「おしゃれ着洗い」という言葉を耳にしたことはありませんか?なんとなく意味はわかるけど、よくわかっていない…というのが本音だと思います。おしゃれ着っておうちで洗えるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。

今回は、そんな人のためにおしゃれ着とはどういうものか、洗濯機で洗えるのかなど、おしゃれ着洗いの基本をご紹介します。

「おしゃれ着洗い」とは?

カシミヤ 洋服


そもそも「おしゃれ着」とは、明確にこの服!という決まったものはなく、ざっくりデリケートな素材を使った衣類全般を指します。

つまり、デリケートな洋服をキレイに仕上げるための洗濯方法を「おしゃれ着洗い」というわけです。

たとえばウールやシルク素材のセーターは、ふだんの洗濯だと毛玉がついたり、ヨレたり、毛羽立ったりしてしまいます。それを、おしゃれ着洗いすることで傷むことなく仕上げられるわけです。

おしゃれ着洗いできる服ってどれ?

洗濯表示


手持ちのおしゃれ着をおうちで洗えるかどうかは、服の裾などについた「洗濯表示(絵表示)」を確認すればわかります

デリケートな繊維を使っているため、たいていの服には「手洗い」のマークがついています。このマークがあれば、おうちで洗濯できます。もちろん洗濯機で洗えるマークがついたものも問題なく洗えます。

セーターやコート以外に、ダウンジャケット、浴衣、スーツなど、実はおうちで洗える洋服はたくさんあります。着慣れた服でも、いま一度洗濯表示を見てみてくださいね。

洗濯表示 水洗い不可


ただし、バツ印がついた「水洗い不可のマーク」がついているものは家庭で洗えません。クリーニング屋さんに出してキレイにしてもらいましょう。

おうちでおしゃれ着洗いするポイントは?

適量の洗濯洗剤


おしゃれ着は、いつもの感覚で洗濯すると縮んだり、ヨレたり失敗してしまいます。「① 洗う前の準備」と「② 洗い方」がとても重要なんですよ。

さらには、洗ったあとの「③ 干し方」にもコツがあります。

洗う前・洗濯中・洗ったあとの3段階で、それぞれポイントがあるので、次からは1つずつ具体的に紹介していきます。

ふだんの洗濯でやりがちなことも、おしゃれ着洗いではNGなので、ぜひチェックしましょう。

【おしゃれ着洗いのポイント①】洗う前の準備でそろえる道具

エマール おしゃれ着 中性洗剤


おしゃれ着洗いをする場合は、衣類への負担を極力減らすために、次の2つの道具が必要です。

おしゃれ着用洗剤

いつもよく使う『アタック』などの洗剤は「弱アルカリ性」の性質をもち、洗浄力が強い反面、繊維へ負担もかけてしまいます。なので、『エマール』や『アクロン』などの「中性」のおしゃれ着用洗剤を使いましょう。

洗濯ネット

デリケートな衣類をそのまま洗濯機に入れると、洗濯物同士がこすれて生地を傷める可能性があります。必ず洗濯ネットに入れて洗いましょう。軽くたたんでネットにいれれば準備完了です。

【おしゃれ着洗いのポイント②】どんな洗い方をすればキレイに仕上がる?

洗濯機のボタン


おしゃれ着は洗濯表示で「手洗い」のものが多く、面倒なイメージがあるかもしれませんが、実は洗濯機でまとめてキレイに洗えます。次の点に気をつけながら洗ってみましょう。

ドライコースや手洗いコースで洗う

おしゃれ着を洗うときは標準(おまかせ)コースはNG。「ドライコース」や「手洗いコース」といった丁寧に洗えるコースを選びましょう。少量の水で揺らすように洗うため、手洗いのようにやさしく洗えます。

脱水時間を短くする

洗濯機の脱水は、洗濯槽を早く回転させて水分を切る仕組みのことです。遠心力で槽に強く押し付けられるため、長い時間脱水するほどシワができたり、伸び縮みしたりトラブルにつながります。できるだけ短めに、できれば1分以内にすませるのがポイントです。

キレイな水で洗う

洗濯には30℃以下のキレイな水を使いましょう。おしゃれ着のなかには熱に弱い素材もあるため、温度によるトラブルも考えられます。「洗い」「すすぎ」どちらもお風呂の残り湯は使わないことをおすすめします。

【おしゃれ着洗いのポイント③】干すときは何を気をつける?

