朝起きたときに喉がイガイガしたり鼻水がでたりとアレルギーのような症状に悩まされた経験はありませんか?
もしかしたらそれは、布団や押入れに潜むダニが原因のアレルギーかもしれません。
ここではどんな押入れにダニがいるのか、ダニ対策の仕方などをご紹介します。
押入れのダニ対策|どんなときに注意?
ダニは湿気と汚れのある場所を好むので、押入れを開けたときに「ジメッとしてホコリ臭くなっていたら要注意」。
押入れは布団や洋服など空気中の水分を吸い込みやすい布製品が多く置かれ、湿度が上がりやすい場所です。また、服などについていた皮脂汚れやフケ、ホコリなどエサになるものがいっぱいあるのでダニが繁殖しやすい環境といえます。
とくに夏など、気温が上がる環境ではダニも過ごしやすくなるので注意が必要なんですよ。
押入れのダニ対策|しないとどうなる?
押入れにはあまり入ることがありませんが、衣類などについて、刺される心配もありますよね。また、ダニのフンや死骸はアレルギーの原因になるので、しっかり対策をしましょう。
ほとんどのダニは目に見えないくらいに小さくて繁殖していることにも気づけません。アレルギーの症状が出る前に、押入れのダニ予防をしておきましょう。
特別な道具は何も必要ありません。ちょっとした掃除でダニの住みにくい環境がつくれますよ。
押入れのダニ対策|手順は?
ダニの繁殖を防止するには、ダニが苦手とする環境を整えることがポイント。ジメッとホコリっぽい場所を好むので、反対の「乾燥させ、ゴミを取り除く」とダニが出にくくなります。
衣類や布団を干す
湿気を含んでいた衣類や布団を取り出し、天日干しにする。洗濯をしてから干すとより効果的。
押入れのなかに掃除機をかける
一度収納しているものを出して、中に積もったホコリを取り除く。
風を通す
しばらく扉を開け放って、なかの湿気を完全に抜く。
干していたものをしまう
半日ほど干せば十分。干していたものを押入れに戻す。ダニの死骸をしっかり取り除くためには、衣類や布団に掃除機をかける。
これで押入れのなかのジメッとホコリっぽい環境が入れ替わります。衣替えごとにこの掃除をすればいつもキレイな押入れを維持できますよ。
ダニは湿度60〜80%の環境を好むので、押入れは繁殖しやすい状態です。定期的に戸を開けるなどして空気を入れかえてくださいね。
押入れのダニは収納の工夫で予防できる?
押入れのダニを予防するには、収納で工夫することもできます。ポイントは「風通しをよくする」こと。掃除のついでに整理をかねて収納まで改善できると、より効果的なダニ対策になりますよ。
すのこを敷く
布団など湿気を多く吸い込んだものは下にすのこを敷いて風通しをよくしてあげましょう。
下からも湿気が逃げるようにできていれば、ダニの繁殖はぐっと抑えられますよ。ゆとりのある収納にする
押入れの中がパンパンになっていると扉を開けても空気が入れ替わりません。風通しをよくするには、ものを減らしておくのもポイントです。
古くなった家電や着なくなった服などを置いていたら、別の場所に移すか処分することを考えてみてくださいね。
押入れのダニ対策には便利グッズも有効!
押入れのダニ対策を手っ取り早く行うには、専用アイテムを活用する方法もあります。設置するだけで効果が続くものも多いので手軽にダニ対策ができますよ。
『ダニ捕りシートDX』(トプラン)
ダニを寄せ集め、吸着してくれるシートです。最後はゴミとして捨てれば簡単にダニ退治ができるのがうれしいところ。
押入れに設置して3ヶ月ほどと長く効果が続くので、衣替えのときに仕掛けておくと良さそうですね。
『ゴンゴンアロマ』(KINCHO)
衣装ケースに設置するタイプのダニよけアイテムです。効果は1年間も続くので、限られたシーズンしか着ないおしゃれ着も安心して収納できますよ。
『バルサン』(バルサン)
ダニが発生してしまったと感じたら、お部屋に潜む害虫を丸ごと殺虫できる「バルサン」で退治する方法も。
精密機器や寝具類を一度カバーで覆い、扉を開け放って使いましょう。
押入れのダニ対策で寝具や衣類を守ろう
ダニ退治をしたあとは、できるだけ「風通しをよくする」ことを日々のなかで意識しておきましょう。
押入れのなかの空気がこもらないように天気が良くて乾燥している日は扉を開け放っておくのもダニ予防になります。
ダニ予防をしっかりして、長期間保管した布団や洋服をしっかり守ってあげてくださいね。