「10ml(cc)って大さじでどれくらいだっけ?」「小さじでは?」と、手元に計量スプーンしかないとき、とっさに判断するのは難しいですよね。
今回は10ml(cc)を大さじや小さじで換算すると何杯分になるのかを説明します。
もくじ
10ミリリットル(cc)を大さじや小さじで換算すると?
大さじ1杯あたり15ml(cc)で、小さじはその3分の1の5ml(cc)です。
10ml(cc)であれば、大さじは3分の2杯、小さじでは2杯となります。
ちなみに、レシピの表記にはmlで記載されているものもあればccで記載されているものもあって混乱するかもしれませんが、どちらも同じく体積を表す単位で「1ml=1cc」と考えて問題ありません。
大さじや小さじを正しくはからないと10ミリリットル(cc)がズレる?
10ml(cc)が大さじや小さじで何杯分なのかがわかっても、計量スプーン自体を正しく使えていないと分量がズレてしまいます。
大さじや小さじですくったときに、山盛りだったり足りなかったりすると分量が正確ではなくなるからです。料理の味も大きく変わってしまうので注意しましょう。
はかり方を間違えないように、計量スプーンの正しい使い方をおさらいします。
液体調味料をはかる場合
醤油、酒、みりんなどの調味料のほか、水・油・牛乳などの液体を計量スプーンではかるときは「表面張力」がポイントです。
スプーンの縁いっぱいまで入れて表面張力で盛り上がった状態で「1杯」とカウントします。ギリギリこぼれないくらいが目安です。
大さじで3分の2杯にするときは、スプーンのフチの高さから2mm下くらいまで入れるのが目安です。
固体調味料をはかる場合(ペースト状調味料含む)
砂糖や塩、小麦粉や片栗粉などの粉末調味料は、スプーンを「すりきり」にするのがポイントです。マヨネーズやケチャップなどのペースト状調味料も同じ。
最初に計量スプーンで調味料をすくい、ふんわりと山盛りの状態に。そして、スプーンの柄やヘラなど平らな道具でスプーンのフチを滑らせながら余分な部分を落としてください。これで「1杯」とカウントします。
大さじで3分の2杯にするときは、すりきり1杯にした状態でヘラなどを使い、中心から3等分に切り分けます。そして1箇所だけ払い落とせばOKです。
10ミリリットル(cc)を大さじや小さじを使わず重さではかるには?
10ml(cc)を大さじや小さじではかると分量が大きくズレる不安もありますよね。計量カップではかることができればいいですが、手元になければ調味料ごとの重さにあわせてキッチンスケールではかる方法もあります。
あらかじめ調味料ごとに10ml(cc)あたりの重さを覚えておけば、計算しやすくなりますよ。
液体調味料の重さ
● 水 10ml(cc)=10g
● 酒 10ml(cc)=10g
● 酢 10ml(cc)=10g
● 醤油 10ml(cc)=12g
● みりん 10ml(cc)=12g
● 油 10ml(cc)=8g
粉末状調味料の重さ
● 上白糖 10ml(cc)=6g
● グラニュー糖 10ml(cc)=8g
● あら塩 10ml(cc)=10g
● 食塩 10ml(cc)=12g
● 小麦粉 10ml(cc)=6g
● 片栗粉 10ml(cc)=6g
ペースト上調味料の重さ
● 味噌 10ml(cc)=12g
● バター 10ml(cc)=8g
● マヨネーズ 10ml(cc)=9.2g
● ケチャップ 10ml(cc)=10g
メーカーや製法によって同じ調味料でも重さが異なることがあり、量が多くなると誤差も生まれてくるため、こちらの表記は大まかな目安として考えてくださいね。
10ミリリットル(cc)の大さじ小さじ換算を覚えて料理上手に
レシピによって、mlだったり大さじだったりグラムだったり…と、調味料の量の表記はまちまち。
ミリリットルの大さじ小さじ換算を覚えておけば、普段の料理が効率的になります。ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。