拭き掃除の基本は、雑巾を使った水拭きです。雑巾は昔からなじみのある掃除道具のひとつですが、普段あまりこだわって選ぶことはありませんよね。
でも、水拭き掃除のパフォーマンスは、使う雑巾によって左右されます。そこで今回は、拭き掃除がラクになるおすすめの雑巾をご紹介します。
雑巾にはどんな種類がある?
普段なにげなく使っている雑巾ですが、使用されている素材ごとにおおまかに3種類のタイプにわけることができます。
パイル地タイプ
一般的によく使われている雑巾で、耐久性があるため扱いやすく、しっかりとした吸水性で拭きスジを残さず拭き掃除ができます。お手入れも簡単なので手軽に使うことができます。
マイクロファイバータイプ
超極細繊維のマイクロファイバーでできた雑巾です。エッジのある繊維が微細な汚れをからめとって、洗剤を使わなくてもしっかり拭き掃除ができます。速乾性があり、洗ってもすぐに乾くので清潔に使えます。
使い捨てタイプ
「化学雑巾」と呼ばれるタイプのもので、原材料は紙です。薬剤が染み込んでいるので、水をつけずさっと拭くだけで汚れやホコリを吸着します。使い捨てなので雑巾の衛生面が気になる人におすすめです。
雑巾の選び方は?
使い古しのタオルや粗品でもらったタオルを縫い合わせて、自分で作ることも多い雑巾。いざ買うとなったら、どんなところに注目して選ぶとよいでしょうか。
使いやすい厚さと大きさ
雑巾がけは適度な水分量と力加減で正しく行うのがコツ。四つ折りにしてちょうど手のひらと同じくらいのサイズになるものを使うと、ほどよい力加減で拭き掃除ができます。
また、厚みがありすぎる雑巾は、お部屋の角や細かい部分にしっかりフィットせず、拭き残しができてしまうので、程よい厚みのものを選ぶようにしましょう。
吸水性・速乾性
拭き掃除後、掃除した場所に水分が残ったままだと、拭き跡が残ってしまったり、素材によってはカビや劣化の原因になることも。吸水性にすぐれた雑巾を選ぶことで、余計な水分を残さず、しっかりと拭き上げることができますよ。
さらに速乾性のある雑巾を選べば、洗い替えの雑巾がなくてもすぐに使えます。雑菌が繁殖しづらく衛生的に使えるというメリットも。
ヘタリにくさ
雑巾は家中の拭き掃除でひんぱんに使ううえ、洗ったり絞ったりと酷使されることが多い掃除道具。すぐにヨレヨレになったり破れたりしない、耐久性のある雑巾を選ぶようにしましょう。
パイル地のおすすめ雑巾2選
1.『丈夫なぞうきん 厚手 業務用』(中村)
程よい厚みでしっかりとしたお掃除に使いやすい雑巾。綿100%なので吸水性抜群で、水拭きにも乾拭きにも便利に使えます。業務用の丈夫さもうれしいポイント。プロの現場でも活躍するほどタフに使うことができます。
・程よく厚手なので、しっかりと拭き掃除に使うことができます。
・ハイターの使用や石鹸でのこすり洗いにも耐える丈夫さで、使い勝手がよいです。
- 税込価格
- 990円
- サイズ
- 20 × 30cm
- 内容量
- 10枚入り
2.『コンドル タオル雑巾』(山崎産業)
ソフトな手触りで肌にやさしい雑巾です。毛足が長めのパイル地なので、ホコリや汚れをしっかりと絡め取りながら拭き掃除ができます。水含みがよいので、液体をこぼしてしまったときの拭き取りにも便利に使えます。
・肌にやさしくて手触りがよいので、掃除後の手荒れが起きにくいです。
・雑巾の定番です。コスパもよく、やわらかくて使いやすいです。
- 税込価格
- 485円
- サイズ
- 20 × 30cm
- 内容量
- 5枚入り
マイクロファイバーのおすすめ雑巾2選
3.『MONOTONE 厚手 マイクロファイバー』(yui)
厚手で高密度マイクロファイバーが特徴の雑巾。エッジのある繊維でホコリや汚れをしっかり落としながら、拭き掃除ができます。生活感のないモノトーンカラーもうれしいポイント。洗剤との併用も可能です。
・ループ付きでシンプルかつ使いやすいので、お掃除に大活躍しています!
