「ガンコな汚れもスルスル落ちる!」と評判のオキシクリーン。衣類の洗濯やあらゆる場所の掃除に活用でき、お風呂場では浴槽や床、小物類などの汚れをまとめて落とすことができます。
今回は、そんなオキシクリーンを使ったお風呂掃除の手順や掃除効果をくわしくご紹介します。
もくじ
オキシクリーンでお風呂掃除!キレイにできる場所は?
オキシクリーンは「湯垢や雑菌で汚れる場所全般」の掃除に使えるので、次のようにお風呂のなかのものはほぼすべて掃除できます。
①浴槽
浴槽は湯垢などがたまりやすい場所。とくにほとんど掃除しない風呂釜(追いだきの穴)などは湯垢が蓄積してドロドロに。オキシクリーンを使えば手間をかけずにキレイにできますよ。
②床
タイル床の黒ずみもオキシクリーンが効果的。酸素の泡が汚れを浮かしながら漂白し、スルッと流しやすくしてくれます。
③小物類
イスや洗面器、シャンプーボトル、子供のおもちゃなどお風呂に置いている小物全般のヌルヌルはオキシクリーンを使えばスッキリ除菌できます。
④ 壁や棚板など
壁に残る洗剤カス、棚板の赤カビなどもオキシクリーンが効きます。混ざりあった汚れも簡単に分解してくれますよ。
オキシクリーンで落とせるお風呂の汚れの種類
オキシクリーンはアルカリ性です。お風呂の中でいうと、アルカリ性と反対の性質を持つ湯垢(皮脂汚れ)を落とすのにぴったり。
またオキシクリーンには漂白効果や除菌効果もあるので、黒ずみのある部分の掃除に使えば、汚れを浮かせて洗い流してくれます。カビや雑菌などもしっかり除菌してくれますよ。
オキシクリーンでお風呂掃除|①浴槽
お風呂の浴槽を掃除する場合は「オキシ漬け」が効果的。次の手順で進めましょう。オキシ液に素手で触ると手荒れの原因になるので、掃除の際はゴム手袋などをつけると安心です。
- 必須
- オキシクリーン
- あると便利
- ゴム手袋orビニール手袋
- 所要時間
- 作業時間:20分+放置時間:2時間
- 浴槽半分のお湯(100L)に対して、オキシクリーンを付属のスプーンで10〜15杯を目安に混ぜる。よくかき混ぜて溶け残りがないように。残り湯を使うときは45度に温めてから!
- 風呂釜の奥までオキシクリーンを通すため数分追いだきする。追いだき機能がないときはスキップ。
- 追いだきが終わったら2時間ほど放置してからお湯をすべて抜く。長くても半日を目安に。おもちゃなど小物があるときは、オキシクリーンを溶かしたお湯へ一緒に浸け置きしておくのがおすすめ。
- 再度追いだきして風呂釜内を5分ほどすすぐ。追いだき機能がないときはシャワーで洗い流す。
- 風呂釜のフィルターを外して歯ブラシなどでこすり洗いして仕上げたら完了。追いだきのフィルターがないときはスキップ。
一緒につけおきしたおもちゃやイス、洗面器、お風呂のフタなどは、お湯を抜く際、シャワーでキレイにすすげば完了です。簡単に小物の除菌・丸洗いができますね。
オキシクリーンでお風呂掃除|②床
- 必須
- オキシクリーン
- 洗面器
- ブラシ・スポンジなど
- あると便利
- ビニール袋
- 所要時間
- 作業時間:20分+放置時間:2〜6時間
オキシクリーンでタイル床の漂白をしたいときも「オキシ漬け」がおすすめ。排水口をふさいで床一面にオキシ液をためれば「床のつけおき」ができますよ。
- 排水口に栓(フタ)をする排水口の栓がなければ二重にしたビニール袋に目皿(ヘアキャッチャー)を入れて口を閉じる。さらに水を入れて口を閉じたビニール袋を排水口のくぼみに置くと水の流れをふさぐ栓が完成。
- 洗浄液をつくる洗面器に付属のスプーン1杯のオキシクリーンとできるだけ熱いお湯を入れてよくかき混ぜる。
- 床にお湯をため、洗浄液を混ぜる床に40〜50℃ほどの熱いお湯をためる。1cmほどの深さになれば十分。あらかじめ溶かしておいた洗浄液を混ぜる。
- 洗い流して擦る2〜6時間放置したら液を流す。あとは流してブラシなどで軽くこすり落とせば完了。
オキシクリーンでお風呂掃除|③おもちゃ
おもちゃの掃除はオキシクリーンを溶かしたお湯に浸け置きするだけです。お風呂の最後に残り湯へオキシクリーンを入れて翌朝シャワーで洗い流すとお湯が有効活用できますね。
- 必須
- オキシクリーン
- 所要時間
- 作業時間:5分+放置時間:2〜6時間
- お湯にオキシクリーンを溶かすお湯4Lに対してオキシクリーンを付属のスプーンで1杯の半分ほど入れてよく混ぜる。40〜50℃ほどのお湯を使うのがポイント。
- 2時間以上おもちゃを浸け置きする汚れがついて洗いたいものを浸し、2〜6時間ほど放置。オキシクリーンが除菌・漂白しながら、汚れを落としやすくしてくれる。
- おもちゃを取り出してシャワーですすぐ時間がたったら洗浄液から取り出し、ふやけた汚れをスポンジなどでこすり落とせば完了。
オキシクリーンでお風呂掃除|④壁や棚
お風呂の壁などもオキシクリーンできれいに掃除できます。
- 必須
- オキシクリーン
- ブラシ・スポンジなど
- あると便利
- ゴム手袋orビニール手袋
- キッチンペーパー
- 所要時間
- 作業時間:15分+放置時間:1〜2時間
- お湯にオキシクリーンを溶かす目安はお湯100Lに対してスプーン10杯分。
- 汚れがひどいときはオキシクリーン液を染み込ませたキッチンペーパーを壁へ貼る1〜2時間放置する。
- キッチンペーパーを外して液をつけたブラシやスポンジでこする液に素手で触ると手荒れの原因になるので、ゴム手袋など利用すると安心。
オキシクリーンで落とせないお風呂の汚れは?
オキシクリーンはどんな汚れも落とせて便利!と思ってしまったかもしれませんが、オキシクリーンと同じアルカリ性汚れである水垢だけは落とせません。
鏡や蛇口のくすみとなったり、白いうろこ状に見えるのあれは水垢汚れです。水垢には酸性の洗剤やクエン酸・お酢などが効果的。詳しくは関連記事を参考にしてみてください。
オキシクリーンでお風呂の大掃除を手軽に
オキシクリーンはおうちのいろんな場所で使える万能洗剤。とくにお風呂では大活躍で、ゴシゴシこすっても落とせなかった汚れまでふやかし、流せるようにしてくれます。
除菌する力もあるので、お風呂で気になるヌルヌル汚れの対策にもピッタリ。
洗浄液をつくって、つけおきするだけだと大掃除も楽ちんです。ぜひ試してみてくださいね。