『ジフ』をご存知の方は多いと思います。でも、どんなときに使ったらいいのかよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、『ジフ』がどんな洗剤で、どんな掃除に使えるのかをくわしく説明します。
キッチンや浴室、食器洗いなど、1本あればおうち全体を掃除できるので、大活躍間違いなしですよ。
もくじ
クリームクレンザー『ジフ』ってなに?
『ジフ』は、研磨材が入った洗剤を指すクレンザーの1種。汚れを浮き上がらせる界面活性剤と、その汚れを削り落とす研磨材を組み合わせて作られており、頑固汚れの掃除にぴったりです。
とくにジフには、以下3つの特徴があり、使い勝手のいいアイテムです。
①水入らずクリーム状のアルカリ性洗剤
ジフはアルカリ性の洗剤です。もともとクレンザーには、粉末タイプとクリームタイプの2種類があり、ジフはクリーム状を採用しています。
粉末状タイプは削る力が強く、クリーム状タイプは粒子が細かくやさしく磨けるのが特徴です。
ジフはアルカリ性なので油汚れなど酸性の汚れ落としに効果を発揮します。
②汚れよりも固く、ガラスやステンレスよりも柔らかい研磨剤入り
研磨材には、硬い粉や粒などが使われることが多く、磨いたものを傷つけてしまう可能性があります。
しかし、ジフに使われている研磨材は天然成分の「カルサイト」。ガラスやステンレスよりやわらかい特性があるので、お掃除で使用しても傷つけません。
ジフで落とせる汚れや使える素材は?
・焦げ付きや油汚れ
・水あかや石けんかす
・泥や砂などの頑固汚れ
・食器の茶しぶなど
ジフが使えるのはキッチンやお風呂、窓の掃除です。
ジフの研磨剤は、ステンレスやガラスよりも柔らかいので、キッチン用品であれば陶器/ガスコンロ/鍋/シンクの掃除に、お風呂なら鏡や浴槽の掃除に使えます。
研磨材と界面活性剤で、こびりついた汚れだけでなく油汚れなども浮かして落としますよ。
ジフは木材やプラスチック素材に使えない
一方でジフの研磨剤よりも柔らかい素材である、プラスチックや液体の染み込むタイル、木材、貴金属などには使用できません。
研磨材によって傷をつけてしまう可能性があるためです。
その他、樹脂加工面や石材、柔らかい金属素材も同様に研磨剤で傷がつく可能性があるため、使用前に一部で試してみるか、使用を控えるように注意しましょう。
ジフの正しい使い方|①フライパンの焦げ落とし
料理で使い続けるといつの間にか焦げ付くフライパンの裏。キレイにしたいけど、簡単に落ちる汚れではありませんよね。でも、ジフならキレイに落とせます。
それでは、実際に『ジフ』を使って汚れを落としてみましょう。
- ジフを汚れに垂らすジフを焦げに垂らして、ラップで包んだスポンジで磨きます。軽い力で磨くようにしましょう。
- 力は入れすぎず汚れが落ちるまで磨くゴシゴシ力いっぱい磨かなくても、泡が少しずつ茶色くなっていき、汚れが落ちていきます。ニオイも気にならず磨けますよ。今回は、一部しか磨いていませんが、1分もかからずもとのシルバーが顔を出しました。全体を磨いても短時間でキレイにできますよ。黒い頑固な焦げは多少力が必要ですが、強すぎても傷つけてしまうので、力加減には注意しましょう。
- 汚れがおちたら洗い流す汚れが落ちたら水で洗い流して完成です。研磨剤が残っているスポンジもきれいに洗い流すのがポイントです。焦げが薄いうちに定期的にお手入れすれば、いつでもキレイに保てますよ。
ジフの正しい使い方|②シンクの水あか落とし
キッチンや洗面所の蛇口をひねるとき、白くこびりついた水あかが気になることはありませんか?意外と落ちにくいし、強く擦ると傷つくのでとてもやっかいですが、『ジフ』を使えばキレイに落とせます。
力をいれずやさしく磨くだけで曇りがなくなり、ピカピカに仕上がりました。時間もあっという間にできたので、気になったときにササッと手軽にお掃除できます。
ジフの正しい使い方|③食器の茶しぶ落とし
