おうちのなかを快適に保つため、エアコンは欠かせません。でも、そんなエアコンを起動させるのに必要なリモコンが効かなくなってしまったら…?
今回は、エアコンのリモコンが効かなくなった場合に、故障しているかを確認する方法とその対処法についてご説明します。
もくじ
エアコンのリモコンが効かないのは故障?
真っ先に電池の交換を試す人が多いと思いますが、それでもリモコンが効かないと、「故障かな?」と不安になりますよね。
エアコンのリモコンは、電池不足のほかにちょっとした不具合や操作ミスで使えなくなることがあります。その場合は故障ではないので、おうちでも元に戻せますよ。
次から紹介する方法で不具合や操作ミスを解消してみてください。それでも動かないときは故障と考えましょう。
エアコンのリモコンが故障しているかを確認する方法
リモコンのトラブルと一口にいっても、「リモコン」の信号とそれを受け取る「エアコン本体」の両方に原因が考えられます。
まずはリモコンから「信号が出ているか」「その信号があっているか」の2点で故障しているかを確認しましょう。
リモコンから信号が出ているか
リモコンの先端からは、目に見えない「赤外線」が信号として出ています。この信号は、実はカメラを通すと確認できることが多いんです。
- スマホのカメラ機能を起動するiPhoneの場合はインカメラに。
- リモコンをカメラに向けるリモコンの先端(送信部分)をカメラ(携帯電話のレンズ部分)の方に向ける。
- ボタンを押して光るか確認リモコンのボタン(運転ボタン等)を押しす。リモコンが正常に動作している場合は、カメラに映ったリモコンの送信部分が光る。
上記を試して、送信部分が光らない場合はリモコンが正常に作動していません。
また、本体の応急運転スイッチを使ってリモコンの不具合を確認する方法もあります。本体についているスイッチを押して、リモコンなしでも運転ができるようならリモコンの不具合が原因です。
リモコンの先端が光って信号が確認できるようなら故障ではなく、次の原因かもしれません。
信号があっているか
リモコンは1台で複数機種のエアコンに対応していることが多く、なにかの操作の拍子に別の機種向けに切り替わっている場合があります。つまり、信号を送ってもエアコンが解釈できず、反応しない状態です。
まずはリモコンのパネルを開き、リセットボタンを押しましょう。リセットしても効かないときは取扱説明書を見ながら、機種にあうチャンネルに再設定してもう1度反応がないか確認してみてください。
「信号が送られている」「設定も機種にあわせた」状態でもうまく機能しないようなら、リモコンではなくエアコンに原因がないか調べていきましょう。
リモコンが効かないのはエアコン側が原因のこともある?
紹介した方法を試してもリモコンが効かないときは、エアコン側に原因がないかチェックしていきます。
エアコンに強い光があたっているとリモコンから発信される信号がうまく読み取れません。まずは反射光などが直接あたってないか確認し、必要があれば光が当たらない状況をつくりましょう。
また、蛍光灯の種類によっては信号と干渉してうまく働かないケースもあります。新しい蛍光灯に取り替えたばかりなら、それが原因かもしれないので電気を消せばリモコンが効くかもしれません。
エアコンのリモコンが故障していたら?
最終確認のため電池を入れ直して再度リセットし、本体のコンセントも差し直して本当に動かないか確認してください。
それでもダメなら、故障の可能性がかなり高くなります。
リモコンは修理対象ではないことも多く、買い替えが必要になるかもしれません。メーカーサイトなどで3000円ほどで売られているので、買い替えて不便を解消しましょう。
リモコンの故障時でもエアコンが使える方法!
エアコン自体は問題ないのに、リモコンが壊れただけで使えなくなってしまうのは困りものですね。
そんなこともあろうかと、最近のエアコンにはリモコン無しで使える応急運転モードがついている機種が多いんです。前面パネル近くにあるボタンを押せば、応急運転が作動しますよ。
ただし、応急運転はあくまで緊急時のもの。設定温度を変えたりモードを切り替えたりといった操作はできないので、早めに新しいリモコンを用意してくださいね。
エアコンのリモコンが故障したらすぐの交換がおすすめ
リモコンが故障すると、エアコンが効かなくなってお部屋の居心地が悪くなりますね。我慢し続けると、体調を壊す原因にも。
基本的には「リモコンの信号」か、「エアコン本体の受信機能」の2点を確かめれば故障かどうかがわかります。
故障していることがわかったら、ためらわずすぐに新しいものに交換しましょう。新しいものに取り替えたら、ストレスなく思い通りに操作できますよ。