いくらこすってもなかなか落ちない靴の黒ずみ。とくに白い靴だと、一回汚れると元通りにするのは大変ですよね。
その汚れ落としに活躍するのが「ウタマロ石けん」です。
ここではウタマロ石けんで洗える靴の見分け方や効果的な洗い方などをまとめてご紹介します。
もくじ
ウタマロ石けんって靴洗いに向いている?
「ウタマロ石けん」は、石鹸メーカーの東邦から販売されている固形石鹸。石けんには珍しいグリーンカラーが特徴で、汚れに塗りこむと色がついてしっかり塗れているか確認できます。
汚れ落ちのよさから、50年以上も使われ続けているベストセラー商品で、今でもガンコな汚れ落としといえば「ウタマロ」といわれるほど大人気の石鹸です。
一般的には靴下や運動着など、泥や汗でひどく汚れた服の部分洗いとしてよく使われますが、その汚れ落ちは靴に使っても抜群。泥や黒ずみが落ちてピカピカになりますよ。
ウタマロ石けんで落とせる靴やスニーカーの汚れは?
そんな便利そうなウタマロ石けんですが、実はどの靴にでも使えるわけではありません。
ウタマロ石けんが向いているのはキャンバス生地などの「布でできた白い靴」。上履きや白いスニーカーを洗うのに適しています。
ウタマロ石けんには「蛍光増白剤」という白さをより際立たせるための添加物が使われているため、白い靴との相性が一番いいんです。
色柄ものに使っても問題はありませんが、ウタマロ石けんの実力を100%発揮できません。ものによっては色味が変わってしまうこともあるので、注意してくださいね。
ウタマロ石けんで靴洗い|正しい洗い方は?
用意するもの- 必須
- ウタマロ石けん
- 靴洗い用のブラシ
- バケツ
- 『アタック』などの液体洗剤
- あると便利
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
ウタマロ石けんでいきなりこすっても汚れはなかなか落ちないので、はじめにつけおきして汚れをふやかすのがポイントです。
つけおき液をつくる
バケツにぬるま湯を張り、水量にあわせた洗濯洗剤を溶かしてよく混ぜる。
つけおきする
靴をつけおき液にいれ、1〜2時間ほど浸す。靴紐などはあらかじめ外しておくこと。
ウタマロ石けんを塗って洗う
靴を取り出し、ウタマロ石けんを表面全体に塗り込んでブラシでこすり洗い。内側も同様に洗う。
すすぐ
ウタマロ石けんの成分や洗剤が残らないよう、泡が出なくなるまで水でよくすすぐ。
脱水
軽く水気をきったあとに洗濯機に入れ、1〜2分脱水だけする。
乾かす
日光の当たらない風通しのいい場所で1日以上干したら完了。
ウタマロ石けんを使うのは、ブラシでこすり洗いをするときだけ。完全に汚れが落ちなくても、蛍光増白剤のおかげで乾いたときには目立たなくなりますよ。
黒ずみのひどい靴は、つけおき時に『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を溶かしておくとさらに効果的です。
ウタマロ石けんで靴洗い|汚れ落としのコツは?
ウタマロ石けんで靴を洗うときには、紹介した手順ですすめる以外に2つのポイントがあります。
うまく洗い上げるために、意識してみましょう。
1. 泥は軽い力でかき出す
泥汚れは水や洗剤に溶けない細かな粒子からできています。石鹸成分で泥汚れを包み込んだら、軽い力でかき出すようにブラッシングを繰り返しましょう。強くこすっても繊維の奥に入り込むだけなので、気をつけてください。
2. すすぎはしっかり
石鹸や洗剤の成分をすすぎ残すと、臭いや黄ばみの原因になります。泡が出なくなるまで、すすぎは念入りにするのが失敗を防ぐコツ。ウタマロ石けんはすすぎ残しを防ぐためにも青い色がついているので、わかりやすいですね。
色柄の靴もウタマロ石けんで洗っていい?
一度ウタマロの汚れ落ちを体験していると、色や柄のある靴にも使いたいな…と思うかもしれません。
そんなときはウタマロシリーズの別商品、部分洗い用の液体洗剤である「ウタマロリキッド」が便利。色や柄のついた靴にも使えます。
『ウタマロリキッド』(東邦)
ウタマロリキッドには蛍光剤が入っていません。汚れ落ちはそのままに色柄物に使っても変色させずに汚れだけを落とせます。
デリケートなおしゃれ着の洗濯にも使えるので、持て余すことなく活用できますよ。
ウタマロ石けんでの靴洗いを覚えてキレイを保とう
ガンコな汚れに何かと重宝するウタマロ石けん。汚れ落ちはかなり強力なので、これまで苦労して落としていた靴の黒ずみなどもきれいに落としてくれますよ。是非試してみてくださいね。