電子レンジをお酢で掃除する…初めて聞くと「本当にできるの?」と疑問に思ってしまいますね。でも、料理によく使われるお酢には「酢酸」という成分があり、その成分が電子レンジ掃除に大活躍してくれるんですよ。
どのように「お酢」を活用すると電子レンジがキレイになるのかチェックしてみましょう。
電子レンジの掃除に酢は使える?
料理によく使われるお酢は、電子レンジをササッと掃除したいときに役立ちます。
というのも、お酢に含まれる酢酸という酸性成分が、電子レンジ内の汚れを溶かしてやわらかくしてくれるからなんです。しかも、酢酸には除菌・消臭効果もあるので、電子レンジ内のこもった臭いもスッキリしますよ。
普段の掃除にお酢を利用して、電子レンジをいつも以上にキレイにしてあげましょう!
電子レンジを酢で掃除|イヤな臭いもとる方法は?
- 必須
- お酢
- 耐熱製の器(コップや深いお皿など)
- キッチンペーパー
汚れを拭き取るためのキッチンペーパーがあると使い捨てられるので手軽に掃除ができますよ。次の手順でさっそく掃除を始めましょう。
酢水を作る
お酢大さじ2杯と水250mlを耐熱容器で混ぜ合わせる。
温める
3分ほどレンジでチンする。扉を開かず、庫内に蒸気を行き渡らせる。
放置する
汚れにお酢が染み渡るまで30分ほど時間をあける。
拭き掃除する
庫内についた水滴をキッチンペーパーでキレイに拭き取る。
しばらく開けておく
乾燥させるため、しばらく扉を開けておけば完了。
お酢を耐熱容器に入れて電子レンジで温めることで、蒸発したお酢が汚れに浸透し、酢酸と熱の力で汚れをふやかしてくれます。しかも蒸気が電子レンジの隅々まで行き渡るので消臭効果も期待できます。
温めているときに、吹きこぼれることはないので安心して温めてくださいね。
電子レンジを酢で掃除する注意点は?
お酢を使った電子レンジの掃除では、2点注意するポイントがあります。チェックしてから掃除に取りかかりましょう。
お酢に糖分が入っていないものを選ぶ
一口に「お酢」と言ってもさまざまな種類があります。掃除に使えるのは「醸造酢」など糖分が入っていないもの。事前にラベルの裏面をよく確認してくださいね。「すし酢」などは使えないことが多いですよ。
必ず換気すること
お酢はかなり臭いが強い調味料なので、換気しないと気分が悪くなることも。掃除した後はしばらくお酢の臭いが残るので、出かける前など掃除のタイミングを調整するといいかもしれません。
電子レンジの掃除に使える酢以外の酸性アイテムとは?
おうちには「お酢」以外にも酸性の性質をもったアイテムがあります。
それは「レモン」。レモンにはクエン酸という酸性成分が含まれているほか、皮に含まれる「リモネン」という成分が油汚れを落とすはたらきもしてくれます。
お酢と同じように、耐熱容器に水を張り、そこにレモンの皮を入れてチンすれば、成分が庫内に広がって汚れが落ちやすくなります。
ぜひ試してみてくださいね。
電子レンジの頑固な焦げ掃除は酢よりも「重曹」がおすすめ
お酢を使えば、電子レンジ内のちょっとした汚れはほとんど落とせます。しかし、頑固なコゲとなるとお酢では落とせないので、別のアイテムを使いましょう。
ここでオススメなのが「重曹」です。重曹はアルカリ性の性質があり、油汚れを分解して落としやすくできます。しかも重曹には研磨作用があるので、焦げを削り落とすこともできます。
先ほどで紹介した方法で「お酢」の代わりに「重曹」を大さじ1杯くらい水に入れてチンするだけ。重曹は温められると成分が変化し、油汚れをキレイに落とせる成分へと変化します。そのため、温めた液まで掃除に活用できますよ。
電子レンジの掃除に酢を利用して汚れや臭いをスッキリさせよう
「お酢」はこびりついた焦げ汚れをキレイに落とすほどの洗浄力はありませんが、軽度の汚れを浮かし、庫内の「除菌・消臭」もしてくれます。普段のちょっとした掃除ならお酢が便利。
お酢を溶かしたお水をチンするだけなので、掃除の手間もかかりません。お料理中のちょっと空いた時間にぱぱっと掃除ができちゃうので、ぜひ試してみてくださいね。