白くて清潔感のあるシーツ。毎日寝ているときに大量の汗を吸っているって聞いたことはありませんか?きちんと洗ってあげないと雑菌が繁殖して不衛生なんですよ。
今回は、シーツをキレイにするための洗濯のポイントについてご説明します。
もくじ
シーツの洗濯はどのくらいの頻度でする?
一般的には、「少なくとも週に1回」はシーツを洗濯したほうがよいといわれます。
その理由は、寝ている間にはたくさんの汗をかき、それをエサに菌が繁殖したり、ダニが増えたりしてしまうためです。
シーツは取り外したり、干したりするのが面倒ですが、洗い方自体が面倒なわけではないので、週末の時間があるときにでも洗濯しましょう。毎週は難しかったとしても、定期的に洗濯する習慣をつけられるといいですね。
シーツの洗い方は?
まずはここでシーツの洗濯方法を確認しておきましょう。
市販されているシーツは綿100%か、綿とポリエステルの混毛のものばかりなので、おうちで洗濯できるのがほとんど。次の手順で洗いましょう。
洗濯機にシーツを入れる
生地を傷めたくない場合は、ファスナーをしめ、軽くたたんで洗濯ネットに入れる。
洗濯機で洗う
通常通り洗濯すれば完了。粉末洗剤だと溶け残りができやすいので注意。
洗濯ネットに入れるときはネット1つにシーツを1枚か2枚までが限界。詰め込みすぎると洗剤がまわらず、うまく洗えないことがあるので注意しましょう。
汚れ別のシーツの洗濯のポイントは?
シーツにつく汚れは、皮脂汚れや血液汚れなどさまざま。洗濯洗剤の原液を直接汚れた部分にかけて下洗いしてから洗濯機で洗うとキレイになります。
ただ、汚れによってはちょっとした工夫が必要なこともあります。それぞれどんなことに気をつければようのか見てみましょう。
汗、皮脂
汗や皮脂による黄ばみ・黒ずみや、臭いがある場合は、洗剤に加えて『ワイドハイター』などの漂白剤を入れると効果が高まります。
洗濯機に投入するのもいいですが、気になる汚れがあったら塗り込んでから5分ほど放置し、洗濯機に入れて洗いましょう。熱めのお湯に漂白剤を溶かし、そこにシーツを浸けるとさらにキレイになりますよ。
経血
経血がついた場合も焦らなくて大丈夫。時間がたったガンコなものでもキレイになりますよ。
ついてすぐものなら、食器用洗剤をかけてなじませてから洗えばOK。時間がたった汚れの場合は『アタック』などの粉末洗剤と『ワイドハイター』などの液体酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜた洗浄液をつければキレイになります。
おねしょ
子供のおねしょがついたシーツは普段通りに洗濯すればOK。ただ、何度もおねしょがつくうちにアンモニアによるニオイが出てくることもあります。
独特のツンとしたニオイが気になるときはクエン酸を使って洗いましょう。
水1Lに対してクエン酸大さじ1杯を目安に混ぜ、その液に3時間ほどシーツを浸けます。あとは軽くすすいで、洗濯機で洗い直すだけ。アルカリ性のアンモニアを酸性のクエン酸が中和してくれますよ。
シーツの洗い方のコツ!
シーツをキレイに洗い上げるにはいくつか細かいテクニックがあります。できそうなものから取り入れてみてくださいね。
あらかじめゴミを取る
シーツは「ファスナータイプ」という長編の片方がファスナーになったものや、ゴムを伸ばして敷布団に四隅を引っかける「ボックスタイプ」が主流。その「ファスナータイプ」は四隅にホコリが入りこみやすいので、ひっくり返して細かいゴミを取り除いてから洗うとキレイに仕上がります。
洗濯槽の底に入れる
シーツや毛布のような大物を洗濯機で洗う場合には、できるだけ洗濯槽の底に入れるのがポイントです。底に近い方が回転の力を受けやすく、洗浄力も高いためです。よく汚れが落ちますよ。
脱水時間を短くする
脱水時間を短めにし、ポタポタ水がたれるくらいで取り上げて干すようにしてみましょう。重みでシワが伸びやすく、アイロンの手間が省けてキレイに仕上がります。
シーツの黄ばみを取る洗い方|オキシクリーンは使える?
黄ばみは皮脂汚れが付着した状態なので、普通に洗濯してもなかなか落ちません。黄ばみを落とすには、つけおきをしてから洗濯することが大切です。
アタックなどの液体洗剤と、ワイドハイターなどの漂白剤を混ぜて洗浄液をつくり、1時間から一晩つけおきしましょう。つけおきの時間は汚れの程度によって異なるので、黄ばみが落ちているか確認しながら行ってください。
また、酸素系漂白剤のオキシクリーンにつけおきするのもおすすめ。洗面所のシンクにお湯をはって「オキシ漬け」にすると、黄ばみがきれいに取れますよ。
洗濯後のシーツの乾かし方は?
シーツは大きいので乾きが遅いアイテム。ただ、乾かし方にも少しポイントがあります。
物干し竿に干すときは、2本の物干し竿にまたがるように「M字干し」すると風通しがよくなってすぐに乾かせます。
物干し竿が1本しかないなら、ハンガーを何個か引っかけて、その上からシーツをかぶせ、横から見たときに「A字干し」になるよう乾かせばOK。
洗濯機に乾燥機がついていれば、そのまま乾燥機を使っても大丈夫です。熱風でシーツに潜むダニまで退治できますよ。
シーツの洗い方を便利にするグッズは?
シーツは洗濯物のなかでも大物で、少し乾きにくいですよね。そんなときは便利グッズを使って風がよくあたるように工夫すると乾きが早まります。
ここでは参考までにシーツを干すときに使えるアイテムをいくつかご紹介します。
『レック 伸縮 竿掛け バスタオルハンガー』(レック)
レック社の伸縮ハンガーです。1度に3枚まで乾かせるほか、1枚のシーツをM字になるようにかければ風通しがよくなって乾きが早まります。
『大木製作所 ランドリーグッズ からみにくいステンレスハンガーDL』(大木製作所)
ステンレス製で劣化しにくいハンガーです。生活感のないシンプルなデザインをしているので、いろんなお家に合わせやすい特徴もあります。
シーツの洗い方をマスターして快適に!
シーツはキレイなように見えて意外と雑菌が繁殖しています。1週間に1度は洗濯でキレイにしましょう。
洗濯はそれほどむずかしいことはありません。いつも通り洗うだけです。さらに「底の方に入れる」「脱水時間を短くする」といった少しの工夫で、よりキレイに仕上がりますよ。
清潔なシーツだと毎日の睡眠が快適になりますね。