「重曹がトイレの掃除に使える」と聞いたことはありませんか?油汚れを落とすときなどに重曹を使っている人は多いかもしれませんが、トイレ掃除にまで使えるならさらに活用の幅が広がりそうですよね。
今回は、重曹がトイレ掃除に使えるのか、使えるならどんな汚れを落とせるのか、くわしくご紹介します。
重曹でトイレ掃除ができるの?
重曹を使って、トイレの掃除ができるのか気になっている人は多いと思います。
重曹には「①油汚れに効く」「②研磨効果がある」などの特徴があり、これらを応用すればトイレ掃除にも使えます。
おまけに消臭効果や静菌作用もあわせ持つ、トイレ掃除に向いた万能アイテムなんですよ。
重曹はトイレのどこを掃除できる?黄ばみは落とせる?
トイレのなかで重曹が使えるのは、便座やドアノブなど「肌が触れる場所」と「便器内」です。
肌が触れる場所
重曹の「①油汚れに効く」特徴を活かせば、便座やドアノブ、トイレットペーパーホルダーなど肌が触れる場所についた皮脂汚れを落とせます。
便器内
「②研磨効果がある」ので、便器内についた軽い黄ばみ汚れなどは簡単に落とせます。重曹の顆粒はやわらかいので、表面のコーティングを傷つける心配もありません。静菌作用で便器内に汚れが広がるのを抑えられて一石二鳥ですよ。
重曹でトイレ掃除をする方法は?
重曹は肌が触れる場所を掃除するときと便器内を掃除するときで、少しだけ使い方が異なります。どう使うか見てみましょう。
肌が触れる場所を掃除する場合
- 必須
- 重曹
- 空のスプレーボトル
- 布巾
重曹水を作る
スプレーボトルに水200mlにたいして重曹を小さじ2杯入れ、振ってよく混ぜる。
拭き掃除
あとは皮脂汚れが気になる部分に洗剤のように吹きかけて、トイレットペーパーで拭き取る。
肌が触れる場所を掃除するときは、重曹を水と混ぜて「スプレー」にすると便利。簡単にキレイになりますよ。
便器の内側を掃除する場合
- 必須
- 重曹
- ブラシ
便器内の水位を下げる
トイレブラシを奥の方に入れて上下させると、水位が下がる。
ブラシに重曹をふりかける
こぼしても大丈夫なように便器内でブラシに重曹をふりかける。
便器内をこする
汚れに重曹をこすりつけながら、便器内をまんべんブラシでこする。
流す
そのまま洗い流せば完了。ブラシもしっかりすすぐこと。
ふだんの軽い掃除なら、便器のなかに重曹をふりかけてブラシでこするだけでも大丈夫です。
重曹をトイレ掃除に使うときの注意点は?
トイレ掃除に重曹を使うときは、1点注意が必要です。
これだけ便利ならと、床や壁などの掃除にも使いたいところですが、これらの場所に使ってもあまり効果がありません。
というのも、床や壁についている汚れは飛び跳ねた「尿」がほとんど。尿汚れは重曹とおなじ「アルカリ性」の性質をもつため、うまくふやかせません。
汚れを落としたいなら、重曹ではなく「クエン酸」を使いましょう。トイレに重曹とクエン酸のスプレーをそれぞれ用意しておくと、使い分けられて便利ですよ。
重曹でトイレのイヤな臭いを消臭!
重曹は掃除で汚れを落とすだけでなく、ニオイ物質を吸着し消臭してくれる優れものでもあります。
その性質を活かせば、重曹をトイレの消臭剤としても活用できます。トイレに充満する臭いを吸い込んで消してくれますよ。
お皿やビンなどに粉のまま盛り付けて置くだけなのでとっても簡単。3ヶ月ほどは効果が持続し、使い終わったらそのまま掃除に使えるのでムダにもなりません。
ただし、市販の消臭剤や芳香剤ほどの効果はないことは覚えておきましょう。
重曹でトイレ掃除をして臭いや汚れを抑えよう
トイレは毎日家族みんなが使う場所。それだけにキレイに保っていてもすぐに汚れてきてしまいますね。
重曹をうまく取り入れれば汚れを落とせるうえ、菌が広がるのも防止でき、トイレをキレイな状態に保てます。
重曹はさまざまな掃除に活用できる優れもの。特徴を理解して、トイレ以外の掃除にも使ってみてくださいね。