大人気の「オキシクリーン」には、実は本場のアメリカ製とは別に、日本製があるのをご存知でしたか?

日本製のオキシクリーンは、アメリカ製と何が違うのか気になりますよね。そこで今回は、日本製のオキシクリーンの特徴や使い方をご紹介します。

オキシクリーンとは?どんな種類がある?

オキシクリーンパッケージ

オキシクリーンとは、そもそもアメリカで発売された粉末漂白剤です。

オキシクリーンは過炭酸ナトリウムが主成分のため、お湯に溶かすと酸素の泡が出てきます。この泡がおうちのあらゆる汚れを浮かし、洗い落とすのに応用できることから、日本でもヒットしているんです。

最初はアメリカ製のオキシクリーンだけが扱われていましたが、その後日本仕様に成分を変更した日本向けのオキシクリーンも扱われるようになりました。今では「日本製」と「アメリカ製」の2種類がメインで販売されています。

パッケージも大きく異なり、右の大きな四角いボックスタイプがアメリカ版、右の小柄な丸いパッケージが日本版(※生産は中国)です。

オキシクリーンの日本製とアメリカ製の違い|①成分

オキシクリーン

日本製とアメリカ製の違いは「界面活性剤と香料が入っているかどうか」です。アメリカ製は青い粒状の界面活性剤と香料が入っていますが、日本製は無添加なので真っ白です。

では、その成分が違うと、実際に使い勝手には違いがあるのでしょうか?実際の所、汚れ落ちの面では大きな違いはありませんが、いくつか日本製ならではの特徴があるので次にご紹介しますね。

オキシクリーンの日本製とアメリカ製の違い|②ニオイやすすぎの回数

日本製のオキシクリーン

日本製オキシクリーンの特徴はざっくりと「添加物がないのですすぎやすく扱いやすい」のがメリットです。

① すすぎやすい

日本製オキシクリーンの成分は「過炭酸ナトリウム」と成分を安定させるための「補助剤」のみととてもシンプルなので、泡立ちがあまりありません。泡立ちがないので洗剤で洗っている実感をもちにくいかもしれませんが、泡立ちがない分、すすぎが簡単にすむのが特徴です。

② 1回の使用量が少なくすむ

アメリカ製に比べ、日本製のオキシクリーンは1回の使用量がかなり少ないのも違いのひとつ。その分パッケージもコンパクトになっていて収納場所を選びません。

③ 臭いがない

日本製のオキシクリーンは香料無添加なのでどんなところでも使いやすいのもポイントです。お部屋のアロマと混ざったり、香りが充満したりといったちストレスがありません。

④ パッケージが小柄で収納が楽

アメリカ製のオキシクリーンは4.98kgの大きなボックスタイプ。かなり長く使える一方で、収納が厄介なのが難点です。日本製のオキシクリーンであればサイズは3分の1ほどの1.5kgとかなりコンパクト。これなら余った空間にも収納しやすいですよ。

オキシクリーンの日本製とアメリカの使い方に違いはある?

オキシクリーンの分量

使い方は日本製もアメリカ製も変わりありません。付属のスプーンを使って、目安通りにすくってお湯に溶かすだけです。かなり強い洗剤なので、肌荒れを防ぐためのゴム手袋をするのを忘れずに。

オキシクリーンは「キッチン掃除」「お風呂掃除」「洗濯物の汚れ落とし」の大きく3通りの使い方ができます。それぞれについて簡単にご紹介します。

キッチン掃除

オキシ漬け

オキシクリーンは油汚れの分解が大の得意。コンロ周りのギトギト汚れでもオキシクリーンを使えば簡単にキレイにできます。

おすすめはシンクにオキシクリーン液をため、汚れた五徳や換気扇カバーなどを放り込んでつけおきにする「オキシ漬け」です。

液は拭き掃除にも使えるので、つけおきの間にキッチンがまるごとキレイになりますよ。

お風呂掃除

お風呂のオキシ漬け

オキシクリーンは漂白剤なので「雑菌によるヌルヌル汚れ」を分解するもお手のもの

あまり掃除することのない椅子やふた、子供のおもちゃは浴槽を使ったオキシ漬けで一気に除菌しましょう。

やり方はお風呂の残り湯を半分くらいに減らし、追い焚きで少し温めたところにオキシクリーンを5〜10杯溶かして漬け込むだけ。ひと晩ほど放置すればツルツルに戻りますよ。

洗濯物の汚れ落とし

洗濯機 洗剤 漂白剤

オキシクリーンはもともと洗濯用の漂白剤だったというだけあって、洗濯物の汚れを落とす力はお墨付き

普段の洗濯洗剤と合わせて使うとより仕上がりがよくなります。襟元や袖口の黒ずみ、食べこぼしの油シミまでキレイさっぱり落とします。

酸素系漂白剤は汚れだけに反応するので色柄物にも安心して使えるのが魅力。普段から洗濯に混ぜておくと汗の臭いなども予防できます。

日本製オキシクリーンはどこで買える?

店頭ではあまり見ない洗剤ですが、人気が爆発していることもあって日本向けのオキシクリーンはホームセンターやドラッグストアでも取り扱いが増えています。ネット通販でも買えるので簡単に手に入ります。

『オキシクリーン』

オキシクリーン1.5kgのパックです。1回に使う分量は大さじ2杯ほどなのでこれだけあれば家中の掃除に十分使えます。ひとパックあれば何ヶ月か持つのでコスパも抜群です。

『オキシクリーン 500g』

オキシクリーンをはじめて使う人におすすめなのが、500gのボトルタイプ。1.5kgのパックよりもさらに小柄で、お試しにはピッタリ。

スプーンは付属しませんがキャップで代用できるので、ほとんど同じ使い心地を楽しめますよ。

日本製オキシクリーンは代用できる?

過炭酸ナトリウム

日本製のオキシクリーンは漂白成分が基本とシンプルなので、実はほかの市販のアイテムでも代用できるんです。

試してみたいけど一箱は多いなあ…と迷っていたらまずは100均などで買える「酸素系漂白剤」「過炭酸ナトリウム」などと書かれたパックを試してみるのがおすすめ。

日本製オキシクリーンの主成分である「過炭酸ナトリウム」だけで販売されているので成分はほとんど一緒。手軽にオキシクリーンの使い勝手を実感できますよ。

オキシクリーンは日本製とアメリカ製、好みで選んで

キッチン

オキシクリーンは2種類あって買うときに悩んでしまいますね。基本的な使い方は同じで、汚れ落ちもさほど変わらないので好みで選んで大丈夫。

オキシクリーンは水回りを始め、おうちのさまざまな場所の掃除に活用できます。使い方をマスターできればおうちがもっとピカピカになりますよ。