クローゼットにしまっていた洋服や部屋の壁、お風呂など、おうちのいたるところにカビはできますね。

カビを落としたいけど、『カビキラー』などの強い洗剤を使うのはちょっと…と考えているなら、『オキシクリーン』がおすすめです。

オキシクリーンならカビも汚れもまとめて落とすことができますよ。

オキシクリーンってカビにも効くの?

オキシクリーンパッケージ

家中の様々な汚れに使えると人気のオキシクリーン。その主成分は酸素系漂白剤で、除菌・漂白作用を持っているためカビにも効果を発揮します

漂白力は『カビキラー』などの塩素系漂白剤には劣りますが、よほどひどい黒カビでなければきれいに落とすことができますよ。

酸素系漂白剤は自然由来の成分がメインなので、小さな子供やペットのいるおうちでも安心して使えるのがポイントです。

オキシクリーンでカビ退治する基本的な手順

オキシクリーンでのカビ退治は大きく分けて2通りの方法があります。まずはどんな方法なのかざっと把握しましょう。

① つけおき洗い

洋服やプラスチック小物など、水に強いアイテムにカビができたときは、オキシクリーンを使ったつけおき洗い、通称「オキシ漬け」がおすすめ。次の手順で除菌・漂白できます。

  • オキシクリーン お湯に溶かす
  • 油を染抜きした後にすすぐ
  • 洗濯機 コインランドリー ドラム式 

洗浄液をつくる

40〜50℃のお湯をバケツ1杯(約4L)用意し、そこに付属のスプーン1杯分のオキシクリーンを溶かす。

つけおきする

カビ汚れのあるアイテムを浸し、3時間ほど放置する。

すすぐ

布の場合は、そのまま洗濯機で洗う。他のものは、軽くスポンジなどでこすりながら流せば完了。

つけおきの時間は長ければ長いほど効果が高まりますが、6時間ほどで洗浄力が落ちてきます。こまめに様子を見ながら6時間を限度に取り組んでみてくださいね。

② 拭き掃除

フローリング 掃除 アルコール

床や壁など、つけおきできない場所にできたカビは拭き掃除で落とします。水を吸わない場所ならどこでもオキシクリーンが使えますよ。

準備

つけおきと同じようにお湯4Lに対してスプーン1杯のオキシクリーンをいれて混ぜる。

拭き掃除

雑巾にオキシクリーンの液を浸してよく絞り、軽く拭いていく。事前に素材が変色しないかを確認しておくと安心。

仕上げ

雑巾をすすいでかたく絞って水拭きし、さらに乾拭きして洗剤や水分を残さないように仕上げれば完了。

壁紙やフローリングの素材によっては、色落ちなどが発生するケースも。はじめに隅の目立たない部分で試して問題なければ全体に使うようにしましょう。

オキシクリーンでカビ退治|窓枠の黒カビ

雨風に当てられて汚れやすいのが窓枠です。梅雨の時期など汚れを放置しているといつの間にかカビが生えている…なんてこともあります。そんなときは、オキシクリーンを溶かしたお湯を使ってカビ退治しましょう。

  • 窓枠 カビ
  • 窓枠 カビ 掃除 オキシクリーン
  • 窓枠 カビ 掃除
  • 新聞紙で窓枠を拭く

オキシ液に漬けたキッチンペーパーを貼る

大きなゴミがある場合は取り除いておく。窓枠の上側や側面のカビ汚れには希釈したオキシクリーンのお湯を染み込ませたキッチンペーパーをくっつけ、数十分放置。

ブラシなどで掃除

しつこいカビは、歯ブラシなどで磨いて取り除く。

拭き取る

最後にキッチンペーパー取り除いてお湯で洗い流し、乾いたキッチンペーパーで拭き取れば完了。

オキシクリーンでカビ退治|お風呂のカビ

オキシクリーンで風呂釜の掃除

お風呂はおうちのなかでも一番カビが発生しやすい場所。あちこちにカビが出てきますね。お風呂のカビ退治でおすすめなのが、浴槽を使ったオキシ漬けです。

準備

残り湯を半分ほどに減らし、オキシクリーンを付属のスプーン10〜15杯をいれる。

小物類も一緒に入れる

カビが目立つ小物類をそのまま浸しておけば、風呂釜と合わせてきれいにできる。

数時間放置してすすぐ

数時間放置してすすげば完了。床や壁、ゴムパッキンなどのつけおきできない場所は、オキシ漬けで使った浴槽の液を使ってスポンジでこすり洗いすればOK。

オキシクリーンでカビ退治|布団や衣類のカビ

タオル 黒カビ 手洗い 洗濯

オキシクリーンはもともと衣類用の漂白剤として発売された洗剤なので、タオルや洋服などの布製品にできたカビの漂白にも効果があります。

つけおき洗いで数時間放置するだけで、スッキリ除菌漂白できますよ。

酸素が汚れに反応して分解する仕組みなので、色柄物でも漂白できるのがうれしいところ。色落ちしないのでほとんどの洋服に使えます。

オキシクリーンでカビ退治|壁紙やリビングのカビ

ウタマロクリーナー 使い方 壁紙

お風呂以外でも、お部屋の壁や床などにカビができてしまうこともありますね。

一般的な洋室に使われているビニールクロスの壁紙やフローリングであれば、水を吸わないのでオキシクリーンで拭き掃除ができます。

カビだけでなく手垢などでできた黒ずみもスッキリ落とせるので、普段の掃除に活用するのもおすすめですよ。

オキシクリーンでカビ退治|洗濯槽のカビ

洗濯槽

オキシクリーンの成分である「酸素系漂白剤」は、洗濯槽のカビ取りにも効果的です。

基本的な方法は市販の洗濯槽クリーナーと同じで、40〜50℃のお湯を高水位までため、水量に合わせた分量(40Lなら10杯分)をいれて混ぜ、半日ほど放置するだけ。

これで洗濯機の内側に広がったカビが酸素の泡で剥がされ、浮いてきます。手おけなどで簡単に取り除き、一度いつものように洗濯機を回せば完了です。

ただし、洗濯槽の素材によっては熱に弱いものもあるので、どれくらいの温度まで耐えられるか確認しておきましょう。

オキシクリーンでカビ退治する注意点は?

肌 手 ゴム手袋

オキシクリーンを使ったカビ取りをするときは、次の2つの点に注意して取り組みましょう。無用なトラブルを防ぐことができますよ。

ゴム手袋で手肌を守る

オキシクリーンは「漂白剤」なので直接ふれると肌荒れの原因になります。掃除に使うときはゴム手袋をして肌を守りましょう。触れたらすぐに悪影響があるわけではありませんが、ついたときは早めに洗い流してください。

はじめに素材チェックをする

オキシクリーンは何にでも使えるというわけではありません。とくに生木や畳など水を吸い込みやすい素材は傷みや変色の原因となるので注意しましょう。はじめて使うときは目立たない場所に少しつけ、1時間ほどしてもトラブルが起こっていないか確認してからにしましょう。

オキシクリーンでおうちのカビがスッキリきれいに

子供 掃除 お風呂

何に使っても汚れ落ちがよいと評判のオキシクリーン。酸素の力で汚れやカビを退治するので、体への負担が少ないのもうれしいところ。

肌荒れを防ぐために手袋をする必要はありますが、6時間で効果がなくなるので万一拭き残しがあっても神経質になる必要はありません。

小さな子供やペットがいるおうちなどでも安心して使える万能洗剤なので、オキシクリーンをいろいろな場面で活用してみてくださいね。