独特な香りで食欲を増進させる「ニラ」。炒め物や汁物などさまざまな料理に使えますが、冷蔵庫に入れておいてもあまり日持ちしないので、保存方法には悩みますよね。
そこで今回は、ニラの保存方法について詳しくご紹介します。なかには1ヶ月ほど日持ちする方法もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
ニラの保存期間はどれくらい?

ニラは傷みやすい食材の1つ。高い温度と乾燥が苦手なので、基本的には常温ではなく冷蔵室での保存が適しています。正しいやり方で保存すれば、3〜4日ほど日持ちしますよ。
ただし、日持ちはあくまで目安です。ぐにゃぐにゃと柔らかかったり、ぬめりが出たりしていると腐っているので、食べるのは控えるようにしてくださいね。
ニラは「冷蔵保存」か「冷凍保存」がいい!

ニラは、主に「冷蔵保存」「冷凍保存」の2通りの方法で保存します。ここでは、それぞれの正しい保存方法についてご紹介しますね。
ニラの保存|冷蔵保存のやり方
ニラを冷蔵保存するときは、ポリ袋などに入れる前に根元から水を吸わせるのがポイントです。ボウルに水を張って根元を5分ほどつけてから保存すると、みずみずしい状態で保存できますよ。
根元の水気を拭き取って、ニラの葉先を出して折らないように気をつけながら新聞紙で包みます。新聞紙が乾燥予防の役割を担ってくれますよ。
それからポリ袋に入れて口を軽く閉じるかラップを巻くかして、冷蔵室に入れれば完了です。
カットしたニラは、タッパーなどの容器に入れて水を張っておくと保存できますが、ニラに含まれているビタミンなどが水に流れてしまうデメリットがあります。
保存期間は10日程度と少し長めになりますが、水の交換も2〜3日おきにする必要があるので、丸ごと保存するほうがおすすめですよ。
ニラの保存|冷凍保存のやり方
ニラを冷凍保存するときは、4cmほどの長さに切ってザルに乗せ、熱湯をかけてサッと湯通しをしてから凍らせます。それから小分けしてラップで包み、金属トレイの上に置いて急速冷凍。凍ったらジッパーバッグに入れて保存しましょう。
日持ちはだいたい1ヶ月ほど。炒めものやお浸しにするなら自然解凍がおすすめですが、スープなどに入れる場合は、凍ったまま調理もできます。料理の時間が短縮できて便利ですよ。
漬けたり干したりしてニラを保存する方法も!

ニラは、干したり調味料に漬けたりして保存しても長持ちします。
ニラを干して保存する方法
干すときは、5〜6cmくらいのざく切りにしてザルに広げ、1〜2日ほど干すだけ。3週間ほど日持ちします。
汁物にそのまま入れられるので、お味噌汁の具のちょい足しにも使えますね。
ニラを調味料に漬けて保存する方法
豆板醤を加えた醤油漬けや、塩と胡麻油を使ったオイル漬けにすると、2週間ほど日持ちします。ジッパーバッグに入れて調味料を加えるだけでラクにつくれますよ。
ニラを長く保存したいなら新鮮なものを選ぶのも大切!

ニラを長持ちさせたいなら、新鮮なものを選びましょう。葉先までピンとしているか、葉にハリや艶がありみずみずしいか、緑色が濃く肉厚で幅が広いかの3点に注目すると、新鮮なものか見極められますよ。
用途にあわせてニラの保存方法を工夫してみよう

ニラはいろいろなやり方で保存ができますが、それぞれ用途や保存期間が異なります。すぐに使うのであれば冷蔵保存、長く保存したいなら冷凍保存と、使うシーンをイメージしながら保存方法を工夫してみてくださいね。