便器を掃除するトイレブラシは、どうしても不衛生になりがち。掃除したあとのブラシをそのまま置いておくのに抵抗がある人も多いのではないでしょうか?
ブラシ部分を掃除のたびに交換できる、使い捨ての流せるトイレブラシがあれば、そんな悩みも解消できますよ。
今回は流せるトイレブラシの使い勝手やおすすめの商品をご紹介します。
もくじ
流せるトイレブラシとは?

「流せるトイレブラシ」はその名の通り、ブラシ部分が使い捨てになった、カートリッジ式のトイレブラシのこと。
実はトイレのなかで一番汚れている場所は、実は掃除用のブラシ。「ブラシには1本あたり72万~8億4000万個の細菌と、7万2000~330万個のカビが付着している」という調査結果が発表されていて、その汚さは下水道と同じくらいなのだそう。
衛生的に保ちたいならブラシ自体を洗うか、買い替えるしかありませんが、できれば触りたくないし、お金もかけたくないもの。
そんな悩みを一気に解消してくれるのが「流せるトイレブラシ」です。
便器のなかをしっかり掃除できるうえ、掃除が終わったらブラシの部分をトイレに流して捨てるだけなので、衛生的でとっても便利と、ママたちの間で人気が広がっているんです。
流せるトイレブラシのコスパや使い勝手は?

流せるトイレブラシを毎回使い捨てるとなると、気になるのが価格です。先ほどご紹介した『スクラビングバブル 流せるトイレブラシ』の場合、本体とは別に、替えのブラシのみ販売しています。例えばAmazonで販売している付替えブラシ24個セットは、590円(※1)。
1個あたりは約24円となるので、週1回トイレ掃除をする家庭なら1ヶ月で96円、1年で1,152円ほど。
本体はずっと使用できるので、ブラシをまとめて購入すればそれほどコストはかかりませんね。
実際に使ってみた人の声

流せるトイレブラシは水に溶けるのにちゃんと汚れが落ちるの?と、疑問に思うかもしれませんが、その心配はいりません。ブラシは特殊な不織布でつくられているので1回の掃除には十分な強度があります。
また、ブラシは洗剤を含んでいるので、洗剤を用意する必要もありませんよ。
・ ブラシは付け替えができるので、とても衛生的です。汚れがスッキリ落ちるので気に入っています。
・ 縁裏も掃除ができるし、洗剤も不要。これだけでトイレをきれいに掃除できます。
・ 洗剤もしっかり出てきて、洗浄力も問題ありません。洗剤を買い置きしなくてもいいし、ブラシと洗剤を床に置かなくてもいいので掃除もしやすいです。
・ ずっとゴシゴシしているとボロボロになるので、こまめに手早く掃除するのに最適です。
流せるトイレブラシでトイレ掃除してみた!

今回用意したのは、替えのブラシ4つがセットになったパッケージ。開けると分解された状態のハンドルとスタンド、パックに詰められたブラシが入っています。
- 流せるトイレブラシセット
- ブラシ
- ハンドル(取っ手部分)
- 収納スタンド

取り出したブラシは4つがくっついてひとつになっています。ブラシの袋を開けた瞬間に、外国の洗剤のような匂いが広がりました。芳香剤としても使えますが、苦手な人は保管するときは密閉できるケースに入れるのがいいかもしれません。

ブラシは真ん中あたりに洗剤がたっぷり含んでいます。パックから開けると乾いた状態なので、使うときは一度水に溶かしてからがいいですね。

組み立てたハンドルの口にブラシをはめこみ、手元のスイッチを引くと固定できます。

ガッチリとブラシを挟み込んでいて、ちょっと引っ張ったくらいでは外れないので安心感があります。

準備が整ったら、今度はトイレで実際に使ってみます。まずはブラシを便器の水に浸します。5秒ほど浸したところで洗剤がなじみ、青色の洗剤が広がりはじめました。

フチ裏にもピッタリおさまるデザインなので、こすり残しもなくキレイにできるのがうれしいところ。鮮やかな色の洗剤なので、掃除した場所もわかりやすいですね。

一通りこすり終えたら、手元のスイッチを押し込んでブラシを便器に捨てます。今回は便器全体を念入りにこすり洗いしましたが、紙製のブラシがへたってしまうことなくしっかり汚れを落とせました。

