心なしか浴槽が黄ばんできた気がする…。今回は、そんな浴槽にできた黄ばみをどうやったら落とせるのか、原因と対処法をご紹介します。
もくじ
浴槽に黄ばみができる原因は2つ
長いあいだ使っている浴槽が黄ばんでくるのは、おおきく次の2つの原因が考えられます。
① 水垢などの汚れが固まった場合
お湯のたまる水位線あたりが重点的に汚れている場合はこの原因が考えられます。
② 経年による劣化・入浴剤などの色素の沈着
10年以上使っていたり、浴槽が全体的に黄ばんでいたりするなら、経年によるものと考えられます。この場合の黄ばみを落とすのはむずかしいといえます。
どちらが原因の場合でも、次に紹介する方法で黄ばみ落としにチャレンジしてみましょう。
浴槽の黄ばみの落とし方|準備する道具は?
黄ばみの原因になる水垢汚れは、普段よく使うお風呂用の洗剤(中性洗剤)では落とせません。
用意するのは『ジフ』や『ホーミング』などの商品名で有名な「クレンザー」です。クレンザーは研磨剤が入った洗剤で、水垢のザラザラとした汚れもこすり落とせます。
スーパーやドラッグストアなどどこでも手に入るので、1本用意しておくと水垢掃除に便利ですよ。
一口にクレンザーといってもさまざまな種類があり、「浴槽用」のクレンザーというのが販売されています。ドラッグストアなどでぜひ確認してみてください。
浴槽の黄ばみの落とし方|正しい手順は?
クレンザーを使って黄ばみを落とす方法はとても単純です。次のステップで実践してみましょう。
クレンザーをかける
汚れやすい水位線を中心に、クレンザーをふりかける。
スポンジでこする
よく絞ったスポンジの柔らかい面でやさしくこするのがポイント。
シャワーで流す
洗剤がなくなったら流し、落ちていなければまた洗剤を付け直してこする。
クレンザーは研磨剤なので、力を入れすぎると浴槽が傷むことがあります。力を入れすぎずやさしくこするのが1番のポイントです。
浴槽の黄ばみの落とし方|しつこい黄ばみは「クエン酸」と組み合わせて落とす
黄ばみの原因となる水垢は水道水に含まれるミネラル分が固まったもの。アルカリ性の性質がある汚れなので、酸性のクエン酸で中和し、ふやかすことができます。
クエン酸は自然由来の成分なので、小さい子供がいるおうちでも安心して掃除できますよ。
クエン酸水をつくる
水200mlにクエン酸小さじ1を加え、スプレーボトルに詰める。
キッチンペーパーでパックする
浴槽にキッチンペーパーをあて、クエン酸水をいれたスプレーで湿らせ2時間ほど待つ。
こすり落とす
つけおきに使ったキッチンペーパーでそのままこすり落とせば完了。
これにクレンザーを組み合わせると効果的。ゆるんだ所をクレンザーの粒がぐいぐい剥がし取ってくれます。
浴槽の黄ばみの落とし方|こすっても黄ばみが取れないときは?
紹介した方法で取れない場合は、経年劣化などが考えられます。ムリにこすると傷がつく可能性があるので早めに見切りをつけましょう。
10年以上使っている、ピンクなどの濃い色の入浴剤を頻繁に使っている、などの心当たりがあれば色素沈着も考えられます。
自宅で黄ばみを落とすのは限界があるので、ハウスクリーニングなどのプロに相談してみましょう。
浴槽の黄ばみの落とし方|おすすめのクリーナー4選
浴槽にできた水垢由来の黄ばみを落とすのに使えるクレンザー。種類がたくさんありますし、そのほかにも水垢に有効な洗剤がたくさんあります。お風呂用なら浴槽が傷む心配もないので、とても便利ですよ。
『ジフ バスクリーナー』(ユニリーバ)
キッチンで使うクレンザーで有名な「ジフ」シリーズにはお風呂の掃除に向いたバージョンがあります。浴室用なら傷を残す心配もなく、こびりついた汚れをスッキリ落とせますよ。
『茂木和哉 バスタブ用』(茂木和哉)
水垢掃除用の洗剤で名高い「茂木和哉」ブランドにもバスタブ用の商品があります。業務用としても使えるくらいに汚れ落ちがいいのでガンコであきらめていた黄ばみがスッキリと落とせますよ。
『ハイホーム』(日本珪華化学工業)
自然由来のクレンザーとして長く使われている商品が「ハイホーム」です。手肌にやさしく、小さな子どものいるおうちにも安心ですね。お風呂だけでなく、キッチンなどの水回りならどこでも活躍します。
浴槽の黄ばみは予防できる?
苦労して黄ばみを落としたら、あとはキレイな状態が長く続くように水垢ができない工夫をしたいところ。
ただ、水回りに水垢はつきもので、徐々に黄ばんでくるのはしかたのない部分もあります。
長く使っているとどうしても汚れが蓄積されるので、半年に1度くらいのペースで浴槽の重点掃除をしましょう。
道具を使っていつもよりていねいな掃除をすることで、水垢を予防できますよ。
浴槽の黄ばみを落とすのは「原因」の見極めがポイント
こすってもなかなか落とせない浴槽の黄ばみ汚れ。何回か繰り返してみても落とせない場合は経年による傷みが原因かもしれません。
どうしても落ちないものは無理せず、業者に見てもらうことも検討しましょう。水垢由来の黄ばみであればクレンザーでキレイになるので1度ぜひ試してみてくださいね。