電子レンジのなかが、「真っ黒な焦げと油汚れがびっしり!」なんてことになっていませんか?ふだん掃除することが少ない場所なので、ベッタリとこびりついているかもしれません。
そんな汚れがたまった電子レンジは、「セスキ炭酸ソーダ」で掃除しましょう。
今回はセスキを使った電子レンジの掃除方法を、コジカジ編集部が実践解説します。
もくじ
電子レンジの油汚れはセスキで落とせる?
電子レンジにできる汚れは、ほとんどが食べ物を温めたときにはねた油や汁が固まったものです。それが何度も温められているうちに、焦げ付きのようなベタベタ汚れに変わります。
セスキ炭酸ソーダ(通称セスキ)¥は油汚れを落とすのが得意なので、もちろんこのレンジ内のこびりついた汚れにも効果を発揮します。
セスキ炭酸ソーダは重曹と似た成分からできている、身体にも環境にもやさしい洗浄成分。食品を扱う電子レンジの掃除にぴったりですよ。
セスキで電子レンジの掃除|用意するものは?
- 必須
- セスキ炭酸ソーダ
- 耐熱容器
- 布巾
セスキ炭酸ソーダを使った掃除法はレンジの温め機能を使うので、「耐熱容器」があれば大丈夫。普段使ってるタッパーなどでも大丈夫です。
あとは拭き掃除用のふきんがあれば、すぐに電子レンジの掃除に取り掛かれますよ。
セスキで電子レンジの掃除|臭い取りの方法
セスキ炭酸ソーダを使った電子レンジの掃除はとってもシンプルで、「セスキ水を温める→拭き取る」のたった2ステップ。
ここではよりわかりやすくするため、細かく分けて手順を見ていきましょう。
① セスキ水をつくる
水250mlにスプーン1杯ほどのセスキ炭酸ソーダを入れてよく混ぜます。厳密に測る必要はなく、容器いっぱいの水にスプーン1杯のセスキ炭酸ソーダを溶かすくらいで大丈夫です。
② 温める
できたセスキ水をそのままレンジに入れ4分ほど加熱します。
コツはフタをしないこと。レンジの中に蒸気を行き渡らせることで、汚れがふやけて落としやすくなります。
4分間レンジにかけても吹きこぼれたりはしませんでした。このまま掃除を始めてもいいですが、汚れがひどい場合は扉を開けず、15分ほど待って汚れがふやけるのを待つのもいいですよ。
③ 拭き取る
温め終わりの庫内は蒸気の結露がびっしり。まずはふきんで水滴を拭き取り、汚れが残った場所は温めに使ったセスキ水でさらに拭き掃除したら完了です。
コツは「蒸気をしっかり庫内に行き渡らせる」こと。頑固にこびりついている汚れも、熱の力とセスキに触れている時間の長さでどんどん落ちやすく変化していきます。
セスキで電子レンジの掃除|セスキスプレーの使い方
セスキ炭酸ソーダはそれだけでも十分油汚れを分解する力を持っているので、電子レンジの日常的な掃除にも便利です。
セスキ水をスプレーボトルにいれておけば、気になったときにすぐに掃除できますよ。
セスキスプレーをつくる
スプーン1杯のセスキ炭酸ソーダと水250mlを混ぜてスプレーボトルに詰める。
庫内にスプレーする
汚れの気になる部分を中心にまんべんなくスプレーしていく。
拭き取る
キッチンペーパーを使って拭き取る。セスキを残らず取れば完了。
スプレーして拭き取るだけととっても簡単。スプレーをレンジの近くに常備しておけばこまめに掃除できますよ。
セスキで電子レンジの掃除|メラニンスポンジで擦る
セスキ水を沸騰させた蒸気でこすればキレイに汚れを落とせますが、ガンコにこびりついた焦げ付きまでは取り切れないことも。
その場合は、水回りの掃除でおなじみの「メラミンスポンジ」を活用してみてください。硬い樹脂でつくられており、研磨作用があるので、水に濡らして軽くこするだけでキレイさっぱり汚れを落とせます。
洗剤などを使わずに水でこすっているだけなので、体に害はありませんよ。
セスキが無くなったら柑橘類の皮で代用できる!
はじめに紹介した通り、電子レンジにできるのは油汚れがほとんど。セスキがなくなっても別のもので代用できます。
たとえば「レモンなどの柑橘類の皮」や「食器用洗剤」が使えます。セスキを使ったときと同じ要領で、水と一緒に温めて蒸気を行き渡らせて掃除しましょう。
頑固そうに思える汚れですが、意外と落とす方法はいっぱいあるんですよ。
電子レンジは定期的にセスキでキレイを保とう
電子レンジの汚れはなかなか気づきにくい上に、落としにくくて困ってしまいますね。
セスキならふだん掃除にも頑固な汚れを落とすのにも両方使えて便利。レンジの近くに保管しておけばキレイな状態をキープできますよ。