洗濯機の乾燥機能は日々の家事をラクにしてくれるすぐれもの。頻繁に利用しているおうちも多いですよね。
しかし、数年使い続けていると、乾くまでに時間がかかるようになってくることも。
そんなときは少し手入れをして本来の機能を取り戻してあげましょう。
もくじ
乾燥機付きの洗濯機を使っても乾かない原因は?
乾燥機付き洗濯機がだんだん乾かなくなり、時間がかかるようになるのは、ほとんどの場合故障ではありません。
乾燥の効率が落ちているだけで、洗濯物を詰め込みすぎていたり乾燥機のなかに汚れが詰まっていたりなどの原因が考えられます。
簡単にできるお手入れ方法や効果を高めるコツがあるので、チェックしていきましょう。
乾燥機付き洗濯機の「乾かない」を解消するには?
乾燥機の性能を100%発揮するには、「① 掃除でなかの汚れを取り除く」か「② 換気で湿気をうまく逃がす」のが効果的。使うときはいつもこの2つを意識できると乾燥が早まりますよ。
① 掃除する
洗濯物からは糸やホコリなどがいっぱい出ています。このゴミを取らずにずっと使っていると内部や排水ホースなどに詰まってトラブルを起こしてしまうんです。
②湿気の逃げ道をつくる
乾燥機は洗面所の乾いた空気を吸い込んで温かい風を作り、湿った空気を排出して洗濯物の水分を飛ばしています。なので、洗面所が湿っぽいと効率が悪くなります。
乾燥機付き洗濯機を掃除して「乾かない」を防ぐ
乾燥機付き洗濯機ではこまめなフィルター掃除が欠かせません。
「乾燥フィルター」「洗濯槽のパッキン」「糸くずフィルター」の3ヶ所に詰まったゴミを取り除きましょう。
乾燥フィルター
乾燥機能を使ったときに出た糸くずやホコリは、洗濯機上部にある乾燥フィルターに集められます。
まずは乾燥フィルターを引き出し、引っかかったホコリを取り除きましょう。洗濯機側にもホコリが詰まっていたら、歯ブラシなどでできるだけ取り除きます。
洗濯槽のパッキン
意外と見落としがちなのが、扉周りについているパッキンの汚れ。乾燥を使うと風で追いやられたホコリなどがパッキン裏に集中してたまっていくんです。
雑巾やティッシュなどを使ってゴムをめくって、びっしりとついたホコリを拭き取りましょう。
糸くずフィルター
洗濯のときに出るゴミをキャッチするのが洗濯機下についている糸くずフィルター。ゴミがいっぱいたまっていると排水がうまくできず、乾燥時間が長引いてしまう場合もあるんです。
ゆっくりと引き出して、ティッシュなどでゴミを取り除きましょう。
換気をして乾燥機付き洗濯機の「乾かない」を防ぐ

ゴミを取り除いたら、準備は完了。あとは日々使うときに乾燥の効率が上げるよう「湿気の逃げ道」をつくってあげてください。
扉や窓を開けて風通しをよくするだけで大丈夫です。
こうすることで排出された湿った空気が外に流れ、新鮮な空気を吸い込んで乾燥に使えるようになります。
乾燥機付き洗濯機を手入れしても乾かないときは…
掃除をしても洗面所の風通しをよくしても乾きがよくならない場合は、洗濯機の内部に原因があるかもしれません。
電子部品の故障などの原因も考えられるので、專門の修理業者に依頼しましょう。
困ったときはまずメーカーや購入したお店に問い合わせるといいですよ。すぐに対処し、元通りに直してくれます。長期保証サービスを提供していることも多いので、事前にレシートや保証書を用意しておくとスムーズです。
縦型の乾燥機付き洗濯機で乾きが悪いのは仕方ない…?

乾燥機付き洗濯機には縦型のものもあります。こちらの場合はそもそも乾きが悪いことも。
縦型洗濯機には「衣類を完全に乾燥させる」機能のものもありますが、「風で大まかな水分を飛ばす」程度の乾燥機能しかないものも多いんです。
時間をかければ完全に乾くかもしれませんが、本来の使い方ではないので時間がかかります。一度取扱説明書を確認し、完全乾燥できるタイプか確認してみてください。
乾燥機付き洗濯機で「乾かない」ときは簡単なお手入れで解消!

洗濯乾燥機は洗濯にかかる時間をぐっと短縮してくれる便利な家電ですね。
頻繁に使っていた乾燥機能の調子が悪いと、家事にかかる時間もどんどん伸びてしまいます。時間を確保して念入りにお手入れしましょう。
原因を突き止めて解消できれば、乾燥機能が復活しますよ。