アイロンの底が黒く汚れてはいませんか?そのまま使い続けると、アイロンをかけた衣類を汚してしまうかもしれませんよ。
今回は知らない間に意外と汚れがちなアイロンの焦げを落とす方法と、汚れをつきにくくする工夫について、コジカジ編集部が実践解説します。
もくじ
アイロン汚れの掃除に使う道具は?
- 必須
- 重曹
- 雑巾
- 歯ブラシ
- ティッシュ
- あると便利
- サランラップ
アイロンの底に徐々につく黒い汚れは、焦げつきが原因です。
焦げつきには洗剤などを使いたくなるのもわかりますが、スチームの穴に入ってしまうと故障の原因になってしまうので、できるだけ洗剤は使わないのが掃除のポイントです。
アイロンの焦げの落とし方|汚れをきれいに掃除する方法は?
水につけて汚れをふやかす
底面に水を含ませたティッシュを貼って10分ほど待つ。ラップをかぶせると蒸発が防げる。お湯を使うのも効果的。
歯ブラシでこする
かための歯ブラシが汚れ落としには最適。水で軽く濡らし、底面をこする。
濡らした雑巾に重曹をふりかける
歯ブラシで落とせなければ、重曹の研磨効果を利用する。雑巾に軽くまぶす。歯みがき粉でも代用可能。
雑巾で底の面をこする
重曹が汚れを中和しながら削り落としてくれる。汚れが落ちたら完了。最後に水拭きで仕上げる。
重曹を使うときは、スチームの穴に入り込んで詰まらせてしまわないよう気をつけてくださいね。
焦げつき予防はアイロンの温度調節がカギ
アイロンをかけるときに、高温にしすぎると焦げつきやすくなります。
シワが伸びにくいからと、つい高温でアイロンがけをしがちですが、スチームを上手に活かして中温を基本にしましょう。
また、使い終わったらまめに水拭きすることも汚れを防ぐコツです。使い終わったら濡れ布巾のうえにおいて、冷ましながら汚れを落とすようにしてくださいね。
アイロンの蒸気穴につく白い汚れも落とせる?
黒い焦げつきとは別で、蒸気穴に白い汚れがついていることがあります。これは水分中に含まれるミネラル成分が残ってかたまった「水垢」です。
水垢はこすり洗いしただけでは落ちないので、「クエン酸」を使って落とします。アルカリ性の性質をもつ水垢は酸性の性質をもつクエン酸で中和して落とせるからです。
水500mlにクエン酸小さじ1杯を溶かしたクエン酸水をつくり、それをキッチンペーパーなどに含ませて水垢が気になる部分に貼り付けます。そのまま放置し、時間がきたら剥がして拭き取るだけです。
焦げつきを掃除するついでに、蒸気穴もキレイにしてあげましょう。
アイロンの焦げ汚れがひどいなら、買い換えるのもひとつの手
アイロンの焦げがどうしても落ちなくなったときは、無理をせず買い換えるのも手です。長い間放置した焦げつきは、キレイには取れなくなってしまいます。
汚れたまま使い続けると、大切な衣類に焦げをうつしてしまうことにもなりかねません。
キレイな状態でアイロンがけができるように、買い換えることも検討しながらアイロン掃除をしてみてくださいね。