衣類をフワフワに仕上げてくれる乾燥機。最近では洗濯機と一緒になった洗濯乾燥機も増え、ドラム式や縦型タイプなどいろいろありますよね。

便利な反面、気になるのがそのお掃除。乾燥機を回すたびに、乾燥フィルターは綿埃だらけになってしまいますよね。

今回は乾燥機フィルターの掃除方法や掃除するときの注意点について説明します。

乾燥機のフィルターはどうして汚れる?ホコリを取らないとどうなる?

フローリング・床のホコリ

乾燥機にはいろいろな種類がありますが、基本的に乾燥機内を除湿して、乾いた暖かい空気を送ることを繰り返して衣類を乾かしています。

濡れているときはホコリは出ませんが、乾いてくると衣類から細かい綿ゴミが出てきます。そしてそれは空気の循環するのにあわせて流れていきます。

その綿ゴミをキャッチしてきれいな空気にしてくれるのが乾燥フィルターの役目なので、乾燥フィルターには綿ゴミがどんどん溜まっていく仕組みになっているんです。

衣類からたくさんの綿ゴミが出てくるので、乾燥機を使ったら毎回乾燥フィルターを掃除する必要があります。掃除をしないでいると、綿ゴミが溜まりすぎて空気の循環が悪くなり、衣類が乾かないなどのトラブルを引き起こします。また、綿ゴミが洗濯機内に広がって、動かなくなるなどの大きなトラブルにも繋がります。

乾燥機のフィルターを掃除する方法

ドラム式洗濯機

乾燥機のフィルターを掃除する方法は、簡単です。乾燥機フィルターを外して、掃除機などで綿ゴミを吸い取ればOK。

メーカーによってフィルターの形や数などに違いがあるので、あらかじめ取扱説明書を確認しましょう。ここでは基本的な乾燥フィルターの掃除手順を説明します。

乾燥フィルターと内部のフィルターを取り出す

電源が切れているのを確認してから、乾燥フィルターを取り外す。乾燥フィルターの奥にもう1枚フィルターがあるときはどちらも外す。

綿ゴミを取り除く

大きな綿ゴミは手で払い、細かいものは掃除機で吸い取る。

水で絞ったタオルで拭く

細かい綿ゴミが取り切れないときは水拭きするとキレイになる。

乾かしてもとに戻す

水拭きしたあとは乾かして、元に戻せば完了。

乾燥フィルターを戻すときに、周りに綿ゴミがついていれば拭き取っておくといいですよ。

乾燥機のフィルターの目詰まりはどうする?

フィルター

乾燥フィルターのゴミはほとんどが綿ゴミなので掃除機で吸えばだいたい取れます。

しかしときには綿ゴミが細かい網目に入り込んで目詰まりを起こすケースがあります。目詰まりを起こしていると空気の循環が悪くなり、乾燥しにくくなることもあるので、しっかりと洗いましょう。

目詰まりはぬるま湯に浸して洗いましょう。指の腹で軽くこするとキレイになります。それでも落ちないときは、歯ブラシなどでこすり洗いしてみてください。

乾燥機のフィルターを掃除するときの注意点は?

洗濯槽 乾燥機

乾燥機のフィルターを掃除するのはむずかしくありませんが、いくつか注意点があるのでよく確認しておいてください。

力を入れすぎない

フィルターを掃除するときに力を入れすぎると、フィルターがのびたり破れたりすることがあります。フィルターの機能を果たせなくなるので、力加減には注意してください。

事前に取扱説明書をチェックする

基本的な掃除方法をは同じでも、機種によってフィルターの外し方などが異なります。あらかじめ取扱説明書を読んでから掃除をしましょう。

乾燥フィルターはしっかり取り付ける

掃除したあと乾燥フィルターをつけ忘れたり、甘く取り付けたりしないように注意しましょう。フィルターをつけずに稼働させると、乾燥機を動かすと乾燥が不十分になったり、ホコリが舞い上がったりします。

乾燥機のフィルターは使うたびに毎回掃除しよう

乾燥機のフィルターは1回稼働させると綿埃でいっぱいになります。綿埃がそのままだと乾燥機自体の故障につながるので、稼働させたら掃除するのを忘れないようにしましょう。

掃除自体は簡単にできるので、乾燥機から衣類を取り出すタイミングで乾燥フィルターを掃除する習慣を身に着けましょう。

乾燥機のフィルターをしっかり掃除して、乾燥機のパワーを十二分に発揮させてくださいね。