湿気が多いお風呂やトイレ、キッチンは油断しているとすぐにカビが発生します。特にタイルの場合は目地に入り込んで取れなくなってしまうのが厄介。
目地が真っ黒になって困っている人も多いと思いますが、掃除方法がわかればもう大丈夫。今回はおうちにある漂白剤を使ってタイルの目地にできたカビを真っ白に戻す方法をご紹介します。
もくじ
タイルの目地につくカビは落ちにくい!その理由は?
タイルの目地に入りこんだカビは特に落としにくい汚れのひとつ。その原因は大きくわけて2つあります。
奥まで根を張っている
カビはデコボコした目地に入り込んで定着します。カビは根を張るように奥まで入りこみ、目に見える黒いシミとなって現れます。
洗剤をかけてこすっても退治できるのは表面のカビだけで、奥まで入り込んだものまでは落とせないのです。
洗剤が効きにくい
タイルの表面がツルツルしていることもカビを取りにくい理由のひとつ。タイルに洗剤をかけても垂れてしまって、洗剤の浸透力が悪くなってしまうんです。
タイルのカビを退治するには、洗剤が力を十分に発揮できるように工夫する必要があります。
タイルの目地のカビ取りに必要な道具
- 必須
- 『カビキラー』などの塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- ラップ
- 片栗粉
タイルの黒カビを落とすには『カビキラー』などの塩素系漂白剤を使います。塩素系漂白剤はカビが張った根の色素を分解して真っ白にする力をもっています。スプレータイプのものが使いやすいので用意しておきましょう。
あとは、洗剤が肌につかないようにゴム手袋をつけるなどの配慮をすると安心です。
タイルの目地のカビの取り方は2通り!
タイルのカビを奥からしっかり落とすには、「パック」をして漂白剤を密着させることがポイント。2通りのやり方があるので簡単にできそうなものを選んでください。
ラップでパック
簡単にできるのがラップでパックする方法。ゴミが出るのがデメリットですが、広い範囲も簡単にキレイにできるのが特徴です。
目地をめがけて漂白剤をかける
目地のカビを中心に漂白剤をかける。
漂白剤をラップでおおう
漂白剤が流れないように上からラップをかぶせる。ラップの上から指で押して漂白剤を広げると浸透力アップ。
5分ほど放置する
汚れがひどいときは放置する時間を長めにとる。
ラップをとり、すすぐ
ラップを外して、シャワーなどで流す。足にかからないように注意する。
塩素系漂白剤を使うときは、こすり洗いする必要はありませんよ。
一度で落ちないときは、何回か繰り返すことで少しずつ薄くなるので根気強くチャレンジしてくださいね。
片栗粉ペーストでパック
カビが狭い範囲に集中してできているときにおすすめなのが、片栗粉ペーストを使う方法です。
漂白剤のペーストをつくる
洗面器などの器に5回ほど漂白剤をスプレーし、片栗粉を少しずつ加えてペースト状にする。
黒カビに塗り込む
ゴム手袋を着用し目立つ場所を中心に、指で塗り込む。
放置し、すすぐ
5分ほど放置してからシャワーで流せば完了。
準備に少し手間がかかりますが、すすいだあとの片付けがないのでラクちんです。
タイルの目地のカビに効くおすすめの洗剤2選
おうちにあるものを活用してタイルのカビ退治ができますが、もっと手軽に落としたいときは便利な専用洗剤を使ってみるのもおすすめ。
狙った場所にピンポイントで塗り込める「ペンタイプ」の洗剤が効きますよ。
『ゴムパッキン用カビキラー』(ジョンソン)
カビ退治におなじみのカビキラーにはゴムパッキン用バージョンもあります。ゴムパッキン用はペン型をしており、壁にも塗りやすいジェルタイプ。タイルの目地に塗っても垂れずに使えますよ。
『カビとり一発』(鈴木油脂工業)
広い範囲のカビ取りをしたいときは業務用の大容量パックを選んでみるのも。カビ取り一発は業務用で使われているだけあって漂白力も抜群。真っ黒のカビもスッキリ真っ白に戻してくれますよ。
タイルの目地につくカビは予防できる?
タイルの目地にできたカビを退治したら、再発させないためふだんからの予防も大切。
カビは「熱に弱い」という性質を持っています。50℃ほどの熱いシャワーをかけるとすぐに死滅するので、週に1回ほど壁全体にかけておくだけでカビの予防ができるんです。
特別な道具も必要ないので簡単にキレイな状態を保てますよ。
タイルの目地にできたカビを消して快適な空間に
タイルにカビができていると、どうしても目についてしまいます。せっかくの気持ちいバスタイムが台無しになりますよね。
そこで、タイルの目地にできたカビはしっかりと漂白してキレイにしましょう。
目地まで真っ白にもどれば、暗く感じていた場所でももっと明るく気持ちのよい空間になりますよ。