雑誌やネット上で最近話題の『オキシクリーン』。「オキシクリーンを使えばどんな汚れでもスルスル落ちる」と聞いて興味をもっているママも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、オキシクリーンとはどんなアイテムなのか、また実際に使って掃除をするとどうなるのか、使うときの注意点などをまとめてご紹介します。

オキシクリーンを使って、おうちのたまった汚れをキレイに洗い落としましょう。

オキシクリーンとは?

オキシクリーン


『OXI CLEAN(オキシクリーン)』とは、アメリカの代表的な日用品メーカー「チャーチ&ドワイト社」が製造・販売する「酸素系漂白剤」のこと

もともとは衣類を白くする洗濯用漂白剤として発売されましたが、原材料がシンプルで環境にもやさしいことから、洗濯だけでなく掃除にも応用されて使われるようになりました。

今では、掃除から洗濯まであらゆる汚れに効果を発揮する「万能の粉末洗剤」として認知されています。

オキシクリーンは何がすごいの?

注意 ポイント 指


オキシクリーンの主成分は「過炭酸ナトリウム」で、水に溶けることで大量の酸素の泡が発生し、その力で汚れを浮かして落とすことができます。

そんなオキシクリーンがすごいといわれるのは、次の3つの特徴を備えているからなんです。

① 掃除場所を選ばない

オキシクリーンは水に弱い場所以外なら、おうちのどこの掃除でも使えます。汚れの目立つ水回りやリビングのテーブルなど幅広く使えるので掃除に重宝し、1つあればたいていの場所をキレイにできます。

② どんな汚れもキレイに落とす

普通の洗剤ではあきらめざるをえなかったガンコにこびりついた汚れでもごっそり落とせるのがオキシクリーンのすごいところ。拭き掃除やつけおき洗いなど、使い方はたくさんあります。除菌までできるので、掃除したあとはとっても衛生的。

③ 安全に利用できる

酸素の力で汚れを落とすので安全性が高いのが特徴。環境にもやさしく、哺乳びんのようなデリケートなアイテムの掃除にも使えます。ただ、汚れ落ちが強力なので使用するときは手肌への影響を考えて手袋は必要になります。

オキシクリーンには日本モデルとアメリカモデルの2種類あり!成分の違いは?

オキシクリーン比較


日本で手に入るオキシクリーンには、実は「日本モデル」と「アメリカモデル」の2種類があります。

どちらも主成分を過炭酸ナトリウムとしていますが、アメリカモデルには「界面活性剤」が含まれているのが特徴です。界面活性剤は汚れを水に溶けやすくし、泡立ちをうながす働きがあるため、汚れ落ちをさらに強力にしてくれます。

界面活性剤が含まれていると肌に触れたときの刺激が強く、環境への負荷も強くなってしまうため、日本モデルではやさしさを考慮して「界面活性剤」を含まない、よりシンプルな成分で構成されています。

界面活性剤は青い粒状で入れられているので、粉だけ見ても「青い粒があればアメリカモデル」と簡単に見分けられます。

できるだけシンプルな成分で掃除したいなら青い粒がない日本モデルで、汚れ落ちを優先するなら青い粒の入ったアメリカモデルと使い分けるといいですよ。

『オキシクリーン 日本オリジナルモデル(1.5kg)』

界面活性剤が含まれていないので汚れ落ちはアメリカモデルに劣るものの、手肌や環境への負荷が少ないので、より気軽に利用できます。また、泡立ちが少ない分、すすぎで気をつかう必要もありません。

『オキシクリーン アメリカモデル(4.98kg)』

青い粒の「界面活性剤」が配合されているため、泡立ちがよく、洗浄力が高いのが特徴。その分、泡をすすぐ手間がかかります。また、香料が含まれているので、洗濯洗剤のようなさわやかな香りがするのもポイントです。

オキシクリーンの基本的な使い方は?どんな汚れを落とせる?

オキシクリーンをお湯に溶かす


オキシクリーンの使い方は、お湯に溶かすのが基本。熱いお湯ほど効果が高まるので、できるだけ40℃前後のお風呂くらいの湯温で溶かすようにしましょう。

1リットルのお湯に対し、付属のスプーン4分の1を目安に混ぜればあとは汚れに使うだけです。

「掃除用洗剤」と「洗濯用洗剤」の2通りの使いみちがあるので、それぞれどんな効果を発揮するか見てみましょう。

「掃除用洗剤」として使ったときの効果

フローリング床を拭き掃除


オキシクリーンなどの酸素系漂白剤は「アルカリ性」の性質を持っています。反対の「酸性」の汚れにはたらきかけてスルッと落としやすい成分に変えるため、油汚れや皮脂といった酸性汚れを落とすのにぴったりなんです。

