったやわらかな感触です。

引っ張っても毛が抜けることはなく、拭き掃除でタフに使ってもほつれたりすることはなさそうです。

パルスイクロスが人気の理由。ココが便利!

パルスイクロス
パルスイクロスがここ最近で人気が出ているのは、極細の繊維のはたらきで洗剤を使わなくても汚れを吸着してくれる力があるから。

具体的には、次のような3つの効果があります。

油や水を巻き込んで取り込む

パルスイクロスは水に濡れると毛がまとまり、30本ほどのひとまとまりになります。この毛束が汚れをぐんぐん絡め取ってクロスの内部に取り込む働きをもつので、油汚れや雑菌の汚れまでまとめてスッキリ取り除けるというわけ。

細かな繊維が汚れを効果的に絡め取ってくれるので、洗剤を使わなくても水拭きするだけでツルツルに戻せるほどといわれています。

パルスイクロス自体もすすぐだけでキレイになる

汚れを取り込んで固まった毛束は水に再度浸すことで広がり、取り込んだ汚れも一緒に放出します。なので軽くすすぐだけでも拭き取った汚れがさっぱり落とせます。

すぐに使う前の状態に戻せるので、洗って何度も使えるのもいいところですね。

幅広い素材に使える

パルスイクロスは洗剤を使わないので、拭き掃除できるもの全般の汚れが取り除けると考えて大丈夫。

キッチンなどの水回りはもちろん、リビングのフローリングなどにも使えるので「汚れた場所にはパルスイクロス」と考えてもいいくらいカバーできる範囲が広いんです。

パルスイクロスの使い方は?

パルスイクロス
パルスイクロスの使い方はたったの3ステップ。クロスのほかに必要なものはなく、これだけで掃除を始められます。

最初に水洗い

初めて使うときは一度たっぷりの水ですすいでから絞りましょう。

拭き掃除

持ちやすい大きさにたたんだら、汚れが気になる場所を拭いていきます。

すすぐ

汚れが取れたら、すぐに流水でしっかりすすいだら完了。

広い範囲の掃除は①〜③を繰り返しながら進めれば大丈夫。

次からは、実際に使って汚れを落としてみた様子をご紹介します。

パルスイクロスを実際に使ってみた①|コンロの掃除

パルスイクロスでコンロ掃除
今回はパルスイクロスを使って、IHコンロの掃除を試してみた様子をご紹介します。

今回掃除するのは、炒め物をしたあとのIHコンロ。一見するとキレイですが、角度をつけて見ると油のベタベタする汚れが残っていることがわかります。

① 濡らしたクロスで拭き掃除する

パルスイクロス
クロスに水をふくませて絞ります。公式の案内にしたがって今回は洗剤などは使わず、クロスで水拭きするだけにしました。

古い油汚れなど落ちにくい汚れは、細かく前後に動かしながら進めるとしっかり絡め取ってくれます。拭いたあとには毛の跡が残りますが、毛が抜けて散らかってしまうことはありません。

スルッと落ちるわけではありませんが、たしかに油汚れが浮いている様子です。

乾拭きする

パルスイクロス
水滴が残ったままだと、残った油の汚れがまだらに残ってしまうので乾く前にティッシュなどで拭き取ります。

パルスイクロス
油汚れが浮いていた分、拭き取るだけでもとのピカピカな状態が戻っていきます。

パルスイクロス
乾拭きしたあとはこんな感じ。光沢が戻り、ツルツルになりました。

ふだんは洗剤を使って掃除しているIHコンロも、水拭きと乾拭きだけで掃除ができました。

クロスをすすぐ

パルスイクロス
最後は後片付けをしていきます。パルスイクロスは汚れを吸着する一方、水ですすぐと汚れを放出する力も強いのが特徴。

パルスイクロス
毛にゴミが絡まりついて取れにくそうですが、軽く水に通すだけでスルスルと流れていきました。これならすすいで乾かしておけば、繰り返し何度も使えますね。

パルスイクロス
今回はわかりやすいように大きな洗面器を使いましたが、油を分解しているわけではないので洗面器にベタベタする汚れが残ってしまいました。シンクなどで蛇口からすすぐのがよさそうです。

