「塩水処理」をご存知ですか?魚のくさみを軽減してくれ、おいしく食べられるようになるんですよ。今回は、塩水処理について詳しくご紹介します。
塩水処理とは?どんな効果がある?
川魚などの魚は、川の水のなかで生活しているため独特なニオイがしますよね。そんなときに「塩水処理」をするといいんですよ。
「塩水処理」とは、塩水に魚を漬け込んでくさみを取る処理のこと。塩水に魚を漬けると同じ濃度になろうとする作用がはたらき、余分な水分や血、ニオイを取りのぞくことができるというわけなんです。
塩水処理のやり方は?
塩水処理のやり方は、魚の切り身を塩水に漬けて少し寝かせるだけ。30分も漬けると辛くなってしまうので、漬け時間は数分間、長くても10分ほどでOKです。
塩水から取り出したら表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、その後キッチンペーパーに包んで1時間ほど冷蔵庫で寝かせます。最後にサッと水洗いして表面の水分を取ったら完成です。
焼き魚やお刺身などにできますが、刺し身の場合は浸透圧の関係で水分が抜けすぎてしまう可能性があるので、注意してくださいね。
塩水処理をするときの濃度は3%が理想!
塩水処理をするとき、塩水の濃度は3%ぐらいがよいとされています。1Lの水に対し、塩は30gほどを目安にしましょう。
塩水処理で魚をおいしく食べよう!
塩水処理をすれば、魚のくさみが減り、おいしく食べられるようになりますよ。お刺身の場合、色味がよくなるという効果もあります。魚を食べる前の一手間で、魚をおいしく食べてくださいね。