気温が上がってくると、部屋を快適に保つために活躍するエアコンの冷房。夏真っ盛りだと毎日何時間も使っているおうちもありますよね。
ただ、効きが悪くなってきたかも…?と思うことも出てきているのではないでしょうか。
そこで今回は、エアコンの風が冷えない…というときに使えるテクニックをご紹介します。
もくじ
エアコンが冷えない原因は?
エアコンからぬるい風しか出ないときは、故障かな…?と不安になってしまいますよね。
しかし、ほとんどの場合は故障ではなく、ただ冷房効率が落ちているだけで、原因を取り除けば簡単に元通りになります。
エアコンが冷えない原因にはいろんな可能性が考えられますが、大きく「室内機の不具合」と「室外機の不具合」の2つがあります。それぞれ順にチェックしていきましょう。
エアコンが冷えない時|①「室内」機を確認
まずは室内のエアコン本体に問題がないか確認しましょう。
室内機で見るポイントは「フィルターが汚れていないか」「冷気の向きが偏っていないか」の2点。どちらも簡単に対処できますよ。
フィルターが汚れていないか
エアコンはお部屋の空気を取り込んで温度を調節し、吐き出しています。そのため、空気中のホコリなどがどんどんフィルターにたまっていきます。前面パネルを開いて、ホコリまみれになっていないか確認しましょう。
ホコリがいっぱいになっていたら、フィルターを取り外して掃除機で吸い取ります。エアコンも軽く拭き掃除してホコリを取り除いて元に戻したら完了。これだけでもエアコンの冷房効率がぐっと上がりますよ。
冷気の向きが偏っていないか
風の吐き出し口を確認し、下向きで固定されていないか確認しましょう。下向きなら上向きに変更すると冷房効率が上がります。
冷たい空気は温かい空気よりも重く、部屋の下にとどまります。サーキュレーターなどを使ってかき混ぜるようにすると、お部屋全体がまんべんなく冷やせます。
エアコンが冷えない時|②「室外」機を確認
室内機の確認をしたら念のため室外機もチェックしましょう。
室外機は室内の空気を外に排出するはたらきがあります。ふだんあまり意識することはありませんが、室内機と同じくらい重要なんですよ。
室外機の前にモノを置いていないか
室外機のファンの前に植木鉢などを置いていると、風通しが悪くなって熱の排出がうまくできなくなります。
室外機の前はもちろん、できるだけ風通しがよくなるように周囲のスペースも空けておくのがおすすめです。
室外機が温まっていないか
室外機に直射日光があたっていると、室外機自体が温まって熱の排出がスムーズにいきません。
すだれなどを掛けて日陰をつくってあげましょう。おうちに差し込む日差しも制限できるので冷房の効きがぐっとよくなります。
エアコンがどうしても冷えないときは?
そもそもエアコンが動かない場合や、紹介した対処法を試しても直らない場合は内部に不具合が起きているのかもしれません。
エアコン内部の修理はムリに行うとさらに故障する原因にもなるので、業者を呼んで点検してもらうのがおすすめです。
購入したメーカーや施工した工務店、管理会社に連絡して修理を依頼しましょう。通常使用の範囲内であれば、修理代もそれほどかかりませんよ。
エアコンが冷えないときの対策グッズは?
エアコンの効きを保つためには、手入れが大切。市販のアイテムを取り入れると簡単ですよ。
『エアコン洗浄スプレー』(アース製薬)
このスプレーはフィルターを外した奥に吹きつけるだけでエアコン内部の洗浄ができるすぐれもの。エアコン自体を分解しなくてもいいので手軽にできる上、故障の心配もありません。除菌作用もあるのでイヤな臭いを防げますよ。
『エアコン室外機カバー』(ロイヤル通販)
エアコンの室外機を直射日光から守るには、ひさしをつけるだけでも効果があります。カバーは日光だけでなく、雨がかかるのも防いでくれます。冬は雪からも守ってくれるので室外機が長持ちしますよ。
エアコンが冷えないのは「内」と「外」に原因がある!
とくに暑いシーズンでエアコンが効きにくくなると、居心地が悪くて困ってしまいますね。
効きが悪く感じるのはほとんどは故障ではなく、冷房効率が落ちているだけです。エアコン本体と室外機の状態をチェックして改善すれば、また冷たい風がでてくるようになります。
過度に温度を下げる必要もなくなって節電にもつながるので、定期的にエアコンの状態をチェックしてくださいね。