洗濯物が乾く時間の目安がわかれば、その日の予定も立てやすくなりますよね。
今回は洗濯物が乾く時間の目安とそのはどのように決まるのか、外干しと部屋干しでどれくらい差が出るのか、効率よく乾かすためのコツなどをご紹介します。
もくじ
洗濯物の乾く時間|外干しだとどれくらい?
天気がよくカラッとした日に外干しした場合、洗濯物の乾く時間はおおよそ次の通りです。
ただし、これはその日の気温や湿度、風量によって左右されるので注意が必要。特に気温が低い冬場や湿度の高い梅雨時期はもっと時間がかかってしまうこともあります。
洗濯物の乾く時間|室内干しだとどれくらい?
室内干しは、除湿機などの道具を使わずに比較した場合は、外干しのおおよそ倍の時間がかかるといわれています。
ただ、除湿機やサーキュレーター(扇風機)、浴室乾燥機などをうまく活用し、適切な干し方をすれば外干しと変わらない速さで乾かすことも可能です。
洗濯物の乾く時間|目安はどうやって決まる?
洗濯物が乾く時間は部屋干しか外干しか、天気のよし悪しなど、さまざまな要素で変わります。
ただ、一般的には「気温」「湿度」「風」の3つの要素が大きく関係しています。これらの3つが組み合わさって乾きやすいか乾きにくい環境かが変化します。
洗濯物と「温度」
温度は、気温が高いほど乾きが早く、気温が低い方が乾きにくいとシンプルな関係。冬だと室外よりも室内のほうが温かいので乾きが早いこともあります。
洗濯物と「湿度」
湿度は高ければ高いほど乾きが遅くなります。夏のカラッと晴れた日に洗濯物が乾きやすいのは湿度が低いためで、反対にジメジメとした湿度の高い梅雨時期は乾きが遅くなります。
洗濯物と「風」
洗濯物を干すとまわりの空気中の湿度が高まり、それ以上洗濯物の水分が空気に逃げていかなくなってしまいます。この空気を循環させるために必要なのが風。風が強すぎると洗濯物が飛んでいってしまうので限度はありますが、基本的には風が強いほど洗濯物は乾きやすくなります。
まとめると、気温は高く、湿度は低く、風量が多いほど洗濯物は乾きやすくなります。
ちなみに、これらを用いて算出した「洗濯指数」という洗濯物の乾くスピードをはかる指標があります。
インターネット検索で『洗濯指数 お住いの地域』を入れると調べられるので参考にしてみてくださいね。
洗濯物が乾く時間|服の素材によっても違う?
先ほどまでは洗濯物が乾く時間とその「環境」についての話をしましたが、洋服自体の素材によっても違います。
ざっくり分けると、ポリエステルなどの化学的につくられた合成素材は乾きが早く、ウールなどの天然由来の素材は乾きが遅い特徴があります。
もちろん服の厚みによっても違うので、夏場はそもそも薄手の乾きやすい服が多く、冬は厚手で乾きにくい服がどうしても多くなってしまいます。
「乾きやすい服」と「乾きにくい服」、「薄手の服」と「厚手の服」など、交互にかけるだけでも乾きが早くなりますよ。
洗濯物が乾く時間|早く乾かすコツを覚えよう!
乾燥するまでの時間を5時間以内にすると、生乾き臭などの原因になる菌が発生しにくくなると言われています。
ここでは洗濯物を早く乾かすための干し方のコツを紹介するので、ぜひ取り入れてみてださいね。干し方の工夫で、乾燥効率はかなり上がりますよ。
衣類の間は「こぶし1個ぶん」あける
衣類が密集していると風の通り道がなくなり、乾きが遅くなります。原則、服と服の間にはこぶし1個分以上のスペースをあけるようにしましょう。空気に触れる面積をなるべく多く取るのがポイントです。
小物は「アーチ型」に干す
小物などを干す際におすすめしたいのが、洗濯物を「アーチ型」に干す方法。タオルなどの長いものは外側に、靴下などの短いものは内側に干します。これをすると、アーチの内側で上昇気流が発生し、空気の循環が良くなって乾燥効率が良くなりますよ。
環境を整える
乾燥しやすい環境をつくるのも1つです。特に室内だと、エアコンの除湿を使ったり、除湿機を置いたりする方法が効果的。扇風機を使って空気を循環させるとさらに早く乾かせますよ。
洗濯物が乾く時間|乾燥効率を上げる便利グッズ4選
洗濯物の乾燥をはやめるには様々な便利アイテムが発売されています。工夫をこらしたアイテムが多いので、おうちの環境やインテリアなどとも合わせながらお気に入りを選んでみてください。
『平干し ネット』(ダイヤコーポレーション)
服を広げて置ける平干し用のネットです。日光が面で当たるので乾きも早くなりますよ。使わないときはコンパクトにたためるので場所もとりません。
『速乾8の字ハンガー』(Eaoike)
ハンガーも乾燥に役立つ商品があります。この8の字ハンガーは肩の部分が広いので、洋服全体に風が通りやすく乾燥を早めてくれます。
『エアコンハンガー』(平安伸銅工業)
エアコンのすぐ下に取り付ければ、洗濯物を引っかけられるハンガーです。夏は除湿、冬は暖房で洋服をすぐに乾かせます。使わないときは折りたためるので場所をとりません。
洗濯物の乾く時間|外干しと部屋干しを使い分けよう
「雨さえ降っていなければ外干しのほうが早く乾く」と考えがちですが、気温や湿度によっては室内干しのほうが効率がいい場合もあります。
部屋干しでも除湿機をそろえれば、年中ある程度のスピードで乾かせるようになります。また、花粉がつかない、衣類が傷みにくい、強風やにわか雨の心配がないなどの利点も。
外干しと部屋干しのメリットとデメリットを理解して、状況に応じて使い分けるようにしましょう!
洗濯物の乾く時間を把握して予定を組もう!
洗濯以外にもバタバタとやることが多い人は、乾く時間がある程度わかっていると「◯◯と☓☓を終わらせて、そのあとに洗濯物を取り込めば…」と予定も組みやすいですよね。
乾きの早い「外干し」と乾かす環境が調節できる「室内干し」を組み合わせれば、効率よく洗濯物を乾かせますよ。