ドラッグストアなどの洗濯洗剤コーナーによく並んでいる『ワイドハイター』。使ったことがないと「どんな洗剤…?」と気になりますよね。
今回は、そんな『ワイドハイターEXパワー』の特徴と、基本から応用までの使い方をくわしくご紹介します。
『ワイドハイター EXパワー』は頑固汚れに最適!

洗濯時に洗剤にプラスすることで、次のような効果を発揮してくれます。
効果①|汚れ落ちUP
一番の特徴は、化学反応で衣類にこびりついたシミ汚れを落とす点。ワイドハイターEXパワーには独自の漂白活性化剤がプラスされており、布につく汚れを取り除いてくれます。
効果②|除菌&消臭
根本から汚れを分解するため、気になるニオイ菌をやっつけてくれるのも大きな特徴。洗っても濡れるとぶり返してくる、いや〜なニオイをスッキリ落としてくれます。
ワイドハイター EXパワーは漂白力で色落しない?

というのも、色落ちするほどの漂白力をもつのは「塩素系」や「還元系」と呼ばれるタイプの漂白剤だけ。ワイドハイターなどの酸素系漂白剤は汚れにだけ反応するため、ほかの色や柄を落とす作用はほとんどないんです。
ワイドハイターには「粉末タイプ」と「液体タイプ」の2種類が販売されていますが、どちらを使っても色落ちの心配はありませんよ。
色落ちが心配な衣類にワイドハイターを使いたい場合は、温水1Lにワイドハイターを25g(25ml)ほどを溶かし、目立たない部分につけて5分ほど放置して、色落ちしないかあらかじめチェックしておくと安心です。
粉末タイプと液体タイプの『ワイドハイター』はどこが違うの?

基本的な効果は同じですが、それぞれ「液性」「洗浄力」「使いやすさ」の3つの点で違いがあります。それぞれの特徴をくわしく説明します。
「粉末」ワイドハイターの特徴


その反面、毛や絹などデリケートな素材に使えなかったり、水に溶けにくかったりする欠点もあります。
「液体」ワイドハイターの特徴


洗浄力は粉末に劣りますが、ふだんの洗濯にサーッとたらして混ぜたり、シミ汚れに直接たらして染み抜きしたり手軽に使えるのが特徴。毛や絹などにも使えるなど、扱いやすい洗剤です。
それぞれ違いはありますが、「粉末」は少し手間がかかるものの洗浄力が強く、「液体」は洗浄力が少し落ちるものの使い勝手がいいというふうにおおまかに理解しておけば十分ですよ。
『ワイドハイター EXパワー』の基本的な使い方は?
ワイドハイターの使い方は主に2通り。ふだんの洗濯に混ぜるか、染み抜き用途で塗布したり、つけおきしたりするかのどちらかです。
それぞれどんな使い方をするのか見てみましょう。
ワイドハイターの使い方【洗濯編】

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- 『ワイドハイター EXパワー』
ふだんの洗濯に使う場合は、『アタック』などの洗濯洗剤のほかにワイドハイターを用意しておけばOKです。
次の手順で進めていきましょう。
洗濯機に洗濯物を入れる
洗濯機に洗う洋服をすべて入れる。
洗剤と漂白剤を入れる
洗濯洗剤とワイドハイターを同じタイミング、同じ場所に入れる。
柔軟剤をセットする
柔軟剤もいつも通り投入口にセットする。あとはいつも通りスタートするだけ。
ワイドハイターは汚れを落とすはたらきで使うので、洗濯洗剤と同じタイミング、同じ場所に入れます。まちがって柔軟剤の投入口などに入れないよう注意しましょう。
ワイドハイターの使い方【染み抜き編】

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- 『ワイドハイター EXパワー』
- 洗面器(洗い桶)
食べこぼし、飲みこぼしなどで衣類にシミがついた場合は、洗濯機で洗うまえの「下洗い(予洗い)」として、次の方法で汚れを落としましょう。
ぬるま湯を用意する
服が入る大きさの洗面器に、40℃ほどのぬるま湯を入れる。
漂白剤を溶かす
水1Lに対して、ワイドハイターを5gほど溶かし、よく混ぜ合わせる。
放置する
30分ほど放置する。あとはすすいで、いつも通り洗濯機で洗うだけ。
これだけで汚れがゆるんで落ちやすくなります。
液体タイプなら直接衣類にかけて少し時間をおき、洗濯機で洗うという方法もおすすめです。
ワンポイント

