苦労して掃除を終えたキッチンの換気扇。1度掃除するとまたしばらく手をつけることはないので、できるだけ汚れがたまらない工夫をしてあげたいですね。
ここでは換気扇の汚れ防止するコツと、便利なアイテムをいくつかまとめてご紹介します。実践すると次回の掃除がぐっと楽になりますよ。
換気扇やレンジフードの汚れは防止できるものなの?
キッチンの換気扇には、料理中の油分を含んだ蒸気を吸い取って外に出してくれる働きがあります。
そもそも換気扇をあまりつけないようにすれば汚れがつきにくくなりますが、そうすると今度は壁や天井、コンロ周りに蒸気がついて油汚れが広がってしまいます。
なので、換気扇は使った方がよく、その分汚れてしまうのは仕方のないことなんです。
ただ、その汚れが換気扇につくのを防止する工夫はできるので、ぜひ取り組んでみてください。
換気扇やレンジフードの汚れ防止にはどんなものが役立つ?
換気扇に汚れがつきにくくするには、「フィルター」や「フィルターカバー」を取り付けるのがおすすめです。
フィルターのおかげで油汚れが内部に入り込むのを防いでくれます。
フィルターが黄色く汚れてきたら交換時期なので、たまった油汚れと一緒にすてて新しいフィルターやカバーを付けてあげるだけなので処理も簡単。こまめに取り替えて汚れの吸着力を保てると、中のファンまで汚れがつくことが減って次回の掃除がラクになりますよ。
換気扇やレンジフードの汚れ防止におすすめのアイテム4選
掃除を少しでもラクにしたいなら、便利なアイテムの活用は欠かせません。フィルターやカバーにはいろいろなタイプが販売されているので、おうちの換気扇に合うものを選んで取り入れてくださいね。
『ワンタッチレンジフードカバー』(東洋アルミ)
レンジフード内にすでにフィルターが付いているならこのカバーがおすすめ。フィルターを覆うように取り付けられる不織布製のカバーです。
約50〜90cmの長さを自由に伸縮できてほとんどの換気扇に設置できますよ。油がたまってくると取り替えサインが浮き出るので、交換を忘れてしまう心配もありません。
『換気扇フィルター』(スターフィルター)
火をあてても燃えない「不燃性」で、油煙を86.1%も除去してくれる優れもののフィルターです。
取り付けは今ついている金属網のフィルターを外して、これに入れ替えるだけ。ベトベトする油汚れが内部までつくのを防いでくれますよ。
『取替専用 シロッコファンフィルター』(東洋アルミ)
金属フィルターのさらに奥、回転するファン自体に汚れが入り込むのを防止する商品です。
お風呂の排水口につけるヘアキャッチャーのように、ファンの手前に取りつけて油煙の侵入を防いでくれます。
『レンジフードの溝 油とり材』(カースル)
レンジフードの油汚れといえば、ファンや金網のフィルターなどに目がいきがちですが、取りきれなかった油がレンジフード内にしたたって隅にたまっています。
そのレンジフードの隅の溝にたまる油汚れを防止する商品もあります。スポンジ状の油取り剤で、取り付けるだけで油がたまるのを防げます。溝の油汚れは掃除しにくい上に、時間がたつと固まってやっかいなのでとても便利ですよ。
換気扇やレンジフードの汚れ対策をしてもこまめにチェックしよう
フィルターやカバーを付けて汚れを防いだといっても、掃除が不要になるわけではありません。
半年〜1年に1回は換気扇用の洗剤を用意して掃除してあげてください。きちんと汚れを防止できていれば、それほど手間ではないはずですよ。
もしフィルターをつけても油がついて気になるのであれば、換気扇ごと新しく買い直すのもおすすめ。
最近では10年掃除しなくていいモデルが販売されています。古くなって動きが悪くなっているようなら、いっそのこと交換するのもひとつの手ですよ。
換気扇やレンジフードの汚れを防止して次の掃除を楽にする
汚れをしっかりと防ぎ、ちょっとしたメンテナンスを行うようにすればひどい汚れに困ることはなくなります。
月に1度は軽く拭き掃除して、年末に本格的な掃除と決めると負担が減ります。
手間のかからない方法で汚れがこびりつくのを防止して、次の掃除をラクにしましょう。