気がつくと、コンロまわりに飛び散っている油汚れ。すぐに拭きとれば落ちやすいですが、時間が経ってしまうとなかなか落としにくくなってしまいますよね。
そこで今回は、頑固な油汚れにも効くおすすめの洗剤をコジカジ編集部が厳選!口コミと合わせて紹介するので、参考にしてみてくださいね。
もくじ
キッチンの油汚れはどうして落としにくいの?
油は冷めてから時間が経つと、定着して落ちにくくなる性質があります。料理のときに、はねたりこぼれたりしてコンロや床に落ちた油が冷えて固まると、こびりついてしまうのです。
特に、お弁当箱やプラスチック製の食器に油がついたときには落ちにくくなります。プラスチック製品は油を原料としてできているため、油どうしが結びきやすい性質があり、そのせいで落ちにくくなります。
コンロやお弁当箱の油汚れがなかなか落ちないのは、こうした性質のせいなんですね。
キッチンの油汚れに効く洗剤の選び方
油汚れをスッキリ落としたいときには、「アルカリ性の洗剤」が効きます。油は酸性の性質がある汚れなので、アルカリ性の洗剤で中和することで落ちやすくなるんです。
ガンコな油汚れには食器用の洗剤を使う場合も多いですが、食器用洗剤は多くが中性。油と水をなじませる力は強い一方で、油を分解するほとの力はありません。
すすぎにも手間がかかることが多いので、特に頑固な油汚れにはアルカリ性洗剤を使うのが有効です。
なので、油汚れを効果的に落とす洗剤を選ぶときは「ラベルを確認する」のがポイント。液性や成分に「アルカリ」などの表示があることを確認すると失敗しません。
次からは、頑固な油汚れを分解してくれる、使い勝手の良い洗剤を厳選してご紹介します。
油汚れに効く洗剤のおすすめ7選!【厳選】
今まで油汚れを落とすときに食器用洗剤などを使っていた人は、アルカリ性洗剤の洗浄力に驚かされるはずです。油汚れに悩まされないためにも、自分にあった洗剤を選んでくださいね。
1. 『マジックリン ハンディスプレー』
コンロまわりの油汚れ専用に作られたマジックリン。こびりついた頑固な油汚れもあっという間にキレイに分解してくれますよ。気がついたときにシュッとできるように、手に届く場所に常備しておきましょう。
・スプレーを吹き付けたあと、少し時間を置いてからクロスで拭き取れば、だいたいの油汚れが落とせます。コストパフォーマンス抜群です。
・コンロや換気扇まわりの油汚れには、昔からこれ!
2. 『スクラビングバブル激泡キッチンクリーナー 泡スプレー』(ジョンソン)
ノズルを押すと泡がモコモコ。泡が汚れに吸着して、油汚れを分解します。汚れが浮き上がってくるので、力を入れてこすり落とす必要もありません。これ1本で、コンロやグリル、換気扇の掃除がカバーできますよ。
・評判通りの油落とし能力です。スプレーして少し待つだけで油汚れが溶けてくるので、ゴシゴシせず、雑巾で拭き上げるだけです。
・油でギトギトになったところは、これを吹き付けてしばらく時間をおいて拭き取ると本当にキレイになります。
3. 『超電水クリーンシュ! シュ!』(ケミコート)
100%水から作られた洗剤です。水100%なのに汚れを落とせるのは、浸透力が強い水が汚れの細部まで染み込むから。除菌効果もあり、嫌なにおいもしません。環境に優しいので、小さな子がいる家庭でも安心して使えます。
・もう10年以上愛用しています。水なので安全で、なんといってもよく落ちます。手荒れもしません。
・油汚れのあとのべたつきがないので重宝しています。家具やテーブルも軽く拭けば汚れが落ちます。
4. 『レンジまわりのルック』(ライオン)
アルカリ剤成分が、落ちにくい油汚れをスルッと落としてくれるレンジ周り用洗剤。横に広がる「ワイドな泡」と、狙った所に集中する「せまい泡」を、場所に応じて切り替えてえ使えるのも便利です。
・ガスレンジ周りの油汚れが、力を入れなくても綺麗になりびっくりしました。
・ずっとこれを使っています。色々な高い洗剤なども併用して使ってきましたが、やっぱりこれが1番よく落ちます!!
