押入れのカビに困らされている人も多いのではないでしょうか?ちょっと見ないうちに押入れのなかにカビができていた、なんてことはよくあることです。
そこで今回は押し入れ内に二度とカビを発生させないように、カビ対策のやり方を紹介します。
もくじ
どうして押入れはカビ対策が必要なの?
押入れは、おうちのなかでも特にカビが繁殖しやすい条件がそろっている場所なんです。
カビは「温かくジメッとしていて、ホコリがたまっている場所」を好みますが、押し入れ内はまさにその条件がそろっています。
荷物でぎゅうぎゅうになっていて空気の流れが悪く、ホコリがたまりやすく、しかも湿気が入り込みやすいという、カビに繁殖してくれといわんばかりの環境なんです。
押入れのカビ対策|まず何をすればいい?
押入れのカビ対策としては、まず普段から空気がこもらないようにすることが大切です。
空気がたまると汚れや湿気が停滞しやすくなりますが、空気が流れやすくするとこうした条件が一気に改善しますよ。
次の行動を心がけるだけでも、十分な湿気対策になります。
収納にゆとりを持たせる
衣類などがぎっしり収納されていると風の通りが悪くなって空気がこもりやすくなります。
衣類の間に手が入るくらいの間隔をとってあげたり、布団を圧縮袋に入れたりしてゆとりのある押入れにしましょう。
乾かしてから収納する
1日来た衣類は雨に濡れていなくても汗を吸って湿っています。一晩干してから収納するようにしましょう。
また、布団も一晩中の汗を吸っています。朝おきてからすぐに干さずに、少しの時間自然乾燥させてから押入れに戻しましょう。
扉を開ける
定期的に押入れの扉を開けて空気を入れ替えてあげましょう。
週に1回、1時間ほど扉を開けるのが目安です。出かけるときに扉を開けっ放しにしておく、部屋を換気するときに一緒に開けるなどの習慣をつけると手間が少なくなりますよ。
押入れのカビ対策|アルコールで除菌する
押し入れ内の空気の入れ替えを心がけていればあるていどカビの発生を抑えることはできます。ただ、どんなに気をつけていてもカビ菌が少しずつ増えてくる可能性はあるので、定期的に除菌することをおすすめします。
カビ菌を退治すれば、カビ対策は万全ですよ。
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- 雑巾
カビ退治のポイントは、「押入れの中のものを一度全部出す」こと。そうすることで、カビの場所を見つけて的確に対処できますよ。
押入れのカビ退治方法
一度全部出す
クローゼットに収納しているものをすべて出す。服にもカビがうつっていることがあるので確認しながら進める。
アルコールを雑巾に吹き付ける
乾いた雑巾にアルコールスプレーをよく吹きつける。
カビの周囲から拭く
カビを広げないように、周囲から中心に向かって拭き取る。
よく乾かす
しばらく扉を開けておいて換気し、完全に乾かす。
出していたものを戻す
はじめに出したものをもとに戻して完了。カビがついているものは取り除いてからしまうこと。
カビは意外と簡単に舞い上がって広がってしまいます。広がらないように気をつけながら掃除しましょう。
また、押入れの中を全部出したついでに収納の整理をして、カビができにくい環境にするのもいいですね。
押入れのカビ対策|おすすめのアイテム4選
湿気を防ぐのがカビ対策の基本なので、除湿剤を活用するのもおすすめ。
除湿剤にもいろいろな種類があるので、おうちの押入れにあったものを選んでくださいね。
置くタイプ 『備長炭ドライペット 除湿剤』
押入れの空いているスペースにそのまま置くタイプなので場所をとりますが、炭の力で除湿だけでなく、脱臭もしてくれます。
シートタイプ 『ドライペット ぐんぐん吸いこむ大判シート』
シートタイプなのでかさばらないのがポイントで布団を収納している押入れにぴったり。天日干しすれば繰り返し使えてエコですよ。
クローゼットにかけるタイプ 『タンスにゴンゴン 衣類の防虫剤 クローゼット用』
ハンガーのような形なのでかさばらず、衣類が収納してある押入れにぴったりな除湿剤です。
天井に貼るタイプ 『バイオ 押入れのカビきれい カビ予防』
押入れの天井に貼るだけなので除湿剤を置いているとは思えないほどかさばりません。化学的な成分を使っていなくて微生物の力で除湿してくれます。
押入れのカビ対策|すのこで通気性UP
すのこは空気を循環させて湿気を逃がしてくれる効果があるので、布団を入れる押入れには置いておくとカビ対策になります。すのこを置くときにいくつか効果を高めるコツがあるのでぜひ覚えてくださいね。
プラスチックのすのこがおすすめ
木製のすのこを使っていると、すのこ自体がカビてしまった…なんてこともあります。プラスチック製であればカビが発生にくいので安心して使えますよ。
また、プラスチックすのこは軽いだけでなくキャスターがついていることが多いので、移動させて掃除もしやすいんです。
すのこの置き方
すのこには実は置く方向があるんです。画像のように押入れを正面から見て、板が横になるように置きましょう。
そうすると、空気の通り道ができてより空気が循環するようになりますよ。
押入れのカビ対策をばっちりにして衣類や布団をキレイに保とう
押入れはカビにとって最高の環境なので、カビが繁殖しないようにするには入念な対策や予防をする必要があります。
掃除をしたり、除湿剤やすのこなどのアイテムをうまく使ってカビを抑えましょう。
押入れが清潔に保てていれば、毎日気持ちよく布団や衣類を出し入れできますね。