電気ケトルの掃除ってしていますか?お湯をわかすのに便利なアイテムですが、使い続けているうちに汚れはどんどんたまってきています。底に白い汚れがついていたら掃除のサインですよ。
今回は電気ケトルの簡単な掃除方法をご紹介します。実際に掃除した動画も合わせて参考にしてみてくださいね。
もくじ
電気ケトルの掃除|白い汚れの原因は?
電気ケトルの底にできる斑点状の白い汚れ。これは水分が蒸発してミネラル分が固まってできた「水垢」と呼ばれる汚れです。
電気ケトルのなかの水垢が体に悪影響を与えるというわけではありませんが、積もってくると熱が伝わりにくくなるなどよいことがありません。水を入れているだけでも少しずつ汚れがたまるので定期的に水垢のチェックをして、掃除をするのがおすすめです。
一見するとカビに似ているので不安になってしまいますが、ケトルは毎回100℃近くのお湯を入れているため、カビが生息できるような場所ではないので安心して大丈夫ですよ。
電気ケトルの掃除|クエン酸を使うのがおすすめ!
電気ケトルの水垢を落とすには、クエン酸が効果的。
水垢は石のように固い汚れなので、スポンジなどでこすっただけでは落ちません。ただ、アルカリ性の性質をもっているので、酸性の性質をもつクエン酸を使うことで中和してやわらかくすることができるんです。
ちなみに、クエン酸はフルーツにも含まれている自然由来の成分なので、電気ケトルの掃除に使っても安全です。溶いたお湯を飲んでも体に害はないくらいです。
電気ケトルをキレイにしたいときはまずクエン酸を準備して、掃除を始めましょう。
電気ケトルの掃除|基本の洗い方を動画で解説!
クエン酸を準備したら電気ケトルの掃除にとりかかります。つけ置きの時間を除けば5分程度で完了するので、気軽にチャレンジしてみてください。用意するもの
- 必須
- クエン酸
- ウェットティッシュor キッチンペーパー
- 所要時間
- 最短で2時間20分(つけ置き:1時間・その他:5分)
- 電気ケトルを満水にする水垢は底だけでなく、壁面にもついています。ケトル全体の水垢を落とすために、満水まで水を入れましょう。
- クエン酸を大さじ1杯入れて沸騰させる満水の水に大さじ1杯ほどのクエン酸を入れます。軽く混ぜたらスイッチを入れてお湯を沸かします。
- 1時間放置する沸騰したら約1時間ほど放置して、水垢が分解されるのを待ちましょう。
- 中のお湯を捨て、再度水を満水にする時間がたったらクエン酸を溶かしたお湯を捨て、再度きれいな水で満水にします(気になるくらいに汚れがまだ残っていたら、②の洗浄を繰り返します)
- 再度沸騰させ、すすぐ沸騰したら流水ですすげば完了です!1回の掃除で、水垢のまだら模様がほとんど見えなくなりました。
- フタや外側、電気プレートを水拭きする内側の掃除が終わったら、全体を水拭きします。ウェットティッシュや消毒用エタノールを使って拭くと除菌効果もプラスでき、より衛生的。コンセントの接続部分や電源プレートの金具部分なども忘れずに拭き掃除しましょう。
電気ケトルの掃除|クエン酸をお酢で代用してもOK
電気ケトルの掃除をしたくても、手元にクエン酸がないこともありますよね。そんなときは料理に使うお酢を使いましょう。
お酢はクエン酸と同じように酸性の性質があるので、水垢を中和する力があります。
電気ケトル内にコップ1杯分(約200ml)のお酢を入れたあと、水を注いで満水にします。あとはクエン酸を使った掃除方法と同じように沸騰させて、汚れが落ちにくいときはスポンジでこすり落としてください。
お酢を使って掃除すると、クエン酸とは違って、お酢特有のツンとした臭いが残ります。臭いが気になるときはすすぎの回数を増やしてくださいね。
電気ケトルの掃除|おすすめのアイテムは?
電気ケトルは道具を工夫すれば、少しだけ時間を短縮できたり、キレイに汚れを落とせたりします。
『電気ケトル洗浄中』(小林製薬)
大さじ1杯分(15g)のクエン酸が個包装になった商品。封を切ってサッと入れるだけなので、量をはかる手間がかかりません。できるだけ面倒を減らしたい人にはおすすめの商品です。
『暮らしのクエン酸』(ミヨシ石鹸)
クエン酸が330gとたっぷり入っていて、ケトルの掃除なら約22回分もあります。使いきれない場合はほかの掃除にも使えるので、まだおうちにない人はこれを機にそろえるのもいいですね。
『ザ・キッチン注ぎ口洗い4点セット』(マーナ)
電気ケトルの細い注ぎ口までキレイに洗いたいなら専用のブラシもあると便利。クエン酸で汚れがふやけていると、このブラシで注ぎ口までキレイにできますよ。
電気ケトルの掃除|臭いも落とせる?
もしかすると電気ケトルがなんだか臭い…と感じたこともあるかもしれません。
ケトルが臭う原因は「買って間もないため」「熱に樹脂が反応したため」「汚れがたまっているため」の3つが考えられます。実はこれらの場合も、クエン酸で臭いを落とすことができます。
やり方は水垢を落とす時と同じで、満水まで水を入れてクエン酸を入れ、沸騰させるだけ。水垢とは違う汚れだとしても、クエン酸掃除でだいたいのことが解決できますよ。
電気ケトルの掃除の頻度は月に1回ほど
朝起きてお湯をわかすときに汚れが見えたら、その後もなんとなく気になってしまうもの。
いつでもピカピカの電気ケトルを使うためにも、月に1回はクエン酸を使って中を洗浄しておきましょう。ケトルのなかがピカピカだと、お湯を入れるときの気分も違ってきますよ。
クエン酸を溶かして沸騰させる、という単純な作業だけで完了するので、ぜひ試してみてくださいね。