なにかと掃除に便利な「重曹」。万能洗剤と名高いアイテムなので、もしかしたらカビにも効くのかな?と考える人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は重曹を使ったカビ対策の方法をご紹介します。特徴を覚えてしっかり使いこなしましょう!
重曹ってカビに効くの?
重曹はカビなどの雑菌の増殖を抑える「静菌効果」をもっています。この性質を利用することで雑菌が広がるのを抑えられ、カビの発生を予防できます。
重曹の作用はおだやかで、使う素材にダメージを与えにくいのも特徴。
ほかにも、料理にも使われる成分なので口に入ってしまっても安心と、メリットがたくさん。小さな子供のいるおうちでカビ予防したいときにも重曹が使えますね。
重曹でカビ予防|カビ取り後に使うのがおすすめ
重曹には「静菌効果」がありますが、注意したいのが「殺菌や除菌効果ではない」こと。菌の増殖は防げますが、菌の数を減らすことはできません。
重曹には完全にカビを取り除くまでの洗浄力はないので、あくまで予防のためのアイテムと考えましょう。
できて間もないカビであれば重曹を使って目立たなくすることはできますが、カビの胞子や雑菌は残ったままになっています。すぐに再発するので注意してくださいね。
重曹でカビ予防|カビ取り後の予防方法は?
重曹でのカビ予防は、重曹と水を混ぜた「重曹水」をスプレーに入れて使います。
道具を用意したら次の手順で掃除していきましょう。
用意するもの- 必須
- 重曹
- 水
- 空のスプレーボトル
- 清潔な布巾
重曹スプレーをつくる
水500mlに重曹大さじ1杯を目安に混ぜ、スプレーボトルに詰める。
スプレーを吹きかける
カビが出てきそうな壁などに、まんべんなくスプレーを吹きかける。
乾拭きする
水分を取り除くため乾拭きして仕上げれば完了。
基本はこの3ステップでOK。乾拭きで拭き取ってしまっても重曹はうっすらと壁に残ります。
半年に1回くらいの頻度でこの予防掃除ができると、いつもキレイな状態をキープできますよ。
重曹でカビ予防|カビ取り後に使える場所って?
静菌効果を利用したカビ予防は、「リビングなどの生活空間」に向いています。カビができやすいお風呂などにも使えますが、入浴するたびに流れてしまうので高い効果は期待できません。
家具の裏や部屋の隅などの風通しの悪い場所は、エサとなるホコリがたくさんあり、カビがよく発生します。また、下駄箱やクローゼットのカビ対策にも適しています。
お部屋を見渡してみて「ずっと陽の光があたらずジメッとしている場所」や「ながらく掃除していない場所」はカビがないかチェックしてみましょう。
重曹はカビ取り後の予防に効果的
重曹は掃除になにかと便利とよく聞くアイテムですが、カビの予防までできるとなればなおさら活用したくなりますね。
カビ予防は重曹スプレーを吹きつけて乾拭きするだけととても簡単。さらにふだんから風の通りをよくしておくと、もっとカビが発生しにくくなります。
汚れが発生する前から予防掃除を心がけておくことで、いつもキレイなお部屋を保てますよ。