5. 『業務用超強力油用洗剤 技・職人魂 油職人』(技・職人魂)
清掃業者も使っている業務用の強力な洗剤が「職人」シリーズです。こちらの洗剤は、ハウスクリーニング会社の社長が作ったもの。五徳やガスコンロまわりのこびりついた油汚れにおすすめです。
・少量の泡でこびりついた油を落とします。素手で触ると手荒れするので手袋は必須です。
・テレビ番組で観て、すぐに注文しました。ずっと掃除していなかった換気扇も、洗剤が汚れをグングン溶かしてくれます。
6. 『ウルトラハードクリーナー 油汚れ用』(リンレイ)
ビルメンテナンスで培った業務用ノウハウと技術がぎゅっと詰まった洗剤です。超強力なアルカリ剤をダブルで配合することで、ドロドロ、ギトギト、カチカチ汚れにも力を発揮します。大容量でたっぷり使えるのも魅力。
・コンロまわりの油汚れがサーッと落ちます。ここまで落ちるとは思いませんでした。手袋は必須です。
・5年経った換気扇に吹き付けて2時間くらいつけ置き。軽くこすって水圧で流したら95%汚れが取れました。
7. 『油汚れ用洗剤』(ダスキン)
ダスキンの油汚れ専用洗剤は泡タイプ。がんこな油汚れに泡がしっかりと密着して強力に落とします。キッチンのタイルなど、壁面のしつこい油汚れにもしっかり作用しますよ。オレンジの爽やかな香りも魅力です。
・他社の洗剤ではなかなか落ちなかったレンジフードフィルターの油汚れが、シュッと吹きかけしばらくしてから洗い流すだけで簡単に落ちました。
・スプレーしてすぐ拭いても落ちる落ちる。感動しました!市販の洗剤と値段も変わらないので最初からこっち買えばよかったです!
油汚れに効く洗剤を使うときの注意点
油汚れに効く洗剤は、強力な成分でできたものがほとんどです。洗剤が肌に触れると荒れてしまうこともあるので、使用する際はゴム手袋をしてくださいね。また、換気扇をまわしたり、窓を開けたりして、換気することを忘れずに。
「子供やペットがいるから強い成分は使いたくない」「肌が弱いからできるだけ優しい洗剤がいい」という場合は、先ほどご紹介した洗剤のなかでも『超電水クリーンシュ! シュ!』や『イシバシ マルチクリーナー ヘキサンバスター』のような、やさしい成分でできたものを選びましょう。
油汚れは洗剤を使わなくても落とせる?
これまでにご紹介した洗剤以外にも、油汚れには「重曹」が有効です。重曹は自然由来で食品にも使われるほど安全な素材ですが、アルカリ性の性質を持っているので、油汚れに効果があるんです。
重曹はお湯に溶かしてスプレーに、汚れがひどいところにはペースト状にして塗る、といった使い方もできますよ。作用はおだやかですが、時間をかければ換気扇などの頑固な油汚れもツルツルにする力を秘めています。
口に入れるものを作る場所で洗剤を使うのが気になる人は、まずは重曹で掃除をして、それでも落ちないものには洗剤を使うようにしましょう。
頑固な油汚れを防ぐ方法もチェック!
キッチンの油汚れが落ちにくくなる最大の原因は、時間が経ってこびりついてしまうこと。洗剤を使って落とさなくてもいいように、普段からこまめな掃除をしておくと後が楽です。
また、そもそも油汚れがつかないように工夫するのも大切。最近では油はねを防止するカバーや壁用シート、コンロの隙間を埋めるテープなど、キッチン周りの汚れを防ぐ便利グッズが多く発売されています。
100円ショップなどでも購入できるので、ぜひ試してみてくださいね。
キッチンの油汚れは専用の洗剤で綺麗に!
油汚れは気がついたときにサッと拭けば、頑固な汚れになることはありません。しかし、すぐに対処できない場合や、あとで気がつくこともありますよね。
そんなときのために、今回ご紹介したような油汚れに効く洗剤を常備しておくと安心です。キッチンがピカピカだと心も晴れるので、ぜひキレイにしてみてくださいね。