天気が良い日は布団を干したくなりますよね。でも何時間くらい干しておけばいいのか迷ったことはありませんか?
さらに、夏と冬では干す時間やタイミングに違いがあるのかも気になるところ。
今回は、布団を干す時間について、季節や素材別にご紹介します。
もくじ
布団を干すとどんな良いことがある?
布団の手入れで干したほうがいいとはわかっていても、実際にはどんな効果があるのでしょうか?最初に、天日干しの効果をいくつか紹介します。
ダニの繁殖を抑える
湿気や皮脂の汚れが多いところで繁殖しやすいダニ。
天日干しでダニを死滅させることまではできませんが、湿気や雑菌をなくしてダニの繁殖を抑えることができます。
イヤな臭いが消える
寝ている間に出た汗や皮脂の汚れが布団について雑菌が繁殖すると、汗っぽいイヤな臭いが発生します。
天日干しをすると湿気が飛んで雑菌が繁殖しにくくなるだけでなく、殺菌効果のある紫外線の力で臭いを取り除いてくれます。
ふわふわになる
布団は寝ている間にかいた汗をたくさん含んで湿っていて、使っている間にどんどん重くなります。
天日干しにすると布団のなかにたまった汗が蒸発して布団が軽くなってふわふわになるんですよ。
布団を干す時間|夏と冬は何時間干せばいい?
布団を干す時間は、日差しの強さで変わるので季節によって違います。
夏であれば片面1時間で、両面2時間あれば完了します。冬になると片面2時間、両面では4時間ほどかかることになります。
冬はある程度時間が必要になるので、取り込むタイミングに注意しましょう。あまりに干す時間を長くしすぎると布団が傷んでしまうので注意してくださいね。
布団を干す時間|布団の素材によっても違う!
実は布団の中綿の素材によっても干す時間は変わってきます。それぞれの素材の目安時間は下記の通りです。
羽毛布団
夏は0.5時間、冬は1時間が目安。乾きやすい素材ですが、直射日光に弱いので長く日に当てすぎるのは控えましょう。陰干しでもOK。
羊毛布団
夏は1時間、冬は2時間が目安。乾くのが早めで、陰干しでも問題ありません。
合繊布団(ポリエステル布団)
夏は1.5時間、冬は3時間が目安。丸洗いできるタイプなら定期的に洗濯するのがおすすめ。
綿布団
夏は2時間、冬は4時間が目安。湿気が溜まりやすいので、しっかり干しましょう。
中綿の素材は布団の洗濯表示を見ればわかるので事前にチェックしてくださいね。
布団を干す時間帯|夏と冬で異なるので注意!
1日のうち日が照っている時間帯が違うので、どのタイミングで布団を干すかは重要です。季節によって異なるので、下記を参考にしてみてください。
春や秋は直射日光が比較的きつくないので、太陽の光が強い10〜14時に干すのがおすすめ。
夏は直射日光がきついので9〜11時の午前中、冬は11〜14時の正午前後がおすすめです。特に、羽毛布団や羊毛布団は直射日光で痛みやすいので、夏の午後に干すのは控えておきましょう。早朝・夜は、気温が低い上に湿度が高いので、布団が乾燥しにくくて天日干しの効果は小さくなります。
布団を干す頻度はどれくらい?夏と冬で違う?
布団を干す頻度は、1週間に1回がベストです。ただ、これも布団の汚れ具合によって異なります。
汗をよくかく夏は週に1回ほどですが、冬であれば2〜3週間に1回のペースでもかまいませんよ。汗をかきやすい人や子供の布団などは、冬でも多めに干すのがおすすめです。
布団を干す時間を短くしてくれるアイテムも!
布団を干すのにはどうしても時間が必要ですが、その時間を少しでも短縮する方法があります。
それが、黒い布団干し袋で布団をつつむことです。
黒色は日光を吸収しやすいので、天日干しされた黒い布団干し袋の中の温度は60℃にまで上がり、布団干しの効果を高めることができます。30分ほどでダニ退治もできるので、効果的ですよ。
『花粉ガードふとん干し袋』(東和産業)
黒色の布団干し袋です。太陽の熱を吸収しやすいほか、花粉をガードしてくれるのも嬉しいポイント。安心して外に布団を干せるようサポートしてくれます。
- 税込価格
- 1,264円
- サイズ
- 150 × 210cm
布団を干す時間を覚えて布団をいつでもふわふわに
布団を干す時間によってその効果が変わってきます。きちんと効果を出しながら、生地を傷めることがないように、適切な時間を覚えておきましょう。
定期的に布団を干して、いつでも気持ちのいい布団で寝てくださいね。