また、酸素の泡の力でこびりついた汚れを浮かせるはたらきもあり、鍋底の焦げやコップの茶渋などこびりついて取れない汚れもつけ置きするとはがし落としてくれます。オキシクリーンのつけおき洗い、通称「オキシ漬け」は掃除がぐっと楽になると人気の方法なんですよ。

「洗濯用洗剤」として使ったときの効果

粉末洗剤 洗濯機


オキシクリーンはもともと洗濯洗剤として発売されていたくらいなので、洗濯にバツグンの効果があります。汚れ落ちが高まってシミをキレイに落とせます

また、漂白効果を発揮して汗ジミや皮脂によるガンコな黄ばみ、黒ずみもスッキリ落としてくれます。漂白剤というと色落ちするイメージがあるかもしれませんが、汚れだけに作用するので心配ありませんよ。

オキシクリーンの使い方まとめ!

オキシクリーンで掃除


オキシクリーンを使えば、洗濯から水回りの掃除、リビングの掃除とあらゆる場所をキレイにできます。

今回は、よく掃除で使われるときの場所ごとの使い方に加え、洗濯での使い方もあわせてまとめました

次の順番でご紹介します。実際に洗濯や掃除をしてみた効果もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

① キッチン
② お風呂
③ トイレ
④ リビング
⑤ 玄関やベランダ
⑥ 洗濯

【オキシクリーンの使い方①】キッチン編

オキシクリーンを使った掃除で一番おすすめなのがキッチン。油汚れや焦げつきもオキシクリーンが大活躍します。拭き掃除とつけおき洗いを駆使して汚れをスッキリ洗い流しましょう。

コンロ周りの拭き掃除

IHの拭き掃除


油が飛び散るコンロ周りは、オキシクリーンを使った拭き掃除でキレイにできます。IHヒーターのトッププレートや壁、ベタベタになったフローリングまでひと吹きするだけでサラサラに戻せます。最後はキレイな布巾で水拭きして拭き上げれば完成。もちろんガスコンロにも使えますよ。

オキシクリーンをお湯で溶かし、ボウルいっぱいに用意しておけば大掃除も簡単ですよ。

シンク周りの拭き掃除

シンクにオキシクリーン


シンク周りのステンレスはオキシクリーンの効果が特にわかりやすい場所です。雑巾で軽く拭くだけで表面のくもりがとれ、薄い膜がはがれるようにピカピカの輝きをとりもどしますよ。

オキシクリーンでつけおき


また、こすってもなかなか落ちないシンクの黒ずみには、「オキシ漬け」とよばれるつけおきがおすすめ。

排水口をラップなどで栓をしてシンクにオキシクリーンの洗浄液をためます。一緒に焦げ付いた鍋や五徳などもつけこんでおけば一石二鳥でキレイにできますよ。

鍋の焦げ落とし

鍋の焦げ落とし


こびりついて落とせなくなった鍋の焦げもオキシクリーンを使えばピカピカに。

軽めの油ジミであれば拭き掃除でスルッと落とせます。内側の焦げ付きはオキシクリーンを溶かした水を数分沸騰させ、冷めるまでつけおきしておけば、指で取れるくらいにふやけてきますよ。

食器の茶渋落とし

オキシクリーンでつけおき


コップなどについた茶渋などはまとめてつけおきすればごっそり取り除けます。大きめの鍋にお湯を沸かし、スプーン4分の1ほどのオキシクリーンを溶かしたところにゴロゴロと食器をいれて放置しましょう。

茶渋の掃除


冷めたら取り出し、いつも通りに洗えばOK。焦げ付いた鍋に食器をつけおきすれば鍋も食器もキレイにできますよ。

【オキシクリーンの使い方②】お風呂編

オキシクリーンはカビや雑菌などが気になるお風呂の掃除でも大活躍。除菌効果でイヤな汚れができにくくなりますよ。

小物類の消毒

お風呂につけおき


お風呂のイスや手おけ、子供のおもちゃ類はこまごましていていちいち掃除するのはとっても面倒ですね。そんなときは浴槽にためたお湯でまとめてつけおきで除菌するのがおすすめです。

残り湯を半分くらいに減らし、オキシクリーンを付属のスプーン5杯ほどをいれれば即席のつけおき液の完成。小物を全部浴槽に投げ込み、次の日に洗い流すだけで簡単に除菌できます。

