押入れを開けると、どこからともなくカビの臭いが…。その臭い、いったいどこからくるのでしょうか。
今回は、押入れから漂うカビの臭いの対処法と再発を防ぐ方法をくわしくご紹介します。
もくじ
押入れが臭い…と思ったら原因はカビかも
押入れがカビ臭いのは、押入れのどこかにカビが発生しているからです。
カビは繁殖するときに老廃物を出すのですが、この老廃物が悪臭、いわゆる「カビ臭い」においを放ちます。カビが活発に活動して、繁殖すればするほど、臭いは強くなっていきます。
押入れからカビの臭いが漂ってきたら、どこかにカビがいると考えて間違いありません。
押入れの臭い取り|カビの除菌方法は?
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- 雑巾
カビの臭いを落とすには、臭いの原因であるカビを除去する必要があります。次の方法でカビをしっかり取り除きましょう。
カビは水拭きするだけでは再発してしまうので、「アルコール」を使ってしっかり除菌しましょう。
アルコールを吹きかけるだけでキレイにできますが、直接スプレーを吹き付けるとカビ菌が舞って他の場所に広がる恐れがあるので、アルコールを含ませた雑巾でやさしく拭くようにしてくださいね。
押入れを空にする
収納物を全部とりだす。カビがついているものがないか確認しながら押入れを空にする。
アルコールを雑巾に吹きかける
アルコールをカビに直接吹きかけずに、雑巾にアルコールを染み込ませる。
カビを拭く
カビが生えている場所を確認し、そこを拭き取る。カビが見つからないときは押入れ全体をまんべんなく拭く。同じ面で拭くと菌が移るので、拭く面を変える。
よく乾かす
湿気があるとカビが再発するので、10分以上扉を開けて乾かす。
押入れの収納物を元に戻す
収納物を戻したら完了。カビがついているものは別に消毒する。
カビは広がりやすい性質があるので、拭き取るときは慎重に取り組んでください。
それでも押入れの臭いがなくならないときは重曹でカビ取りを
カビ取りをしてもまだ臭いだけが残ることがあります。そんなときは、お家にある重曹を使って消臭しましょう。
重曹には消臭効果と除湿効果があります。粉のまま押入れにおけばジメッとした状態を解消して臭いも消してくれるので一石二鳥です。
重曹を使った消臭方法は簡単で、空きビンやコップに重曹を入れて、ガーゼや和紙などを被せて輪ゴムで止めてから押入れ内に置くだけ。
重曹が固くなってききたら湿気を吸っているサインなので、新しい重曹に変えてあげましょう。
押入れのカビの臭い取り|予防には換気をするか通気性を上げるのが効果的
押入れをカビ臭くさせないポイントは、カビが繁殖しにくい状態にすること。
湿気があって、汚れがある場所でカビは繁殖しやすいので、普段から掃除をしつつ、湿気をためないようにすることが大切です。
掃除は少なくとも衣替えのタイミングでしておけば十分で、日々の生活では次の方法で除湿を心がけましょう。
扉を開けておく
除湿するのに一番簡単な方法が押入れの扉を開けておくこと。
使わないときも扉を開けておくことで自然と空気が循環します。
押入れに詰め込みすぎない
押入れの中に衣類などが詰め込まれていると、風が通らず空気がこもってしまいます。
収納の仕方を考え直して、ゆとりがあるように整理するとカビの臭いを予防できますよ。
すのこを敷く
すのこを使えば、床の間にすき間をつくって湿気を逃げやすくしてくれます。
布団など湿気をためやすいものでも、すのこの上におけばカビの臭いを予防してくれますよ。
除湿剤を使う
押入れのなかに市販の除湿剤を置いておくのも効果的です。次のような商品があるので参考にしてくださいね。
押入れの臭い消しに役立つおすすめの除湿剤2選
『ぐんぐん吸いこむ大判シート』(エステー)
シートタイプの除湿剤なので敷いたり、被せたり、すき間に入れたりできて便利です。天日干しすれば繰り返し使えてお財布にやさしいうれしいポイント。
『備長炭ドライペット』(エステー)
置くタイプの除湿剤。備長炭にある無数の小さな穴が匂いを吸ってくれるので、除湿だけでなく脱臭効果もあって強力です。
押入れのカビの臭いをなくして気持ちのよい日々を送ろう
押入れがなんだかカビ臭いと、開けるたびに残念な気持ちになりますよね。
押入れはカビができやすい環境なので、普段から気をつけておくことが大切です。そして、カビの臭いを少しでも感じたらアルコールで全体をキレイにすることをおすすめします。
カビができにくい環境をつくって、カビの臭くない押し入れを手に入れましょう。