「タオル」は頻繁に使うものなので、黒ずみや臭いが残って取れなくなっていませんか?

今回は汚れや臭いが取れないタオルを漂白して復活させる方法をご紹介します。買ったときのようなキレイな状態に戻してあげましょう。

タオルが黄ばんだり黒ずむのはどうして?臭いの原因は?

タオル

使ったタオルを毎回きちんと洗濯していても、汚れが100%取り切れているわけではありません。わずかに残った汗や皮脂などの汚れがどんどん蓄積され、黒ずみとなって目立ってくるんです。

さらに雑菌やカビが繁殖することもあり、タオルが少し赤みがかってきたり、臭いが気になったりするのはそのためです。

洗剤や洗濯機の力で落とせなかった汚れということは、ふだんと同じように洗濯しただけでは落とせないので、漂白することで根元からしっかり除菌する必要があります

タオルの漂白|必要な道具は?

ワイドハイター

用意するもの
必須
『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
洗面器

タオルを漂白するには、ワイドハイターなどの液体酸素系漂白剤が必要。

酸素系漂白剤は酸素の力で汚れを漂白・分解できる洗剤です。除菌する力も持っているので、黒ずみ・臭いが気になるタオルにも効果は抜群。色や柄のあるタオルにも使えて1本あると何かと便利です。

あとは洗面器も用意したら準備完了。漂白したいタオルがいっぱいある場合は、洗面器よりも容量の大きいバケツにしてもOKです。

タオルの漂白|基本の手順

つけおき洗い

タオルの漂白はとっても簡単で、ワイドハイターを入れた液に「つけおき」するだけ。スキマ時間でつけおき液を作って浸しておくだけで除菌漂白できますよ。

次の手順で進めましょう。

洗浄液をつくる

洗面器に40℃ほどのお湯を張り、1回の洗濯に使う半量ほどの漂白剤をいれる。

タオルをつけおきする

タオルを漂白液につけ、1〜2時間ほどつけおきする。目立つ汚れには直接漂白剤をつけてから浸す。

そのまま洗濯機へ

時間がたったら洗面器の液ごと洗濯機に移し替え、普段通り1サイクル運転したら完了。

ポイントは40℃ほどのお湯を使ってつけおきすること。漂白剤は温度が高いほうが効果が高まります。

タオルの漂白|漂白剤を使った方法

なかには、つけおきだけでは落とせないガンコな汚れのついたタオルもありますね。そんなタオルにはもうひと手間くわえる必要があります。

これから紹介する方法は除菌効果が高い分、繊維に負担がかかるので「つけおきで落ちなかったときの手段」と考えておくといいですよ。

熱湯消毒

お湯 沸騰

綿100%のタオルだけにできる方法で、一番手っ取り早いのは「熱湯消毒」です。水しか使わないので安全性が高い方法です。

やり方はタオルを大きなボウルなどにいれ、上から熱湯を注ぎ込むだけ。あとは冷めるまで放置し、取り出しましょう。イヤな臭いの原因となるカビや雑菌もキレイさっぱり退治できますよ。

粉末の酸素系漂白剤を使う

ワイドハイター酸素系漂白剤

液体ではなく粉末の酸素系漂白剤を使うのもおすすめ。酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあってそれぞれ成分が異なり、粉末タイプの方が漂白力が強いんです。

基本的な使い方は液体と同じですが「50℃ほどのできるだけ温かいお湯に浸す」「つけおき時間を2〜6時間ほど長めにする」のがポイント。普段の洗濯でも使えるので液体か粉末どちらかを1本用意しておくといいですね。

塩素系漂白剤を使う

キッチンハイター

どうしても取れない黒ずみ汚れは、塩素系漂白剤を使う方法もあります。ただ、色落ちする可能性があるので白いタオルにしか使えない上、繊維にも大きな負担がかかり、ゴム手袋の着用も必要になるなど、手間がかかる方法です。

キッチンハイターなどの洗剤を用意し、水1Lに対して10ml程を混ぜた漂白液を作り30分ほどつけおきします。時間がたったら塩素の成分を残さないようによくすすぎましょう。

タオルの漂白|黄ばみや黒ずみを予防するには?

洗濯物 タオル

タオルを漂白しなくてもすむように、毎回の洗濯からできることがいくつかあります。

濡れたままにしない

使ったあとのタオルは必ず湿気を含んでいます。湿ったままだと雑菌やカビが発生しやすいので、いきなり洗濯かごにいれるのは控えましょう。

すぐに洗えないときは広げて吊るし、水分を飛ばしておくといいですよ。

こまめに洗濯する

汚れは時間がたつほど広がり、こびりつきます。洗濯機がいっぱいになるまでつい待ってしまいますが、できるだけこまめに洗うのがコツ。

ギュウギュウに詰め込むのも汚れ落ちが不十分になるので、適度な量で洗濯機をまわすようにしてくださいね。

洗剤の量を守る

洗剤を多く入れれば汚れ落ちがよくなるように思えますが、実は逆効果。すすぎ切れなかった洗剤がタオルに残り、黒ずみやイヤな臭いの原因になるんです。

柔軟剤も同じで、多くいれすぎると黒ずんだり、吸水性が落ちたりといったトラブルのもとに。洗濯のときは洗剤の量も意識してみましょう。

漂白した真っ白なタオルで気持ちよい日々を

タオル

お風呂のあとに体を拭いたり、水まわりで手を拭いたり、食器を拭いたり、タオルは肌に触れる機会が多いアイテムです。そのため、できるだけ清潔なものを使いたいですよね。

毎回しっかり洗っていても使っているうちに汚れや臭いが残るのは仕方ないことなので、きちんとキレイにしてあげればいいんです。

定期的に漂白して真っ白に戻せば、臭いや汚れなどの心配もなく安心して使えますね。