換気扇掃除の洗剤おすすめ5選！レンジフードの油汚れに強いのは？

換気扇には、ホコリや油などさまざまな汚れがついています。

いざ掃除をしようと思っても、ドラッグストアにはたくさんの洗剤が並んでいるので「どれを使ったらキレイになるのかな…」と迷ってしまいますよね。

そこで今回は、換気扇の掃除に使える洗剤を選ぶ基準や、おすすめの商品をまとめて紹介します。

換気扇掃除には洗剤が必須？

そもそも換気扇は、トイレやお風呂、キッチンなどおうちの至る所にありますよね。でも、洗剤が必要になるのは、キッチンの換気扇だけです。

油汚れがつきにくいキッチン以外の換気扇は、掃除機や雑巾があればキレイにできるので、洗剤選びを気にする必要はありませんよ。

そこで、ここではキッチンの換気扇に使える洗剤にしぼって選び方やおすすめ商品をご紹介します。

換気扇の掃除用洗剤｜業務用or家庭用で選ぶ

換気扇掃除用の洗剤には、市販の家庭用のもののほか、通販などでは業務用のものも購入することができます。

どちらも換気扇の油汚れに特化した洗剤ですが、成分や使い勝手に少し違いがあります。用途によって選んでみてくださいね。

業務用の洗剤

業務用の洗剤は、清掃のプロが使うことを前提に開発された強力な洗剤。濃度が濃く、希釈して使うものがほとんどです。

換気扇の汚れが頑固な場合は、業務用の洗剤で一気にスッキリ落としてしまいましょう。ただし、強力なぶん手肌や素材を傷める危険性もあるので注意が必要です。

家庭用の洗剤

家庭用の換気扇掃除用洗剤は、日々のお掃除で使うことを想定して作られています。よって、薄めて濃度を調整するなどの手間はかからず、気づいたときにサッとお掃除できるのがメリット。

日常的にお掃除する場合は、家庭用の洗剤で十分ですよ。

換気扇の掃除用洗剤｜成分で選ぶ

換気扇の掃除用洗剤は、『アルカリ性』のものや、『溶剤』が入っているものを選びましょう。それぞれの特徴は以下の通りなので、参考にしてみてくださいね。

「アルカリ性」の洗剤

キッチンにこびりつく油汚れはほとんどが酸性の汚れです。そのため、反対のアルカリ性の洗剤を使うことで中和されて汚れが落ちやすくなる性質があります。

「キッチン用」などと記載された洗剤はほとんどがアルカリ性です。購入するときは念のため、成分表の「液性」にアルカリ性と表示されているものを選びましょう。

ただし、アルカリ性洗剤は、アルミなどの素材を変色させる可能性もあるので、事前に換気扇の取扱説明書で手入れの方法を確認しておくと安心ですよ。

「溶剤」が入っている洗剤

「溶剤」とは、汚れを溶かして落とす成分のこと。アルカリ性は酸性と結びついて汚れを浮かせて落とすのに対し、溶剤は汚れを溶かしてごっそり取り除きます。

汚れ落ちのいい洗剤の成分には、「アルカリ剤」や「溶剤」が入っているので、よりガンコな油汚れを落としたい人はチェックしてくださいね。

ただし、溶剤の成分が強いほど汚れ落ちがよくなりますが、刺激が強いので「ゴーグル」や「手袋」を着用したほうがいいものもあります。購入時によく確認しましょう。

換気扇掃除の洗剤｜家庭用のおすすめ3選！

換気扇の汚れに使える家庭用の洗剤をいくつかご紹介します。

1.『花王 マジックリン ハンディスプレー』

出典:楽天

掃除の定番アイテム『マジックリン』。換気扇、コンロ、グリルなど、キッチンの汚れに特化していて油を浮かせて分解してくれます。スプレータイプなので気軽に吹きかけて掃除できますよ。

2.『ウエキ スーパーオレンジ 消臭・除菌 泡タイプ』

出典:楽天

高濃度の天然オレンジオイルに、アルカリ剤や溶剤を混ぜた強力な洗剤。汚れの具合によって原液で吹きかけたり、薄めたりと使い分けができます。キッチンペーパーなどに染み込ませてつけおきするとバッチリきれいになりますよ。

3.『リンレイ 換気扇レンジクリーナー』

出典:楽天

ベタベタな油汚れを泡の力で分解するクリーナーです。溶剤も入っていて、汚れに吹きかけると泡がモコモコと膨れ上がり、布で拭き取るか水洗いするだけでキレイになります。換気扇やコンロなど、さまざまな場所で活躍しますよ。

換気扇掃除の洗剤｜業務用のおすすめ2選！

次に、業務用の強力な換気扇掃除用洗剤のおすすめをご紹介します。

3.『PROUP　超強力　油分洗浄』

出典:shop.r10s.jp

その名の通り、超強力に油汚れを分解してくれるプロ用クリーナー。強いアルカリ性で換気扇の頑固な汚れも溶かし落とします。それでいて、手指にやさしく素手でも扱えるというのも嬉しいポイント。2倍〜10倍まで希釈可能です。

4.『技・職人魂 油職人』

出典:楽天

どうしても落とせないガンコな汚れにはこのスプレーがおすすめ。ハウスクリーニング業者が使うプロ仕様で、こびりついた油をアルカリ剤と溶剤の力で根こそぎ取ってくれます。焦げつきにも効果があります。

換気扇掃除の洗剤｜自然由来のアイテムも使える！

換気扇の油汚れは、自然由来の成分で落とすこともできます。これをナチュラルクリーニングといい、肌が弱い人や小さい子供がいるおうちでも安心して掃除できますよ。

『重曹』

アルカリ性をもつ白い粉で、料理に使うふくらし粉として有名です。この重曹に水を混ぜて「重曹ペースト」を作り、外した換気扇のフィルターなどに塗れば油が固まってパラパラと落とせます。汚れに塗ってつけおきし、あとはスポンジでこするだけでキレイになりますよ。

『セスキ炭酸ソーダ』

重曹よりもアルカリ性が強い成分で、水と混ぜてスプレーにして油汚れに吹きかければレンジフードの周りなどもキレイにできます。換気扇のしついこい油汚れには、水とセスキを混ぜた液につけおきすると効果的。洗い流せばスッキリ汚れが落ちています。

換気扇掃除の洗剤｜なかなか落ちない油汚れには…

換気扇の油汚れは洗剤で落とせますが、長年放置してしまったために、こびりついた超ガンコな汚れはなかなか落とせないことも…。

そんなときは、下記を試してみるのもおすすめです。

研磨剤入りの洗剤を使う

頑固なこびりつき汚れには、『ジフ』や『ホーミング』といった「クレンザー」を使うのがおすすめです。

「クレンザー」とは研磨剤が入った洗剤のことで、スポンジでこすると汚れが落とせます。事前にお湯をかけて汚れを浮かせておくと、汚れ落ちの効果がアップしますよ。

つけおきする

シンクなどに洗剤とお湯を張り、換気扇を外してつけおきするのも効果的です。

1時間ほどつけておけば、お湯と洗剤の力で油汚れがゆるみ、頑固な汚れも落とせるようになるはずですよ。

換気扇の掃除は洗剤選び次第で楽ちん！

擦っただけでは到底取れなそうな換気扇の汚れも、油汚れに合った洗剤を使うことで簡単に落とすことができますよ。

「扱いやすさ」「おうちの状況」なども考えながら洗剤を選んでみてくださいね。