家事に欠かせない洗濯機。でも、「このボタンってどう使うんだろう…」「洗剤はどのタイミングで入れるのが正解?」と細かい部分で知らないことってたくさんありませんか?
そこで今回は、洗濯機の基本的な使い方をご紹介します。
洗濯機の使い方は難しい?回し方の手順は?
全自動洗濯機は、「洗い」「すすぎ」「脱水」の3つの工程をすべて1つの槽で行う洗濯機のこと。縦型やドラム式など形状のちがいはあれど、現在発売されているもののほとんどがこの全自動洗濯機です。
次の手順にそって「洗い」「すすぎ」「脱水」をおこない、40〜50分ほどで洋服を洗いあげてくれます。
②すすぎ
③脱水
④すすぎ(2回目)
⑤脱水(2回目)
ヒーターを内蔵した乾燥機付洗濯機なら、2回目の脱水完了後に衣類の乾燥までしてくれてさらに便利です。洗濯機の使い方は簡単なので、手順を覚えておくと家事が楽になりますよ。
洗濯機の使い方!準備するものは?
- 必須
- 『アタック』などの洗濯洗剤
- 『レノア』などの柔軟剤
- あると便利
- 洗濯ネット
洗濯には最低限、「洗剤」と「柔軟剤」の2つがあればOK。洗剤だけだと洗い上がりがゴワゴワになるため、柔軟剤も活用しましょう。
あとはデリケートな洋服を洗うときのために「洗濯ネット」があると便利です。
洗濯機の基本の使い方は?回し方の5ステップ
縦型でもドラム式でも洗濯機の使い方は基本的に同じです。次の5ステップで洗いましょう。
ステップ①|洗濯物を入れる
まずは洗濯槽に洗う衣類をまとめて入れます。
洗濯機の容量にたいして7割くらいにおさまるように入れるのが目安。欲張って一度に多くを入れてしまうと、洗剤や柔軟剤がいきわたらず汚れがあまり落とせません。
「入れすぎ」に注意しながら、衣類を入れましょう。
色移りや汚れ移りを防ぐため、「色柄物」と「白物」、「汚れた服」と「キレイな服」などはできるだけ分けて洗うのがおすすめです。
ステップ②|電源を入れ、コースを選ぶ
洗濯物を入れ終わったら電源ボタンを入れます。ほとんどの洗濯機では、基本設定ではじめから「標準」コースが設定されています。
なので、あとはスタートボタンを押すだけです。
洗濯機にはいろいろなコースが用意されています。電源を入れたあとにコースを選べばさまざまな使い方ができますよ。たとえば次のようなものがあります。
● お急ぎ(スピード)コース…時間をかけずに洗濯したいときに便利。
● パワフル(強力)コース…ガンコな汚れもスッキリきれいにしたいときに便利。
● ドライ(手洗い)コース…セーターなどデリケートなおしゃれ着を洗うのに便利。
ステップ③|洗剤と柔軟剤を入れる
スタートボタンを押すと洗濯槽がグルグルと回転し、洋服の重さからそれに見合った量の水を給水しはじめます。
その水量に応じて洗剤や柔軟剤を入れます。キレイに落とせるようについつい洗剤を多く入れてしまいがちですが、洗剤を多く入れすぎると溶け残りが出て洗濯槽が汚れてしまうので、洗濯機の表示にしたがってちょうどいい量の洗剤を入れてくださいね。
洗剤と柔軟剤をセットしてフタを閉めれば準備は完了。あとは仕上げの脱水まで自動で進めてくれます。
液体洗剤を洋服にまわし入れていませんか?実はそれはNG。液体洗剤用の投入口があるのでそこに入れましょう。
また、洗剤と柔軟剤を同時に入れるのもまちがいです。柔軟剤専用の投入口があるので確認してくださいね。
ステップ④|洗濯機から衣類を取り上げて干す
仕上げの脱水まで終了すると「ピー」と洗濯が終わった合図をくれるので、フタを開けて洗濯物を取り出しましょう。
濡れた衣類を干すのは屋外、屋内どちらでもOK。できるだけ風通しのいい場所に干してください。
バサバサと空気を含ませ、シワを軽く引っ張ってから干すと乾いたときのシワやヨレを予防できますよ。
洗濯終了後はできるだけ早めに洗濯槽から取り出すのがポイント。濡れたままの洗濯物は雑菌が繁殖しやすく、放っておくとイヤな臭いが出てきてしまいます。
ステップ⑤|乾いた衣類を取り込む
しっかり乾燥させたら取り込んでたたむか、ハンガーごとクローゼットにしまいこめば完了。
【洗濯機の使い方の疑問】こんなときどうすればいい?
洗濯機を使っていると「◯◯ってどうすればいいの…?」「☓☓って大丈夫かな…」と疑問に思うことも出てくると思います。
ここでは、そんなよくある疑問にお答えします。
洗濯物にシミや臭いがついた…
洋服に食べ物や飲み物をこぼしてシミをつけてしまったり、汗などの黄ばみがついたりすることもあると思います。
その場合は洋服を洗う前に一工夫。液体タイプの洗濯洗剤や『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を直接かけて、揉み込みましょう。
このひと手間をするだけで汚れ落ちがかわってきます。汚れを見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
洗ったら白物に色移りした…
色の濃い洋服、とくにデニム生地の洋服を洗うと、溶け出した染料がほかの衣類についてしまうことも…。
そのときの対処法は「洗剤をたっぷり使ってお湯でつけおき」です。通常の3倍の洗剤を溶かし、色移りしている部分を浸して30分ほど様子をみます。
それでも落ちないものは『ハイター』などの漂白剤を活用して落としましょう。
すすぎ1回ってどうやったら使える?
最近の洗濯機には「すすぎ」の工程を1回ですませる設定もあります。
これはすすぎ1回のコースに対応した洗剤を使っている場合のみ設定可能。洗剤のパッケージに記載があります。
粉末の洗剤は溶け残りが出やすいため、すすぎは原則2回。液体洗剤のなかから対応した洗剤を探してみてくださいね。
「水洗い不可」の服も洗っていい?
洗濯表示に「水洗い不可」のマークがついている洋服は、クリーニングで汚れを落とすのがおすすめです。
無理におうちで洗うと表面が毛羽立ったり、シワがもとに戻らなくなったりするので注意しましょう。
定期的な掃除で洗濯機の使い心地をキープしよう!
洗濯機は服の汚れが集まる場所でもあるので定期的なメンテナンスが不可欠です。
マメに掃除してほしいのが、糸くずフィルターで、洗濯のときにでたホコリや糸くずをまとめてキャッチしてくれています。
また、2ヶ月に1度くらいは洗濯槽の掃除もできると、洗濯機のなかでカビや雑菌が繁殖するのを防げます。
コインランドリーの洗濯機も使い方は同じ?
コインランドリーの洗濯機も基本的な使い方は同じで、「洗濯物を入れる→電源を入れる」と進めればOK。
ただ、マシンによって洗剤を入れる必要がないのがおうちでの洗濯との大きなちがいです。最近では洗剤を自動投入するタイプがかなり増えているんです。
乾燥機もあり、洗濯から乾燥までをすばやく大量にできるため、うまく取り入れられると家事を効率的にこなせますよ。
洗濯機の使い方を覚えて家事効率アップ
毎日の家事で欠かせない洗濯機。時と場合に合わせてコースを選んだり、使い分けができると汚れが効果的に落とせるだけでなく、節約につながったり時短になったりとメリットもいっぱいあります。
使っている洗濯機にどんな機能がついているのか、一度調べると思わぬ発見があるかもしれませんよ。