空気清浄機からなんだかイヤなニオイがする…と感じた経験はありませんか?もしかしたら、なかで「カビ」が広がっているかもしれませんよ。

今回はどうして空気清浄機がカビ臭くなってくるのか、また、その解消法は何か、くわしくご紹介します。簡単な方法ですぐに元通りになりますよ。

空気清浄機がカビ臭い原因は?

網戸 掃除

空気清浄機は空気中のさまざまな汚れを吸い取ります。その汚れのなかにはホコリや花粉などのほかに、「カビ菌」もあります。

カビ菌などを含んだ空気は、キレイにろ過され、新しい空気として部屋に戻されます。その過程で、空気清浄機の奥にすべて蓄積されてしまうんです。

ホコリやこまかなハウスダストが溜まってくると、フィルターで雑菌が繁殖しやすくなり、だんだんカビ臭くなってくるというわけです。

とくに加湿機能をもった空気清浄機だと、湿気が溜まって不衛生になりがち。定期的な掃除が必要なんですよ。

空気清浄機がカビ臭いを元に戻すのに必要な道具は?

ガムテープ 掃除機 新聞紙

用意するもの
必須
掃除機
新聞紙
あると便利
ティッシュ

「カビ掃除」と考えると「洗剤を用意して、少しつけ置きして、ブラシでこすって…」とちょっと面倒なイメージがあるかもしれません。

しかし、空気清浄機に関してはとても簡単で「フィルターに掃除機をかけるだけ」でOKです。

空気清浄機がカビ臭い原因を取り除く方法は?

フィルター

空気清浄機の種類にもよりますが、空気の通り道となる3枚のフィルターを順々にキレイにするとカビ臭さは解消されます。

取扱説明書を用意し、フィルターの外し方を把握してから、次の手順で進めてみましょう。

準備

電源を切ってコンセントを抜く。ササッと空気清浄機の外側を拭き掃除するとよりキレイに。

3枚のフィルターを外す

背面のフィルター、その奥のジャバラ状になった集塵フィルター、さらに奥の脱臭フィルターを取り外す。

各フィルターを掃除機で吸う

外側の面を上にして新聞紙に置き、溜まったホコリなどを掃除機でゆっくりと吸い取る。

元に戻す

取り外したのと逆の手順で外したフィルターを取り付ければ完了。

空気清浄機のフィルターはかなりデリケートなので、掃除機をかけるときはムリな力が加わらないように注意しましょう。これだけで臭いはほとんど解消されますよ。

掃除をしても空気清浄機の「カビ臭い」においが取れないときはは?

重曹

加湿機能がついた空気清浄機で、フィルターの汚れを落としても臭いが取り切れなかった場合は、加湿器側も掃除が必要かもしれません。

「加湿フィルター」とその「トレイ」を掃除しましょう。トレイは水洗いし、加湿フィルターは1時間ほどぬるま湯に浸すだけです。最後にやさしく水ですすいで汚れを流したら完了。

機種によっては「重曹」を混ぜた重曹水に浸すとさらに効果的です。取扱説明書を読んで確認しながら進めてくださいね。

加湿機能は水を使うのでどうしても雑菌が繁殖しやすくなります。カビがついていないか給水のときにこまめにチェックしてみてください。

空気清浄機をカビ臭くしないためにはフィルターをきれいに保とう

空気清浄機のカビ臭さが取り除いたら、あとはまたカビ臭くならないよう、ふだんからこまめに掃除を心がけることが大切です。

フローリングを掃除したついでに一番汚れやすい背面フィルターのホコリを吸い取るだけでも効果は十分。給水のときに汚れができていないか確認するだけでも臭い予防になりますよ。

掃除が行き届いた空気清浄機なら、空気の吸いがよくなって、お部屋をもっと快適にしてくれますよ。