買ったときは白く輝いていた靴も、たくさん使うと黒ずんでしまうのは仕方ないこと。ただ、できることなら新品のように真っ白に戻したいですよね。
そこで今回は、靴を漂白して白さを取り戻す方法を紹介します。
もくじ
スニーカーなどの靴は漂白してもいい?
靴も衣類と同じように、水洗いできるものであれば漂白することができます。
靴の洗濯表示を見て、水洗いができるようなら漂白して白さを取り戻すことができますよ。
スニーカーに多いキャンバス地や合成皮革のものなら水洗いできるので、チャレンジしてみてください。レザーやスエードの素材が入っていると水洗いできないので、事前に表示を確認してくださいね。
靴の漂白|必要なものは?
靴の漂白には『ワイドハイター』や『オキシクリーン』などの酸素系漂白剤を使いましょう。
酸素系漂白剤はお湯に溶かすとシュワシュワと酸素の泡を発生させて、その泡の力で汚れを浮かして取ります。酸素系漂白剤は色素を分解するわけではないので、真っ白じゃない靴にも使えますよ。
水洗いできる靴ならなんでも汚れを落として、もとの白さを取り戻せますよ。
靴の漂白|正しい手順は?
酸素系漂白剤で靴を漂白するときは「つけおき洗い」をしましょう。
用意するもの- 必須
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 洗面器
- ゴム手袋
用意するのは、酸素系漂白剤のほか、靴をつけおきできる洗面器があればOKです。酸素系漂白剤を直接触れると肌荒れの原因になるので、ゴム手袋も用意しておくと安心です。
靴の漂白方法
洗面器に規定量の水と漂白剤を入れる
水に漂白剤を入れてつけおきする。
5〜30分ほど放置したあと入念にすすぐ
汚れが落ちたのを確認したあと入念にすすぐ。2時間以上は放置しないように。
日当たりのいい場所に置いて乾かせば完了
日差しで乾きが早くなるだけでなく、紫外線で除菌効果も期待できる。
つけおき洗いは面倒くさそうに感じるかもしれませんが、実質かかる時間は短いので家事の合間にでもパパッとできちゃいますよ。
靴の漂白|塩素系漂白剤の使い方は?
酸素系漂白剤が使えるのなら、塩素系漂白剤を使えばもっと白くできるのでは?と思う人もいるかも知れません。
ただ、『ハイター』や『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤で靴を漂白するのはおすすめしません。
というのも、塩素系漂白剤は色素を分解して真っ白にする力はありますが、その分素材にもダメージを与えてしまいます。すべて布製の真っ白い靴であれば使ってみてもかまいませんが、失敗したら処分するくらいの気持ちで使いましょう。
塩素系漂白剤の『ハイター』ではなく、酸素系漂白剤の『ワイドハイター』で洗ってくださいね。
酸素系漂白剤で靴を漂白するときの注意点は?
漂白剤を使うと色落ちや素材を傷める恐れがあるので扱いには注意が必要です。いくつかの注意点を守って使いましょう。
お湯を使う
酸素系漂白剤は40〜50度のお湯を使うことで漂白力が高まります。よりキレイに洗い上げるためにもお湯を使いましょう。
直接触らない
酸素系漂白剤が皮膚につくと荒れる恐れがあります。作業をするときはゴム手袋をつけましょう。もし漂白剤が目や皮膚についてしまったときは、あわてずに流水で洗い流してください。
靴を漂白したあと早く乾かすには?
スニーカーなどの靴は乾くのに時間がかかってしまいます。雨が降っていると数日乾かないなんてこともありますよね。少しでも早く乾かしたい場合は、下記の方法を試してみてください。
新聞紙をつめる
靴を早く乾かすには、新聞紙をつめてつま先を上にして干すのがポイント。つま先あたりにぎゅうぎゅうにつめると水分を吸ってくれてより早く乾きます。
つま先を上にして置く
つま先を上にすることで、乾きにくいつま先から水分を下に落として早く乾かせますよ。
漂白した靴で気持ちよくお出かけしよう
酸素系漂白剤を使えば、くすんでしまった靴もキレイな白さを取り戻せますよ。
定期的に洗えば、いつでも新品のようにキレイな靴を履き続けられます。ぜひ、お気に入りの靴を漂白して、気持ちよくお出かけをしてくださいね。