「重曹スプレーが掃除に便利!」と聞いたけどどうやって使うんだろう…と気になっている人は多いのではないでしょうか。「そもそも重曹って何?」「どんな掃除に使えるの?」と考え出すとギモンは尽きないですよね。
そこで今回は、重曹の基本的な知識と重曹スプレーの作り方、活用法などをまとめてご紹介します。
もくじ
重曹って何?どんな汚れに使える?
まずは「そもそも重曹ってどんなもの?」というギモンにお答えします。
重曹は一見するとただの白い粉ですが、水に溶かすとアルカリ性を示す特徴があります。反対の酸性の汚れと混ざると中和してふやけさせる効果があることから、よく掃除に使われています。
酸性汚れには次のようなものが挙げられ、これらを落とすときは重曹が便利。
自然界に存在する成分で体に害がないことから、小さい子供やペットを飼っているおうちなどを中心によく使われている掃除グッズなんですよ。
重曹スプレーの作り方|用意する物は?
- 必須
- 重曹
- スプレーボトル
- 計量カップ
- 計量スプーン
慣れないうちは計量カップや計量スプーンで分量をはかるのがおすすめ。慣れたら目分量でも作れますよ。
作り方はとってもかんたん。水200mlと重曹小さじ2杯を目安に混ぜるだけ。
水と混ぜるときは1分ほどかき混ぜ、重曹の粉末が溶けたことをしっかり確認しましょう。
溶けているのを確認できたらスプレーボトルに移し替えれば完成です。1本用意しておくとあらゆる掃除に使えるので重宝します。
お気に入りのアロマオイルを数滴加えておくと、掃除のあとにいい香りが残って気分よく掃除がすすみますよ。
重曹スプレーの使い方|掃除と消臭
できあがった重曹スプレーは、おうちの掃除全般に使えます。主に2つの働きがあるので以下で詳しくご説明します。
拭き掃除の「汚れ落とし」
重曹スプレーは普段の拭き掃除にプラスすると効果があります。キッチンのコンロやレンジフードにこびりついた油汚れ、フローリングにつく皮脂汚れによる黒ずみなどを落とすのにぴったり。
おうちの汚れやすい場所に常備しておいて、サッと吹きかけタオルで拭けばあっという間にキレイになります。
臭う汚れの「消臭」
重曹は酸性汚れがもとで発生した臭いを分解し、消臭してくれる効果もあります。スプレーを吹きかけるだけで臭わなくなりますよ。
キッチンの生ゴミやトイレのイヤな臭い、カーテンのジメッとした臭い、服についた汗の臭いなどの消臭に使ってみてくださいね。
重曹スプレーの使い方|2つの注意点
重曹スプレーの取り扱いにはちょっとした注意点もあります。
溶け残りに注意!
1つ目は、溶かす重曹が多いと白い粉の跡が残ってしまう点。せっかく掃除したのに見栄えが悪くなってしまうので、重曹が完全に溶け切っているか確認してから使ってくださいね。
早めに使い切る
2つ目は、市販の洗剤とちがって劣化する点。スプレーに入れる重曹水は最小限にし、できるだけ早めに使い切りましょう。
重曹スプレーで落ちない頑固な汚れはどうする?
重曹スプレーでたいていの汚れは落とせますが、市販のクリーナーと比べると効果は強くありません。汚れによっては対処できないことも。
そんなときは、重曹を少ない水で溶かしてペーストにするのがおすすめ。こびりついた汚れにペーストをつけてこすれば、クレンザーのような役割をしてキレイにしてくれます。
さらに「熱」を組み合わせると、汚れをどんどん落とせますよ。頑固な汚れは無理してゴシゴシこすったりせず、お湯をかけて汚れをゆるませて、そこに重曹を使うとスッキリ落とせます。
重曹スプレーが効かないときは「クエン酸」がいいかも?
重曹と同じように、食品由来の掃除道具として注目されているアイテムにクエン酸があります。
クエン酸は見た目は重曹に似た白い粉末。柑橘系のすっぱいフルーツに含まれる成分です。
水に溶かした液は、水回りにできる白いウロコのような水垢汚れをゆるませて新品のような輝きをとりもどしてくれるんです。
重曹とクエン酸を使い分ければ、おうちのどんな掃除でも対応できます。自然由来の素材で掃除なら、小さな子供のいるおうちでも安心ですよ。
重曹スプレーの活用で、イヤな汚れやニオイとさよなら
重曹を使った掃除はむずかしそうなイメージがありますが、作り方も使い方もとってもかんたん。
重曹スプレーの特徴は「酸性汚れに効果があること」「消臭にも使えること」。汚れ落ちが市販のクリーナーに劣るものの、素材を傷めない点はうれしいポイントですね。
自分でつくった手作りのスプレーで楽しく掃除してみましょう!