床や排水口のヌルヌル

排水口


床や排水口のヌルヌル汚れにもオキシクリーンが効果的。軽く濡らして薄っすらとふりかけて、数分待ったあとにスポンジでこすり落としましょう。

このやり方なら思い立ったときにすぐ掃除ができますね。

【オキシクリーンの使い方③】トイレ編

除菌効果のあるオキシクリーンはトイレの掃除でも使えます。オキシクリーンを溶かした液を流し込むだけでいいので、別の場所を掃除したあとの液を流すだけでも十分効果的です。

黒ずみの除菌

便器 トイレ 重曹 クエン酸


便器の黒ずみは雑菌やカビが繁殖した証拠です。オキシクリーンを溶かした液を便器に注ぎ入れて除菌しましょう。

放置する時間は少し長めに1時間くらいが目安ですが、長く置いても害はないので寝る前に注ぎ入れて朝流すのもいいですよ。

使い込んでくすみが目立ってきた便器もツルツルの輝きが復活しますよ。

タンクの除菌

トイレタンクに注ぐ


タンクは常に水で満たされていて雑菌が繁殖しやすい環境です。頻繁に黒ずみが出てしまうのならタンクの除菌が必要かもしれません。

オキシクリーンを溶かした液を注ぎ入れ、数時間放置するだけで効果があります。タンクの水は使っているうちに入れ替わるのでわざわざすすぐ必要はありません。漂白成分が広がって、ヌルヌルする汚れをスッキリ落としてくれますよ。

【オキシクリーンの使い方④】リビング編

オキシクリーンは水回りだけでなく、リビングの掃除でも重宝します。よく落とせるのは手垢などの皮脂汚れ。また、カーペットの染み抜きなどにも使えますよ。

壁やテーブルの拭き掃除

テーブルにオキシクリーン


手垢やホコリで汚れた壁や照明のスイッチ、汚れが蓄積して黒ずんだテーブルなどはオキシクリーンの拭き掃除でピカピカに。タバコのヤニなどもスッキリ落とせるので大掃除には大活躍します。水拭きで仕上げればオキシクリーンが残ることもありません。

壁紙やテーブルの材質によっては傷むこともあるので、最初はまず目立たない場所で試してからにしましょう。

カーペットの染み抜き

カーペットにできたシミとり


カーペットの食べこぼし・飲みこぼしは、お湯で溶かしたオキシクリーンの液を湿らせた雑巾で叩くように拭き、最後に水拭き、乾拭きで仕上げればスッキリきれいになります。

イヤな臭い汚れも元から分解してくれるので常に快適なリビングを保てますよ。

【オキシクリーンの使い方⑤】玄関やベランダ

玄関のスペース


オキシクリーンは玄関やベランダのタイル床などの黒ずみも落とせる力を持っています。

バケツ1杯(4リットルほど)の水に、オキシクリーンを付属のスプーン1杯ほどを混ぜたものを用意します。できた洗浄液をタイルにかけて、5〜30分ほど放置するだけです。あとは必要に応じてブラシなどでこすってすすげば完了です。

オキシクリーンの酸素の泡がタイルに詰まった汚れに働きかけ、簡単に取れるようにしてくれますよ。玄関やベランダなど、外に面した土汚れの目立つ場所で試してみてくださいね。

【オキシクリーンの使い方⑥】洗濯

まずは洗濯するときの使い方から。オキシクリーンはふだんの洗濯はもちろん、ガンコな染み抜きまで幅広く使えます。

普段の洗濯に混ぜる

オキシクリーンをふだんの洗濯に


『アタック』などの洗濯洗剤に加えてオキシクリーンを付属スプーンの半分ほど入れると汚れ落ちがぐっと良くなります。お湯で溶いてからいれるのが効果的ですが、面倒なら粉のままでも大丈夫です。

タオルの黒ずみやシャツの汗ジミを防ぐうえ、除菌効果があるのでイヤな臭いが出にくくなるのもうれしいポイント。

お湯に溶かして染み抜きに

オキシクリーンでつけ置き


オキシクリーンは漂白剤なので染み抜きにも使えます。やり方は洗面器にお湯をためてオキシクリーンを溶いて放置するだけ。汚れのひどさに応じて1〜6時間つけおき、そのまま洗濯機に注ぎ入れて普段通りに洗濯したら完了です。

「汗ジミによる黄ばみ」「カレーなどのガンコな油汚れ」「ワインなどの色素汚れ」などほとんどのシミを取り除けますよ。

靴の汚れ落とし

スニーカー 靴 つけおき


運動靴などの真っ黒な汚れは泥や汗などが混ざりあってできています。こすっても落ちないガンコ汚れの筆頭ですが、そんなときもオキシクリーンの出番。

染み抜きのように洗浄液をつくって半日ほどつけておきましょう。汚れがひどい場合はオキシクリーンを多めに入れると効果的。あとはブラシで軽くこすれば汚れが面白いように落ちますよ。

