お風呂上がりに使うバスタオルから、なんだかイヤな臭いがすることってありませんか？
せっかくお風呂で体をキレイにしたのに、臭いタオルで体を拭いているとキレイになった気がしませんよね。
今回は、どうしてバスタオルが臭くなるのか、取り除くための3つの方法ををくわしく紹介します。
もくじ
バスタオルが臭い理由は？
バスタオルの臭いは「雑菌」が広がったことが原因です。
雑菌は湿度が高く、汚れが多いと繁殖します。バスタオルには体を拭いたときに水分と皮脂がくっつくので、雑菌にとって格好の住処になります。湿った状態が長く続くと、臭いが出てきてしまうのです。
普段の洗濯だけでは除菌が十分ではないこともあるので、次に紹介する方法を日頃の洗濯に取り入れてみてください。
バスタオルの臭いを解消するには？除菌で臭い取り！
バスタオルの臭いを取るには、原因となる雑菌を撃退する必要があります。
おうちでできる簡単なやり方には「ワイドハイターなどの漂白剤で除菌する」か「熱で除菌する」かの2つの方法があるので、どちらか楽にできる方法から試してみてください。
① ワイドハイターなどの漂白剤で除菌する方法
簡単にすませたい方には、この漂白剤を使った除菌がおすすめです。用意するものは『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤と洗面器だけ。
分厚いバスタオルの奥に潜む雑菌まで退治し、漂白効果もあるので黒ずみなどもしっかり取れますよ。
つけおき液をつくる
50℃ほどのお湯を洗面器に張り、洗濯1回分ほどの漂白剤を溶かす。
つけおきする
つけおき液にバスタオルを浸し、1〜2時間ほど放置する。
洗濯する
液ごと洗濯機へ投入し、いつも通りに洗濯したら完了。
除菌したいバスタオルがいっぱいあるときはバケツを使うのでもOKです。液体よりも粉末の酸素系漂白剤を使うと効果が高まりますよ。
② 熱で除菌する方法
雑菌が熱に弱いことを利用すれば、簡単な方法で根こそぎ除菌できます。
それは「乾燥機にかける」こと。乾燥機は高温の熱風を長時間吹きつけるので、衣類の除菌効果もあります。
乾燥機がなければ、アイロンを使うのでもOK。タオル表面のパイル地がたおれてフワフワ感はなくなりますが、菌の退治ができます。
綿100％のタオルであれば高温モードでサッとアイロンをかけみましょう。
バスタオルがそれでも臭いときはワイドハイターで熱湯消毒！
上の方法でも取れない臭いがバスタオルについてしまったら、さらに強力な方法を試してみましょう。
用意するもの- 必須
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 大ぶりの鍋
必要なものは「酸素系漂白剤」と「大ぶりの鍋」。酸素系漂白剤は粉末のものを使うと効果的ですが、泡がたくさん発生し扱いが少しむずかしいので、ふだん使いのもので十分です。
バスタオルを熱湯消毒する方法
先ほどの「漂白剤」と「熱」を組み合わせた方法で、生地に大きな負担をかけますが効果は抜群。汚れも落として真っ白になりますよ。
お湯を沸かす
鍋に7〜8割の水をはり、コンロで沸騰させる。漂白剤をよく溶かす。
バスタオルを煮る
沸騰したら弱火にし、バスタオルを入れて10分ほど煮る。定期的にグルグルかき混ぜる。
取り出す
お湯を捨て、タオルを取り出す。冷めるまで待ってからお湯を捨ててもOK。
すすいで干す
流水でよくすすぎ、あとは絞っていつも通り乾かしたら完了。
熱湯消毒は洗濯機では落とせない汚れまでキレイに落とせます。キッチンで使う布巾などにも効果的なので、使い古しの鍋を煮洗い専用に残しておくといいですよ。
ふだんからバスタオルの臭いを防ぐには？
バスタオルは日頃の扱い方を見直すだけで臭いを抑えられます。雑菌を広げないよう、これから紹介するポイントを意識してみてください。
使ったらすぐに洗濯する
使ったバスタオルには水分と汚れがついています。この状態で洗濯かごに入れて放置すると、どんどん雑菌が増えてしまいます。できるだけ早めに洗濯しましょう。
すぐに洗わない場合でも、乾きやすいように広げて、一度水気を飛ばすと臭いの発生を抑えられます。
洗濯時に適量の洗剤を入れる
洗剤や柔軟剤を多く使うと、実はイヤな臭いの原因になることも。溶け残りができて洗剤カスとして残り、そこから雑菌が繁殖しやすくなるんです。
洗剤を多めに入れる必要はないので、パッケージに記載の分量を守りましょう。
乾きやすいように干す
バスタオルは生地が厚くてなかなか乾きませんね。こうなると、洗ったばかりでも湿った状態が続いて、臭いの原因となる雑菌が増えてしまいます。
できるだけ生地同士が重ならないようにずらして干し、空気と触れる面積を増やしましょう。こうすることで乾きが早まり、雑菌が増えにくくなります。
バスタオルが臭い原因は洗濯機にあることも
除菌をしてもすぐに臭いがついてしまう場合は、バスタオルではなく洗濯機に原因があるかもしれません。
洗濯槽の裏側には水気が残りやすく、洗剤や衣類の汚れもついています。その影響で、雑菌やカビがびっしり繁殖していることもあるんです。
洗い上がったバスタオルに黒い汚れがついていたり、洗いたてなのに臭いがあったりする場合は、洗濯槽が汚れているサイン。市販の洗濯槽クリーナーで掃除しましょう。
バスタオルが臭いときは除菌しよう
バスタオルに臭いがあると、気分が落ち込んでしまいますね。
臭いは除菌することで簡単に取り除けます。漂白剤や乾燥機を活用すれば手間をかけることなく、簡単にキレイにできますよ。
新しいものに買い換えなくても、お風呂上がりを快適に過ごせますね。
