スチームアイロンは、洋服についたシワやヨレを直すための必需品。ただ、「なんとなく効果が高まりそう」という理由から、いつもスチームを使っている人も多いのではないでしょうか?
実はアイロンのスチームには「2種類の活用法」があるんです。ここではスチーム機能の活用法をくわしくご紹介します。
もくじ
アスチームアイロンとは?どんな使い方がある?
多くのアイロンにはスチームという「蒸気を発する』機能がついています。このスチーム機能を備えたアイロンをスチームアイロンと呼びます。
スチームアイロンは「蒸気の力でシワをふくらませて伸ばす」働きがあり、熱だけではきれいにならなかった服のシワもすっきり消し去ってくれるのが特徴です。
そんなスチームアイロンの「スチーム」の活用法は次の2つ。
蒸気にはシワを伸ばす力があり、本来アイロンがけができないようなデリケートな衣類でもスチームを使えばシワ取りができるんですよ。
スチームアイロンの使い方|スチームがけ
もっとも一般的なのがふだんのアイロンがけにスチーム機能をプラスする方法です。アイロンのスチームが出るモードを選ぶだけなので取り入れるのはとっても簡単。
おもに、次の2つの用途に役立ちます。
ガンコなシワを伸ばす
しわくちゃになったワイシャツなど、ガンコなシワがついている洋服はスチームを使ってていねいに伸ばしましょう。
コツは「蒸気を含ませてからアイロンをかける」こと。洋服から少し離してスチームを当て、その後アイロンがけすることでシワが伸びやすくなります。
折り目をつくる
スラックスやシャツの袖など、ピシッと折り目をつけるのにもスチームが便利。折り目にそってアイロン台にセットし、ハンカチなどであて布をして、スチームをあてながらかけましょう。
折り目がずれないように数ヶ所をクリップなどでとめておくと上手に仕上がりますよ。
スチームアイロンの使い方|浮かしがけ
スチームの蒸気は繊維に入り込んで内側からシワをやわらげる働きがあります。次の2つの用途があり、洋服をさらにキレイに仕上げてくれます。
ニットをふんわりさせる
ニットは洗濯するとどうしても縮んでしまいます。そんなときはスチームをたっぷりとかけながら形を整え、平干ししましょう。
毛糸が温かい蒸気を含んでやわらかくなり、ふんわりと仕上がりますよ。
着用ジワがなくなる
ズボンの膝部分やワンピースの腰回りなど、着用ジワのつきやすい部分はスチームを浮かしがけして手で整え、ハンガーで吊っておけばキレイに伸ばせます。
蒸気は汗の臭いをとる力もあるので、脱いだついでに浮かしがけしておくと次に着用するときも快適ですよ。
スチームアイロンの注意|やってはいけないことは?
スチームアイロンの使い方にはちょっとした注意点も。アイロンを長持ちさせるためにも確認しておきましょう。
毎回満水までいれる
タンク内の水が少量だと、うまくスチームがでません。アイロンをかけたい服が少なくても、毎回満水までいれるとスチームが出やすくなります。
蒸気を出し過ぎない
シワを伸ばしたいからとスチームをいっぱい出すのは要注意。洋服がビショビショになるくらいに当てると火傷のおそれもあるので注意しましょう。
水は毎回交換する
スチーム用の水は、アイロンがけが終わったら熱いうちに捨ててタンク内を乾燥させること。そして、使うときに満タンまでいれてください。
スチームアイロンの使い方を覚えて洋服をピシッと仕上げよう
機能としては知っていても、実際の使い方は知らない人も多いアイロンのスチーム機能。
ガンコなシワを伸ばすだけと思われがちですが、実はデリケートなアイテムのシワ取りにも効果が高いんです。
デリケートな服もアイロンでキレイにできることがわかったので、おうちでもしっかりケアできそうですね。