飲んでいた紅茶がはねて、気づかないうちに洋服にシミをついていた…なんていうことありますよね。でも慌てなくて大丈夫。紅茶のシミは水に溶けやすい汚れなので、おうちで洗濯すればキレイに落とせますよ。
ここでは紅茶でできたシミの落とし方を実践しながらご紹介します。染み抜きの方法を覚えてキレイな姿に戻してあげましょう。
もくじ
紅茶のシミは普通に洗っていいの?
紅茶のシミに気づいたらすぐにでも落とさないと!と手をつけてしまいますが、やり方を間違えるとかえって生地を傷めてしまうかもしれません。
まずは紅茶の染みがついた服は水洗いしても大丈夫なのかチェックすることが大切です。洗濯表示を確認し、上2つの「水洗いできる」マークがついているなら、自宅で染み抜きができますよ。
紅茶のシミは、そのほかのシミと比べると落としやすいので、焦らず洗濯表示の確認から始めましょう。
もし洗濯表示に上のような「水洗い不可」マークがついているときは、かなりデリケートな服の証拠。おうちで洗濯すると傷みや縮みの原因になるのでクリーニングに出してください。
紅茶のシミを落とすのに使う道具は?
- 必須
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- タオル
- あると便利
- 歯ブラシ
- 綿棒
紅茶の染み抜きには食器用中性洗剤が役に立ちます。紅茶は茶葉にお湯を注いで抽出したものなので、水に溶けやすい性質があり、普通の水洗いで落ちます。
デリケートな服に紅茶のシミがついたときは、歯ブラシや綿棒などを用意しておくといいですよ。
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紅茶の染み抜きの方法は?どう進めればいい?
ここでは紅茶汚れの染み抜き方法をご紹介します。ひどいものでなければ、洗剤を使って汚れを浮かして洗濯するだけで落とせますよ。
① シミに洗剤をかける
食器用洗剤を原液で直接シミの部分にかけます。裏にタオルを当てて、ほかの部分にシミが移らないようにしておきましょう。
② 指でなじませる
指でもんでシミに洗剤をよくなじませます。シワなどができやすいデリケートな服ならもみ洗いはせず、綿棒や歯ブラシなどでトントンたたきます。ゴシゴシこするとシミが広がるので注意しましょう。
③ すすぐ
洗剤がなじんだら、キレイな水で洗剤を洗い流します。あとで洗濯するので、完全にすすぐ必要はありません。おおざっぱに泡が取れればOKです。
④ 標準コースで洗濯すれば完了。
ここまでのステップで、このくらいに汚れが薄まりました。汚れ落ちが十分でなければ①〜③のステップをもう一度繰り返しておきましょう。
さらに洗濯機で仕上げたところ、ここまで汚れが取れました。どこにシミがあったのかもわからないですね。
ガンコな紅茶のシミを落とす方法はある?
先ほどの方法を繰り返しても落とせないガンコなシミには、漂白剤が◎。衣類に使う『ワイドハイター』などの液体タイプの酸素系漂白剤を用意しましょう。
落とし方は、シミの部分に漂白剤を直接かけて洗濯機で洗うだけとシンプル。
シミがついてから時間がたったり、シミができたまま汗をかいてしまうと色素が定着して落ちにくくなってしまうことがありますが、この方法ならスッキリきれいに落とせます。
紅茶のシミができたときの応急処置は?
外出先ですぐに洗えない!という場合は、シミが残りにくくなる応急処置が重要です。
やり方はシンプルで、手持ちのハンカチやおしぼりなどで軽く叩くだけです。シミがタオルなどにうつるように後ろからあて布できると効果が高まります。
応急処置をするときのポイントは「こすらない」こと。こするとシミが広がってしまうので注意しましょう。
完全に取れなくても、応急処置の段階ではシミを薄められれば十分。おうちに帰ってからすぐに染み抜きをすれば、シミにならずにすみますよ。
紅茶の染み抜きを覚えれば、かんたんにキレイにできる!
シミを見つけると憂うつな気分になるものですね。でも「なんのシミか」とその「染み抜き方法」さえ分かっていれば慌てることはありません。
特に紅茶のシミは水にも溶けるので、繊維の負担も少なくキレイに落としやすい汚れです。しっかり落とせばまたオシャレを楽しめますね。