・厚み、サイズもちょうどいいです。フックに掛けられるヒモも便利です。
- 税込価格
- 1,296円
- サイズ
- 30 × 30cm
- 内容量
- 10枚入り
4.『激落ち ぞうきん』(LEC)
メラミンスポンジの「激落ちくん」シリーズの雑巾。マイクロファイバーでできていますが、一般的な雑巾と同じサイズで取り回しやすく、同じような使用感です。2色セットなので、掃除する場所ごとに使い分けができて便利です。
・ほどよい厚みでギュッと細かい目なのにすぐ乾き、汚れがしっかり落ちました。
・繊維が拭きあとに残らず、きれいに拭けるので気に入っています!
- 税込価格
- 244円
- サイズ
- 30 × 20cm
- 内容量
- 2枚入り
使い捨て雑巾のおすすめは?
5.『サッサ ワンタッチぞうきん』(金鳥)
使い捨てタイプの雑巾で、手軽に使えるのが特徴。1枚で両面たっぷり使え、水を使わずサッと拭くだけでホコリや汚れをしっかり落とします。家具や家電もひと拭きでピカピカに。畳掃除にも使用できるのもうれしいポイントです。
・ホコリをよく取ってくれるので、日頃の拭き掃除にとても重宝しています。
・ホコリを引きずることもなく拭きあともなく、サッと掃除できるので時短できます。
- 税込価格
- 420円
- サイズ
- 22 × 27cm
- 内容量
- 15枚入り
汚れがサラッと洗い流せる雑巾もある
油汚れなどは、雑巾についたらなかなか取れず、洗うのがおっくうですよね。
そんな悩みを解決できる、汚れ落ちのいい雑巾があるんです。水に流すだけでスルスル汚れが取れて、ストレスフリーで使えます。
6.『パルスイクロス(厚手タイプ)』
毛足の長いレーヨンでできた雑巾で、洗剤をつけなくても水だけで油汚れをしっかり落とします。付着した汚れも水で流せば簡単に落ち、お手入れもラクちん。厚手と薄手の2タイプあり、厚手タイプは吸水性が高いので水回りのお掃除にぴったりです。
・油汚れが水だけでスルッと拭き取れました!びっくりしました。
・どんな汚れもサッと落ちるので、お掃除がラクちんです。
- 税込価格
- 966円
- サイズ
- 21 × 15 × 1.5cm
- 内容量
- 1枚
一緒に使おう
「雑巾モップ」でラクに拭き掃除!
フローリングや畳などの雑巾がけは、立ったりしゃがんだりとなかなかの重労働。おうちじゅうともなると体が痛くなることもありますよね。
そんなときは「雑巾モップ」がおすすめ。手持ちの雑巾を取り付ければ、立った状態でもラクに雑巾がけできます。ソファやベッドの下など、届きにくい場所もキレイにできて便利ですよ。ぜひ一緒に使ってみてくださいね。
●『シートもゾーキンも使えるワイパー』
薄いシートだけでなくクロスや雑巾もセットできるモップです。掃除する場所によって持ち手が伸縮できるので、家具の下など届きにくい場所の掃除もラクちん。持ち手を短くすれば、収納にも困りません。
雑巾をかしこく選んで、拭き掃除をラクに!
普段なにげなく使っている雑巾も、使い勝手のよいものを選ぶことで拭き掃除がいつもよりラクになります。用途に応じて何種類かの雑巾を準備しておくと、家中の拭き掃除の効率もよくなりますね。
なんとなく後回しになってしまいがちな雑巾がけですが、水拭きは掃除の基本です。ぜひこの機会に、普段使っている雑巾を見直してみませんか?