コーヒーやお茶を飲むマグカップは、使うたびに黒くなっていきますが、1つの食器のためだけにつけ置きするのは洗剤がもったいなくて悩みますよね。そんなときは『ジフ』を使ってみましょう。
食器を洗うときの要領で洗えば、簡単に落ちました。つけ置きをするには時間がかかりますが、これなら短時間でキレイになります。
頑固な汚れが、時間をかけずに気持ちよく落ちました。力もほぼ必要ないので、おうちじゅうのお掃除がラクになりますよ。気になる汚れには、ぜひ『ジフ』を使用してみてくださいね。
ジフにはキッチンとお風呂の2種類がある
ジフには、キッチン用やバスクリーナー用の2種類があります。どちらも、キッチンでも浴室でも使用可能なのですが、主にどちらで使いたいかで決めるのがおすすめ。
『ジフ』などのクリームクレンザーには、洗剤成分が含まれており、気になる菌やニオイなどを消す効果も期待できます。
菌やニオイは場所によって特有のものがあるので、主にどこで使いたいかを考えながら選びましょう。
次にジフの種類3つをご紹介します。
1.『ジフ クリームクレンザー キッチン用洗剤』
キッチン用の頑固汚れや油汚れなどをスッキリ取り除くアイテム。IH調理器にも使用できます。水はけもいいので、お掃除に時間がかからないのもうれしいですね。食器にも使用でき、鍋の気になる焦げ付きなども落とせます。
・ステンレスがキレイになるし、簡単にすすげていいです。
・頑固な汚れも、ジフならキレイに落とせます。
- 税込価格
- 237円
- 内容量
- 270ml
2.『ジフレモン クリームクレンザー キッチン用』
キッチン用のジフに天然レモンエキスが入ったタイプ。さわやかな香りが特徴で、お掃除しながら気分もリフレッシュできますよ。キッチンだけでなく、浴室にも使用可能です。
・ほのかなレモンの香りがキツすぎず、ちょうどいいです。
・香りや泡立ちがよくて、使ったあとはピカピカになります。
- 税込価格
- 168円
- 内容量
- 270ml
3.『バスジフ クリームクレンザー 浴室用洗剤』
湯あかやくろずみをキレイに落とす浴室用の『ジフ』。洗面器や椅子などについた気になる汚れも、キレイに落とせます。浴槽にも使用でき、水はけがよく、すすぎにも時間がかかりません。
・洗面器やお風呂の椅子のべっとり湯あかも、驚くほどキレイに落ちました。
・ユニットバスのくろずみも、傷つくことなくキレイに落ちました。
- 税込価格
- 165円
- 内容量
- 270ml
ジフで食器を傷つけないための注意点は?
ジフはやわらかい研磨材を使用しているとはいえ、ものを削る力があります。使用するときは、以下2点に気をつけてください。
スポンジはラップを何重にして包む
ジフを使うのにスポンジにつける人が多いですが、食器用などのスポンジとは使い分けましょう。
一緒のものを使うと、スポンジの細かいすき間に研磨材が入って、お皿などを不意に傷つけてしまいます。
もし同じものを使いたいなら、ラップでスポンジを包むなどするのがおすすめ。洗剤がなかに染み込まないので、汚れ落ちの効果もアップしますよ。
円を描くように洗う
ジフを使ってお掃除をするときは、円を描くように洗いましょう。1つの場所に集中してゴシゴシ磨くと、仕上がりにムラが出てしまいます。
掃除の途中に、電気をつけたり消したりして、汚れの落ち具合をチェックするのがおすすめです。
ジフはメラミンスポンジで代用できる?
もし、ジフが切れて家に在庫がないときは、メラミンスポンジや研磨剤付きのスポンジなどを代用品にできます。
ただし、研磨剤の硬さ商品によって違うので、使えない素材は注意して確認しましょう。
クリームクレンザーのジフで焦げや水垢をきれいに
今までスポンジでゴシゴシしていた場所も、『ジフ』を使えばサッとキレイになります。
基本的におうちじゅうで使用できますが、プラスチックなどの素材は傷が残ることもあるので、気になる場合は目立たないところで確認してから使いましょう。
おうちじゅうのお掃除をラクにしてくれる『ジフ』を、ぜひこの機会に使ってみてくださいね。