突然の生理や出血でシーツが汚れてしまった経験はありませんか?赤黒い汚れは目立つし、なかなか落とせなそうで困ってしまいますね。
実は、ある道具を使えば時間がたった汚れもキレイに落とせるんですよ。
今回は、鼻血や生理で血がついたシーツをキレイに落とす方法をご紹介します。
もくじ
シーツや布団についた血はキレイに落とせる?
生理の経血や鼻血などの血液汚れは「体液によるシミ」なので水に溶けやすい性質があります。そのため、本来は洗濯だけで十分キレイに落とせる汚れです。
ただ、血液がやっかいなのがタンパク質を含んでいること。時間が経てばたつほどタンパク質が化学反応を起こして、どんどんと定着して落としにくくなってしまいます。
ついて間もない血液であれば洗濯機で洗う前に次で紹介する簡単な処理をするだけでもかまいません。簡単な処理ができないまま時間が経ってしまっても、少し工夫するだけでキレイにできますよ。
血の落とし方|食器用洗剤で洗う方法は?
- 必須
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- あると便利
- タオルかキッチンペーパー
- コップ
- 歯ブラシ
- 洗面器
- 所要時間
- 5〜10分
血液がついてから長時間経っていなければ、次の準備と手順でキレイにできます。汚れに気づいたらなるべく早めに試してみましょう。
食器用の洗剤を使えば、落ちにくい汚れも水に溶けやすくなりスッキリ洗い流せます。
血の落とし方の手順
やり方は「食器用洗剤を使って汚れをゆるませてから洗濯する」だけ。シーツは綿などの丈夫な繊維からできているので、そこまで慎重に行わなくても大丈夫。気楽に進めてくださいね。
- シミのついた側を下にしてタオルに置く血液がついている方を下にしてタオルの上にのせる。
- 洗浄液をつくるコップ半分まで水を入れ、食器用洗剤を1プッシュほどたらして混ぜる。
- 歯ブラシでシミをたたく洗浄液を歯ブラシにつけてシミの裏側からたたく。タオルに移していくイメージ。
- きれいな水ですすぐ洗面器かシンクで、叩いた部分を軽くすすぐ。この時点で多少シミが残っていても、洗濯機で洗えばきれいになる。
- 洗濯機で洗う仕上げに通常通り洗濯すれば完了!
汚れが取れたことを確認したら、あとは洗濯表示にしたがっていつも通り洗濯するだけです。
軽い汚れであれば「食器用洗剤で軽くもみ洗いし、そのまま洗濯機で洗う」だけでもOK。これならスキマ時間でもササッとこなせそうですね。
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血の落とし方|漂白剤で洗う方法は?
- 必須
- 『ワイドハイター』などの液体の酸素系漂白剤
- 『アタック』などの粉末の洗濯洗剤
- 重曹
- スプーン(綿棒でも可)
- 洗面器
何日も放置してしまった血液の汚れには次の5つをそろえて、手順の通りに落としていきます。
固まってしまった血液の汚れには、漂白剤と洗剤を混ぜて使うことでキレイに分解できます。
洗剤はできれば「酵素」の配合された粉末タイプがおすすめ。酵素はたんぱく質を分解する働きがあるので、血液汚れにかけるだけでぐんぐん分解してくれる力があるんですよ。
血の落とし方の手順
ガンコな血液汚れは「粉末洗剤と漂白剤を混ぜたペースト」を塗り込むのが効果的。
濃厚な洗剤が汚れに働きかけ、しっかり分解してくれます。
- シミの裏にタオルを敷くシミの裏にタオルかキッチンペーパーを敷く。
- 洗浄液をつくる『ワイドハイター』と粉末洗剤を1:1で混ぜて洗浄液をつくる。
- シミに洗浄液をかけて放置するつくった洗浄液をシミの上にのせると反応して泡立つ。適宜足しながら10分ほど待つ。
- 洗濯する洗濯表示にしたがって洗濯機で1度洗う。シミが落ちなければ次に。
- 洗面器でつけ置きするワイドハイターと重曹を1:1で混ぜてぬるま湯で溶き、これに1時間ほどつけ置きする。
- 洗濯する再度洗濯すればキレイに。
6ステップありますが、汚れが落ちたタイミングでやめて大丈夫。
ワイドハイターなどの酸素系漂白剤は、有効成分が酸素なので生地にも体にもやさしいのがうれしいところ。手や生地が荒れてしまうこともなくスッキリ落とせます。
血を洗い落とすときの注意点は?
血液汚れの洗濯で、1つだけ注意が必要なことがあります。
それは「お湯を使わない」こと。水よりもお湯を使ったほうが汚れがゆるんで落としやすそうなイメージがあるかもしれませんが、血液はタンパク質をふくむのでお湯で洗うと固まってしまうんです。
ほかにも、タンパク質を含む牛乳や卵などの汚れも同様です。固まってしまうので冷たい水で洗うようにしましょう。
シーツや布団に生理の血がついてたときは早めの対処を!
血液の汚れがベッドのシーツなどにつくと、ショックで落ち込みますね。でも、キレイに落ちると分かっていればそれほど気にせずにすみますよ。
汚れを落とすのは面倒なイメージがありますが、ガンコなものでも『ワイドハイター』を使った「泡」の力でスルスルきれいになるので、ぜひ試してみてくださいね。