玄関にいると、どこからともなくイヤーな臭いがしてくることってありますよね。その原因は下駄箱かもしれません。下駄箱はきちんとお手入れしないと汚れて、玄関が不快な空間になってしまいます。
そこで今回は、玄関を快適な空間にするために、下駄箱を掃除する方法についてご紹介します。
下駄箱を掃除しないとどうなる?
靴を収納して玄関を整理整頓するのに、下駄箱は欠かせません。
ただ、靴を入れるときにどんなに気をつけていても、靴の裏についた汚れが落ちて下駄箱のなかは汚れがたまっていきます。
しかも、靴には汗が染み込んでいます。家に帰ってきてすぐ下駄箱にしまうと、下駄箱内の湿度が高まり、その結果、雑菌が繁殖してイヤな臭いを発したり、カビがでてきたりしてしまいます。
玄関を快適な空間にするためにも、下駄箱を6ヶ月に1回のペースで定期的に整理・掃除しておくことが大切ですよ。
下駄箱の掃除に使う道具は?
- 必須
- アルコール除菌スプレー
- 小さいほうき
- いらない布
- 歯ブラシ
- あると便利
- 掃除機
下駄箱内の掃除は汚れを掃き出すためのほうきと、水拭き用のいらない布があれば十分です。
ただ、雑菌が繁殖している可能性もあるので、アルコール除菌スプレーがあるとよりキレイにできますよ。
汚れを掃くのが面倒なら、トイレットペーパーの芯を使った工夫をして掃除機で吸い取ることもできるのでおすすめです。
下駄箱を掃除する方法は?
下駄箱を掃除する手順は以下の流れになります。しっかり汚れを落としましょう。
靴を外に出す
下駄箱のなかにあるものをすべて取り出す。外に出すか、廊下に新聞紙を広げてそこの上に置く。
大きな汚れを取り除く
乾いた砂やホコリを小さめのほうきを使って取り除く。掃除機を使って吸い出してもOK。
アルコール除菌スプレーで汚れを拭く
大きなゴミがなくなったら水拭きを。アルコール除菌スプレーをまんべんなく吹きつけたあとに拭き取ると効果的。
30分ほど換気する
水拭きしたあとは湿度が高くなるので、30分ほど扉を開けっ放しに。廊下の窓も開けておくと通気性がよくなる。
靴の汚れを落とす
換気しているあいだに、靴の底についた土汚れ・泥汚れを歯ブラシでブラッシングして落とす。
下駄箱に靴を戻す
靴を下駄箱のなかに戻す。すき間なくつめこむと通気性が悪くなるので、適度に間隔を空けること。
②で掃除機を使うときには、トイレットペーパーの芯を1/4くらいの部分で斜めに切り、掃除機の先端につけるとノズルを汚さずにすみます。
下駄箱の落ちない汚れを掃除するには?
アルコール除菌スプレーを使って拭き取っても落ちない汚れは「カビ」の可能性があります。
これをしっかりと落とすには『キッチンハイター』などの塩素系漂白剤を使って漂白するしかありません。
塩素系漂白剤を吹きつけて数分放置してから拭き取ってください。
ただ、塩素系漂白剤で棚が色落ちする恐れもあるので、一度目立たない場所に吹きつけて色落ちしないのを確認しておくと安心ですよ。
下駄箱の掃除の手間を省くには「靴をすぐにしまわない」こと
一日履いた靴は汗が染みこんで、靴のなかはカビが発生しやすい状態に。とくに雨の日は泥汚れなどもついているので、すぐに下駄箱に入れると汚れてしまいます。
そこで、家族全員で「履いた靴は半日ほど玄関においてから下駄箱に入れる」のをルールにしましょう。脱ぎっぱなしにするのはだらしないですが、きちんとそろえておけば出しっぱなしでも見苦しくありませんよ。
出しておくのはその日使った靴だけで、それ以外は汚れを落としてからきちんと下駄箱に入れてくださいね。
下駄箱の汚れは便利アイテムで防ごう
玄関にスペースがなくて、一時的に靴を並べておくのが難しければ、便利なアイテムを活用しましょう。
下駄箱内に除湿剤や消臭剤を置いておけば、すぐに下駄箱に履いた靴を戻してもカビの発生を抑えられますよ。
『備長炭ドライペット』(エステー)
下駄箱用のスリムな除湿剤。場所をとらないので靴の収納スペースはそのままです。備長炭をつかっていて脱臭効果もありますよ。
『備長炭シート』
シートタイプの脱臭剤もあります。棚に敷くだけで靴から出るイヤな臭いを押さえてくれる効果があります。
湿気対策だけなら新聞紙でもできます。棚に新聞紙を敷いて、定期的に交換するだけ。丸めた新聞紙を靴の中に入れるのも除湿効果があります。
履いた靴をすぐ下駄箱に戻さなければならないときは丸めた新聞紙を入れてからしまうといいですよ。
下駄箱を掃除して玄関をもっと快適に
下駄箱は靴を取り出すときに開けるだけ、というおうちは多いと思います。
でも、キレイに掃除したあとは定期的にドアを開けて換気する習慣を始めてください。それだけでも、下駄箱の汚れがひどくなるのを抑えられます。
見落としがちな下駄箱ですが、カビが生えてから慌てるのではなく、普段からキレイな状態を保って快適な玄関にしてくださいね。