たまにしか使わないものを入れておくのに便利な床下収納。隠してしまえるので上手に使えばおうちのなかをスッキリさせられますよね。
しかし、いざなかの物を取り出そうとしたらカビだらけになっていた...という失敗はよくあります。床下収納はカビが発生しやすく、カビ対策をしておく必要があるんですよ。
今回は床下収納にカビが生えたときの対処法と、カビを発生させないための対策について説明します。
床下収納にカビが生える原因は?
床下収納は、一般的にキッチンや洗面所などの床に設置された収納スペースのこと。縦に深く収納できるのが特徴です。
スペースが広いので上手に活用したいところですが、その際に気をつけたいのが湿気です。床下は室内よりも湿気が多くなりやすく、しかも頻繁に開け締めする場所ではないので空気が滞ります。この湿気が溜まった状態こそが、床下収納にカビが発生しやすい原因になるんです。
カビにとって湿度が高い床下収納は繁殖しやすい環境。カビは空気中に存在しているので、床下収納内にエサとなる汚れがあればすぐに増殖してしまいます。
床下収納をカビ取りする方法は?
床下収納にカビが発生したときは『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレーを使いましょう。アルコールなら床下収納内の素材を傷めることなく、カビだけを除菌できます。しかも二度拭きする必要もないので、掃除の手間が少なくてすみますよ。
カビを除菌するにはエタノール成分が70〜80%だと一番効果があるといわれているので、アルコール除菌スプレーを購入するときは成分表をチェックしてみてください。
アルコール除菌スプレーを使ってカビを取る方法は簡単で、アルコールを含ませたティッシュや雑巾で拭き取るだけです。カビに直接アルコールを吹きつけるとスプレーの勢いでカビの胞子が舞い上がって広がってしまうこともあるので、最初は静かに拭き取りましょう。
カビができたところをしっかり拭き取ったら、床下収納全体にスプレーをかけて新しい雑巾やティッシュで拭き上げておくと庫内のカビ菌を取り除いて、再発を防ぐことにつながります。
床下収納のカビ対策は?
カビは、湿度が高く、エサとなる汚れが多いと増殖しやすくなります。床下収納のカビを防ぐには、湿度を下げて、汚れをためないようにするのがポイントです。
床下収納のカビ対策としては次のようなものがあるので、取り入れられそうなものから実践してみてください。
物を詰め込みすぎない
たくさんのものを収納しているとそれだけ空気が滞留しやすく、湿度も高くなります。空気の流れができるように、物をギュウギュウに詰め込まず、適度に隙間を開けて入れましょう。収納量を少なくしておくと、収納物を探したり取り出したりするのもラクになりますよ。
除湿グッズを使う
床下収納に除湿効果のあるものを入れる方法もあります。たとえば、底に新聞紙を敷くと湿気を吸い取ってくれる上、掃除もしやすくなるのでおすすめです。また、クローゼットなどに使う除湿剤や、珪藻土を用いたグッズを一緒に入れておくだけでも湿気を減らすことができます。
換気をする
床下収納はあまり使わないものばかり入れてると思いますが、定期的に開いて換気をしましょう。空気を入れ替えることで湿度が下がり、カビの予防になります。使わないものやストックを見直す機会にもなりますよ。
アルコールで掃除をする
定期的に換気するのと一緒に、掃除するのが一番カビの発生を抑えられます。カビ取りのときに使ったアルコール除菌スプレーで拭き掃除をしておくと、カビ菌を元から断つことができます。
床下収納のカビを防いで清潔に使おう
床下収納は頻繁に開けるわけではないので、中がカビだらけになっていたらとても驚きますよね。
床下収納はそもそもカビが発生しやすい空間なので、きちんとしたカビ対策が必要です。床下に物を入れたらずっと放置するのではなく、定期的に開いてチェックをして、ときには掃除をするようにしてください。
床下収納を上手に活かせばおうちのなかをスッキリさせることにつながります。放置しておくのも使わずにいるのももったいないので、カビ対策でいつも清潔に保ち、積極的に活用してくださいね。