カーテンの洗濯

日差し 窓 カーテン 


おうちではなかなか洗いにくいカーテンも、オキシクリーンを使えば簡単にキレイにできます。

やり方はとてもシンプルで浴槽にオキシクリーンの液をつくり、カーテンをつけ込むだけ。1時間ほどつけおきしたらすすいで、洗濯機で1分ほど脱水に掛けましょう。

カーテンはただ吊るしているだけに思えますが、洗ってみるともとの白さにびっくりするくらい土煙やホコリで汚れています。外の光がいっぱい入ってきてお部屋がもっと明るくなりますよ。

ワンポイント!

エコなわざあり

オキシクリーンは洗濯槽の掃除にも使える

洗濯機

実は、上で紹介した掃除方法は主だったものばかりですべてではありません。もっといろんな汚れをキレイにできますが、特に「洗濯槽にできたカビの退治」に効果があるのでご紹介します。

洗濯機にお風呂の残り湯をためる

高水位になるくらいまで、お風呂の残り湯をためる。

オキシクリーンを溶かす

スプーン1杯のオキシクリーンを溶かす。

つけおき

少し運転して全体に行き渡らせたら3〜6時間ほど放置する。

網などで汚れをすくう

洗濯槽の裏に潜んでいたカビが浮き上がるので、ストッキングや網ですくう。

1サイクル洗濯する

いつも通り1サイクル洗濯して完了。

洗濯槽の裏側は衣類の汚れや水分をエサに黒カビが生えています。ふだんから洗濯にオキシクリーンを使うと洗濯槽の黒カビ予防につながりますよ。

オキシクリーンを使うときの注意点は?

ダメ 禁止 NG 注意


万能洗剤のオキシクリーンは手に入れたらさっそく掃除を始めたいところですが、使うときの注意点が4つあります。

基本の使い方を押さえたら、オキシクリーンを安全に効果的に使うためにもあわせて覚えておきましょう。

① 使うときは手袋をする

ゴム手袋で掃除


オキシクリーンは安全性が高いとはいえ、洗浄力はとても強く、素手で触れると手の皮脂まで分解されてカサカサになってしまう可能性があります。掃除のときは必ずゴム手袋をはめてから作業に取り掛かりましょう。

② デリケートな素材にはテストする

テーブル


テーブルや壁紙など、強い洗剤が向かない素材に使うときは目立たない場所で試してから本格的に使うと安心。漂白剤なので「生木」や「畳」には使えないことは覚えておきましょう。

また、金属でも傷やサビがあるものは避けましょう。オキシクリーンが入り込み、傷みを進めてしまうことがあります。

③ 作り置きをしない

時間


オキシクリーンの有効成分は溶かしたときにでる酸素の泡です。時間がたつにつれて液のなかの酸素は少なくなって洗浄力が落ち、6時間で洗剤の効果がなくなります。掃除に使うときは1度で使い切れる量をつくるようにしてくださいね。

④ 密閉しすぎない

タッパー


粉末の状態でも、少しずつ酸素の泡は出続けています。もし密閉容器にいれてしまうと、酸素の行き場がなくなって最終的には破裂してしまいます。安全のためにもタッパーなどの空気が逃げやすい容器にいれ、シンク下などの冷暗所に保管しましょう。

覚えておきたい

エコなわざあり

オキシクリーンでも取れない汚れってある?

家 はてな どこ ?

どんな汚れにも効く!と人気のオキシクリーンですが、実は苦手とする汚れもあります。

それは蛇口や鏡などにつく白いウロコ状の汚れ「水垢」。この汚れは水に含まれるミネラル分が原因で、オキシクリーンではなかなか落とせないんです。

逆にいうとオキシクリーンは水垢以外の汚れはほとんどスッキリ落とせるので、「オキシクリーンで落ちなかったら別の方法を考える」くらいに思っておけば毎回洗剤を選ぶ手間を省けます。

水垢はアルカリ性の性質があるので、酸性のクエン酸を使うとスッキリ落とせますよ。

オキシクリーンでおうち全体をピカピカに

リビングテーブル フローリング床


オキシクリーンは幅広い用途があるだけに、工夫次第でさまざまなものをキレイにできます。

洗浄力が強い洗剤なので「落とせない汚れを見つけたとき」「大掃除で広い範囲の汚れを落としたいとき」はまずオキシクリーンを使ってみましょう。

使っていくうちにだんだん自分に合ったやり方が分かってきますよ。使い方をマスターすればおうち全体がピカピカになって気持ちよくすごせますね。