ハンガーで洋服を干す 外干し


洗濯が終わったら、あとは干して乾かすだけです。濡れた状態で放置するとシワになるので、脱水後はすぐに取り出しましょう

ニットセーターなどは、ハンガーで吊り干しすると吸った水分の重みでタテに伸び、着心地が変わってきてしまいます。

ハンガー2本にまたがるように干したり、ピンチハンガーの天面にのせたりして「平干し」しましょう。

日光に当てると黄ばむ繊維もあるので、室内などの日陰で平干しすると完璧ですよ。

大切なおしゃれ着は手洗いもおすすめ!

手洗い つけおき洗い


「やっぱり大切なおしゃれ着は手洗いがいい!」という人は、洗濯機を使わずに次の方法で洗うのもいいですね。

洗面器で洗濯液をつくる

洗面器に水をため、その量に見合った分量の洗剤を入れる。

服を入れて洗う

「やさしく手早く」洗う。押して離してを繰り返して汚れを押し出す。

洗濯ネットに入れて脱水する

洗濯ネットに軽くたたんで入れ、洗濯機で脱水する。

すすぐ

洗面器にキレイな水を入れ直し、泡がなくなるまですすぐ。

タオルドライする

大きめのバスタオルを用意し、服を乗せてはさみこみ水分を取れば完了。

繊維にできるだけ負担がかからないよう、洗浄液につけておくだけの「つけおき洗い」か、手のひらで押したり離したりする「押し洗い」で洗います。こすったり揉んだりすると傷むのでやめましょう。

おしゃれ着洗いに使える洗濯グッズは?

おしゃれ着洗いに使える洗濯グッズはたくさんあります。ここでいくつかご紹介しますが、そのほかにもさまざまな工夫がこらされた商品があるので、ぜひ探してみてくださいね。

『エマール 洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用』(花王)

おしゃれ着の洗剤として有名な『エマール』。華やかな柄物の服も色あせさせずに汚れをスッキリきれいにしてくれます。

『物干し ネット 平干し ネット』(Arnes)

幅77cmの大きめな平干し用のネットです。3段あるのでたくさん乾かせますし、使わないときはコンパクトに畳み込める優れものです。

『洗濯ネット 6枚セット』(KASOS)

洗濯ネットと一口に言っても、さまざまな種類があります。サイズが合わないものを使うと、結局ネット内でガサガサ動いてこすれるので、サイズ別にいくつか用意しておくと使い分けできますよ。

覚えておきたい

エコなわざあり

おしゃれ着をクリーニングに出すときは?

洗濯 クリーニング

洗濯表示に「水洗い不可マーク」が付いている衣類はクリーニングに出すほかありません。

その場合は、大切なおしゃれ着が問題なくキレイになったか確認できるように、事前に服の状況をチェックしましょう。

ボタンが外れていないか、ポケットにモノが入っていないか、ほつれがないかなどを確認します。シミがあるなら、シミの種類をあらかじめ店員さんに説明するのも忘れずに。

返ってきたらビニールから出してシミが取れているか、ボタンが外れていないかチェックしましょう。問題なければ陰干しで水分を蒸発させ、クローゼットにしまえばOKです。

おしゃれ着洗いで大切な洋服をキレイに!

洋服 ハンガー


おしゃれ着洗いは洗濯表示を確認し、問題なければおうちで洗濯できます。ふだんの洗濯よりもデリケートなので、しっかりポイントを覚えましょうね。

キレイに洗えるとクリーニング費用も抑えられるうえ、お気に入りの服を長持ちさせてずっと楽しめますよ。