乾燥機は洗濯物を早く乾かしてくれる力強い見方ですよね。
ただ、乾燥機を使うと縮んでしまう服があることを知っていますか?
今回はは乾燥機を使って乾かすと縮む素材、縮まない素材など、相性の見極め方をご紹介します。
もくじ
乾燥機を使うと洗濯物が縮む?

乾燥機で縮んでしまう洋服は実はかなり多くあります。
乾燥機は熱風を吹き当てて濡れた衣類を短時間で乾かすので、熱に弱いものなどは傷んで縮んでしまいます。全部の衣類が縮むわけではありませんが、なんでもかんでも乾燥させているとサイズが小さくなって着られなくなるかもしれませんよ。
お気に入りの服が縮んでしまわないように、次で紹介する見極め方をしっかり覚えておきましょう。
乾燥機で縮む服の見分け方は?
乾燥機が使えるかどうかは、洋服についている「洗濯表示」でわかります。マークや注意書きを読むことですぐにチェックできますよ。
マーク見る

まずはマークをチェックしましょう。点がついたマークであれば乾燥機に対応していますが、☓印がついているときは乾燥機が使えないサインです。
注意書きをチェックする

服のなかには乾燥のマークがないものも。そんなときは下の文言を確認しましょう。「タンブラー乾燥は使えません」「DO NOT TUMBLE DRY」などの表示がされているので、不安に思ったらまず確認してみるといいですよ。
ただし、これらのマークがついていない、シンプルなTシャツでも、乾燥機に入れると縮みやすいので注意が必要です。基本的には大切で長く着る服は乾燥機に入れないようにした方が安心です。
乾燥機で縮む「入れてはいけない服」とは?
乾燥機NGマークが付いているような服は次のような特徴があります。
デリケートな繊維を使っている

「ウール」や「シルク」など、熱に弱いデリケートな繊維を使っているものは乾燥機で縮みます。
間違って乾燥機にかけてしまうと、もとに戻せないほど傷んでしまうので注意しましょう。
生地の目が粗い

素材にかかわらず、ニットなどの生地の目が粗い洋服は乾燥に向きません。熱風で隙間がきゅっと縮んで小さくなってしまいます。
裏が透けるような薄い服も、同じように縮む可能性があるので気をつけましょう。
刺繍やプリントのある服

刺繍などの細かな装飾、熱に弱いプリントは乾燥機に向きません。
刺繍は切れて色落ちしたり、プリントがはがれたりするので、Tシャツなどの丈夫な生地のものでも避けた方が安全です。
乾燥機でも縮まない入れてもいい洋服って?

乾燥機にかけられる服って意外と少ないかも…と心配になるかもしれませんね。乾燥機は早く乾く反面、熱風を長時間生地にあて続けるので少なからず傷んでしまいます。
向いた衣類に絞って利用することで、洗濯を効率的にこなしましょう。
消耗品
「タオル」や「シーツ」「靴下」などの消耗品は乾燥機で乾かすのに向いています。生地もシンプルな綿のものが多いので、着心地やさわり心地に大きな差は出にくいですよ。
外で着ない服
パジャマに使うTシャツなど、外に着ていかない服であれば乾燥機にかけてもOK。
多少ごわつくこともありますが、柔軟剤をいれて乾かせば気になるほどにはなりません。
乾燥機で縮むのを防ぐコツは?

乾燥機を使って乾かすときには次の点をチェックしておくと失敗を防げます。
あらかじめ洗濯物は分別する
洗濯表示をチェックしたら、洗濯のときから分別に役立てましょう。乾燥できるものとそうでないものをグループ分けし、2回に分けて洗濯するのがおすすめです。
できれば「ポリエステル」などの乾きやすい服と「綿」などの乾きにくい服も分けて乾燥させると長持ちしますよ。
乾燥は短時間にする
乾燥できるか不安がある服や、できるだけ傷ませたくないお気に入りの服は乾燥を短時間にするのがコツ。
20〜30分ほど乾燥させ、生乾きの状態で取り出しましょう。温まっているので普通に干すよりもぐっと早く乾きますよ。これなら熱風に当たる時間が短くすむのでギュッと縮むのも防げます。
乾燥機で縮んだ洗濯物は元に戻せる?

うっかり乾燥機にかけ、服を縮ませてしまったときのために、元に戻す方法も覚えておきましょう。プリントが傷んだり、服自体が変形したりすると元に戻せませんが、縮みだけであればある程度は対処ができます。
やり方は簡単で「もう一度濡らして引っ張り、乾かす」だけ。アイロンのスチームや霧吹きを使って濡らし、引っ張って形を整えながら乾かします。
完全に元通りとまではいきませんが、これで縮みが気にならなくなるくらいには元に戻せます。繰り返し行うと生地の負担になるので、何度もしないように注意してくださいね。
洗濯物を縮ませずに乾かしたいなら浴室乾燥機がおすすめ

乾燥機で熱風をかけて一気に乾かすのと縮みや傷みの原因になりますが、浴室乾燥であればハンガーにかけたままゆるやかに乾燥させるのでトラブルは起こりません。
乾燥までの時間は倍くらいに増えますが、素材などを選ばず乾燥できるので「急いでいなければ浴室乾燥を使う」のがおすすめです。
お風呂も乾燥が早まりカビ予防にもなって一石二鳥ですよ。浴室に乾燥機能がついていたら活用してみてくださいね。
乾燥機の活用で縮みを起こさずキレイに

洗濯時に便利な乾燥機能ですが、「縮んだり伸びたりしないかな…?」と不安に感じる人も多いですよね。
不安であれば乾燥機能を使うのはバスタオルやシーツなど消耗品に限定するのも手です。ムリに使うのはトラブルのもと。
乾燥機をうまく活用して、楽に家事ができるといいですね。