『ワイドハイター EXパワー』の洗浄力をさらにアップさせる技

汚れを覆えるくらいの粉末洗剤を用意したら、そこに少しずつワイドハイターを混ぜてペースト状にします。

【応用編】粉末タイプの『ワイドハイター EXパワー』は洗濯以外の用途も!
粉末のワイドハイターに限っては洗濯以外にも実はさまざまな場面で活用します。活用の幅が広く、おうちの掃除がはかどりますよ。
洗濯槽の掃除に使う

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- 『ワイドハイター EXパワー』
- 網目の細かいネット
粉末タイプの主成分である「過炭酸ナトリウム」は、さまざまな掃除グッズに含まれていて、汚れを浮かして剥がし取ってくれる便利な成分。
これを応用すれば、洗濯槽の裏に潜むカビなどの汚れを浮かせて剥がし取ることができるんです。
電源を入れる
洗濯機の電源を入れ、「槽洗浄」コースを選ぶ。
ワイドハイターを入れる
水10Lに対してワイドハイター50〜60gほどが目安。
放置する
2時間ほど放置する。洗濯槽の裏側についたカビなどの汚れを浮かす。
ネットで汚れをすくう
槽裏の汚れが徐々に水面に浮いてくるのでネットですくう。
1サイクル回す
あとは1サイクル回して汚れを洗い流せば完了。
風呂釜の掃除

- 必須
- 『ワイドハイター EXパワー』
同様に、お風呂の風呂釜につく汚れの掃除にも使えます。
湯量を調節する
お風呂の残り湯を風呂釜の穴の5cm上くらいまで減らす。
ワイドハイターを入れる
ワイドハイターを入れ、かき混ぜて溶かす。
追い焚きする
2〜3分ほど追い焚きし、風呂釜内に洗剤を行き渡らせる。
3時間放置
3時間放置し、時間がたったら流す。
すすぐ
再度水を張り、追い焚きで風呂釜内をすすぐ。それが終わったら栓を抜いて流せば完了。
放置するときに、お風呂のイスや洗面器、子供のおもちゃなどをまとめて入れて置けば、小物までまとめてキレイにできますよ。
五徳&魚焼きグリル

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- 『ワイドハイター EXパワー』
- 60℃ほどのお湯
- 容器
- スポンジ
- あると便利
- 重曹
- 『キュキュット』などの食器用洗剤
粉末ワイドハイターはアルカリ性の洗剤なので、皮脂などの油汚れを落とすのが得意。それを応用すると、キッチンにつくガンコな油汚れも落とせるんですよ。
洗浄液を作る
容器に60℃ほどのお湯を入れ、そこにワイドハイターを200〜300gほど溶かす。食器用洗剤50g、重曹100gもプラスすると効果がアップ。
つけこむ
五徳やバーナーの部品、魚焼きグリルなど油汚れがひどいものをつけこむ。
放置する
3時間ほど放置し、付着した汚れを浮かす。
こする
容器から取り出し、スポンジを使ってこする。細かい部分は歯ブラシでこする。
洗い流す
あとはキレイな水で洗い流し、乾燥させれば完了。
こんなにあるの!?『ワイドハイター 』のシリーズ商品
衣類の洗濯に掃除にと便利な『ワイドハイター』ですが、シリーズ商品がいくつかあります。どんなものがあるか、ここで紹介します。
『ワイドハイターEX 粉末タイプ』
粉末タイプのワイドハイターは、液体タイプに比べて汚れ落ちが抜群。しっかり汚れを落としたい人はこれを1本用意しておくといいですよ。
『ワイドハイターEXパワー』
液体のワイドハイターの大容量タイプ。詰替の回数が少なくすむので、毎日の洗濯で頻繁に使用する人におすすめです。
『ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用』
液体のワイドハイターにはスプレータイプも販売されています。シャツの襟の黒ずみなど、衣類の気になる汚れに直接スプレーをかけると、泡が密着・浸透し、キレイに洗い落とせます。
覚えておきたい

『ワイドハイター EXパワー』とふつうの『ハイター』って何が違う?


キッチン用のハイターは強力で、衣類につくと色落ちなどを引き起こすことがあるので、使うときは十分注意してくださいね。用途に合わせて使い分けられるように、それぞれを1つずつ用意しておくのがおすすめですよ。
『ワイドハイター EXパワー』で衣類の汚れをスッキリ落とそう!

洗濯洗剤や柔軟剤とあわせて、汚れ落ちをアップさせる『ワイドハイターEXパワー』も1本用意しておくと、日々の洗濯がはかどりますよ。