あとはこのままブラシを流せば掃除は完了です。

掃除が終わったら、付属のスタンドに立てて収納しましょう。ブラシ部分がないので、かなりスッキリと収納できます。これなら生活感もなく、トイレのインテリアの邪魔にもなりませんね。
流せるトイレブラシを賢く使うコツ!半分に切ると節約に
「流せるトイレブラシ」はふつうに使うのも便利ですが、さらに使い勝手をよくするためのアイデアも。
ここでは一歩上の使い方を楽しむための3つのアイデアをご紹介します。
ブラシを半分に切って節約

毎日など頻繁にトイレ掃除をするおうちでは、1日1つブラシを使うのはもったいなく思うかも。
そんなときはブラシを縦半分に切り、2回にわけて使うこともできます。洗剤はたっぷり染み込んでいるので、ちょっとした汚れくらいであれば十分落とせます。
ブラシが分厚いので切るのにちょっと苦労しますが、まとめて切っておけば2倍使えますね。
クリアケースに入れて管理をラクに

替えのブラシを切らさないように、クリアケースにいれて管理するのがおすすめ。ケースのなかに立てて並べれば、見た目にもよくスッキリ収納できます。
替えが減ってきたらすぐにわかるので、不便な思いをすることもありませんよ。
フックでスタンドレスに

「流せるトイレブラシ」は付属のスタンドに立てて収納できますが、先端が濡れた状態のまま立てかけるのはちょっとイヤ…という場合も。
そんなときはタンクの裏に100均のフックを取り付け、ぶら下げ収納にするのがおすすめ。
正面からは見えない位置に収納できるので、トイレ全体がスッキリ見えるメリットもありますよ。
流せるトイレブラシのおすすめ!掃除用の他の使い捨て商品は?
『スクラビングバブル 流せるトイレブラシ』(ジョンソン)
ブラシ部分を流せるトイレブラシは、ジョンソンから発売されている『スクラビングバブル 流せるトイレブラシ』しかありません。
流せるトイレブラシの代表格。凸凹加工されたブラシ部分と、2種類の洗剤の力でしっかりと汚れを落とします。ブラシの取り付けも、捨てるときもワンタッチです。
- 税込価格
- 1,188円
- パック内容
- 本体1個+替えのブラシ16個
『スコッチブライト トイレクリーナー』
使い捨てできるトイレブラシです。トイレに流せないのが惜しいところ。しかし、届きにくいフチ裏にもしっかり洗える形なのが特徴です。流せるタイプよりも丈夫なので、ゴシゴシ洗いたい人におすすめです。
- 税込価格
- 1,285円
- パック内容
- 本体1個+替えのブラシ15個
流せるトイレブラシは手作りできる?持ち手は代用品でもOK!

「流せるトイレブラシ」を試しに使ってみたいけど、もう少し手軽に始められないかな…と思いますね。
実は、ハンドル部分は買わなくても、代用品が使えます。おすすめは無印良品の「柄付きスポンジ」を使う方法。
スポンジ部分を取り外しトング状の柄でブラシをつかめば、即席のハンドルが出来上がり。ステンレス製なので不衛生にならないのがうれしいポイントです。
インスタグラムなどでも流行している方法なので、試してみてくださいね。
流せるトイレブラシで掃除を楽しく!

不衛生になりがちなトイレブラシ。流せるトイレブラシならブラシ部分を触る恐れもなく、ワンタッチで汚れた部分だけを捨てられてとても便利です。
トイレブラシが変わるだけでも、憂うつだったトイレ掃除がもっとラクに、楽しくできるようになりますよ。