今回はそれほど頑固でない汚れを掃除しましたが、パルスイクロスは長く放置した油汚れや換気扇などの汚れも落とす力があります。

手強い汚れには洗剤を合わせながら使ってみてくださいね。

パルスイクロスを実際に使ってみた②|サッシの掃除

パルスイクロス
パルスイクロスは洗剤を使わないので、拭き跡ができやすく、すすぎがむずかしい窓まわりの掃除にもぴったり。

今回は窓のなかでも汚れやすい「サッシ」にたまる汚れをとってみました。今回掃除するのはこちら。少しわかりにくいですが、うっすら土ぼこりをかぶって黒ずんでいます。

濡らして拭き掃除する

パルスイクロス
基本的なやり方と同じように、水で濡らして絞ってから拭いていきます。

半分だけ拭いたあとの様子です。上半分は白く明るくなっていますが、下半分は黒ずんだままですね。

ゴシゴシこすったりすることなく、何往復かこするだけでつるつるになりました。

パルスイクロス
全体を拭いたあとのクロスはこんなに真っ黒に。金属の色がくすんでいたためにわかりにくかったですが、思っていた以上に汚れていたようです。

すすぐ

パルスイクロス
最後はシンクに持っていき、流水ですすぎます。蛇口の水を当てると、その部分からどんどんと黒ずみが取れて流れ落ちていきました。

パルスイクロス
軽くすすいだだけでほとんど元通りに。あとは風通しのいい場所で乾かしておけばまた繰り返し使えますよ。

今回はサッシのみを掃除しましたが、窓まわりでは網戸の掃除に使っても大丈夫。窓掃除の仕上げに1枚あると、大掛かりな掃除もどんどん進められますね。

パルスイクロスはどんなところの掃除に使える?

パルスイクロスの使いみちは幅広く、おうちのほとんどの場所で活用できます。

吸水性・吸油性にすぐれている上、ホコリなどのゴミを吸着するのも得意なので、次のような場所の掃除に使ってみてくださいね。

コンロ周り

IH
上で紹介したように、コンロ周りのベタベタ汚れにはパルスイクロスが効果的。

換気扇の汚れなど、かなりガンコなものには食器用洗剤を軽くなじませてから拭き取るのがおすすめ。洗剤の力が相まって、汚れがさらに取れやすくなります。

家電

レンジ

電子レンジや冷蔵庫、炊飯器などの調理家電、エアコンなどの洗剤を使いにくい家電の掃除にもパルスイクロスがぴったり。

ベタッと張り付くホコリは、極細の繊維が絡め取ってあっという間にツルツルに戻してくれます。

窓まわり

窓 網戸

土ボコリなどで真っ黒に汚れる、窓のサッシや網戸の汚れを取り除くのもパルスイクロスは大の得意。

パルスイクロスは毛足が長いので、網戸の片面を拭き取るだけで、両面の汚れが取り除けます。網の隙間からホコリをかき取ってくれるので、掃除にかかる手間が半分ですみます。

フローリングの汚れ

フローリング掃除
パルスイクロスはリビングの掃除にも大活躍。水拭きするだけでいいので、肌の触れるテーブルやフローリングの掃除におすすめ。

とくにフローリングの場合は、フロアワイパーに取り付けてかければ普段の掃除と同じようにスイスイ進められますよ。

パルスイクロスは洗剤と合わせて使うとさらに強力に!

超電水クリーンシュ!シュ!
「パルスイクロス」はどこに使っても重宝しますが、大掃除のときなどひどい汚れを落としたいときは洗剤と合わせて使うともっと掃除がラクになります。

キッチンの換気扇など油でギトギトの場所を掃除する場合は、油を分解する作用の強い「アルカリ電解水」を使うのがおすすめ。水を原料に作られた洗剤なので、使い心地はふだんの掃除とまったく同じ。

泡立ったりすることもないので、改めてすすいだりする手間もないのがうれしいポイント。アルカリ電解水は無印良品やドラッグストアなどでも手軽に購入できますよ。

パルスイクロスのおすすめ2選

パルスイクロスはふだんの買い物で見かけないものなので、欲しくてもどこで手に入れたらいいのかわからないかもしれません。

パルスイクロスはロフトや東急ハンズなど、実演販売をおこなっている店で扱いがあることが多いので、近くにあればチェックしてみてくださいね。

また、ネット通販を利用すれば出かけなくてもすぐに手に入りますよ。ここでおすすめの商品をご紹介します。

『パルスイクロス』(パルスイクロス)

パルスイクロス

出典:楽天

今回用意したのが、このパルスイクロス1枚入りのパック。1000円前後とクロスにしては少々割高ではありますが、汚れ落ちはお墨付き。

洗って繰り返し使えるので、コストパフォーマンスは◎。はじめての1枚におすすめです。

『パルスイクロス3枚セット』(パルスイクロス)

パルスイクロス セット

出典:楽天

家中のあちこちで使ってみたい!という人は3枚パックのお徳用がおすすめ。

キッチンやリビングなど、場所で使い分けるといちいち探さなくてもよくなります。ストック用としてもいいですね。

パルスイクロスを使いこなせばガンコ汚れにももう悩まない!

オイル 油 料理 揚げ物
キッチンのコンロ周りのギトギト汚れは、ちょっとの掃除では取り除けずそのままになっているおうちも多いですよね。

頑固な汚れの掃除は、道具選びひとつでぐっと作業が楽になります。とくにパルスイクロスなら、どこでも使えるので困ったときにとっても重宝しますよ。

油の汚れも水の汚れも取り除けるので「頑固な汚れにはパルスイクロス」と考えれば大丈夫。使いこなせば、頑固な汚れに悩まされることもなくなりますね。